1.アンコ椿は恋の花(デュエット:宮崎雅)
2.涙の連絡船(同:岡千秋)
3.好きになった人(同:梶原茂,小林ジロー)
4.おんなの海峡(同:荒木とよひさ)
5.北の宿から
作詞:阿久悠
作曲:小林亜星
あなた変わりはないですか
日ごと寒さがつのります
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編んでます
女ごころの 未練でしょう
あなた恋しい 北の宿
吹雪まじりに汽車の音
すすり泣くよに聞こえます
お酒ならべてただひとり
涙唄など歌います
女ごころの 未練でしょう
あなた恋しい 北の宿
あなた死んでもいいですか
胸がしんしん泣いてます
窓にうつして寝化粧を
しても心は晴れません
女ごころの 未練でしょう
あなた恋しい 北の宿
6.大阪しぐれ
作詞:吉岡治
作曲:市川昭介
ひとりで 生きてくなんて
できないと
泣いてすがればネオンが ネオンがしみる
北の新地は おもいでばかり
雨もよう
夢もぬれます ああ大阪しぐれ
ひとつや ふたつじゃないの
ふるきずは
噂並木の堂島 堂島すずめ
こんなわたしで いいならあげる
なにもかも
抱いてください ああ大阪しぐれ
しあわせ それともいまは
ふしあわせ
酔ってあなたは曽根崎 曽根崎あたり
つくし足りない わたしが悪い
あのひとを
雨よ帰して ああ大阪しぐれ
7.ふたりの大阪
都はるみ・宮崎雅
作詞:吉岡治
作曲:市川昭介
頬よせあって あなたと踊る
別れに似合いの 新地のクラブ
泣かない約束 してたのに
おまえの背中が しのび泣く
残り
わずかな
この刻を
あゝ 抱きしめて ふたりの大阪
ラスト・ダンス
忘れはしないわ あなたのことは
瞼をとじれば きのうのようさ
二人で歩いた 御堂筋
そぼふる小雨の 淀屋橋
残り
わずかな
この夜を
あゝ思い出に ふたりの大阪
ラスト・ダンス
さよならいわせる 時間を停めて
ごめんよおまえに 幸せやれず
誰にも負けない 愛なのに
夜明けが静かに 幕を引く
残り
わずかな
この恋を
あゝ 抱きしめて ふたりの大阪
ラスト・ダンス
8.浪花恋しぐれ
都はるみ&岡千秋
作詞:たかたかし
作曲:岡千秋
芸のためなら 女房も泣かす
それがどうした 文句があるか
雨の横丁 法善寺
浪花しぐれか 寄席囃子
今日も呼んでる 今日も呼んでる
ど阿呆春団治
(セリフ)「そりゃわいはアホや 酒もあおるし 女も泣かす
せやかせ それもこれも みんな芸のためや
今にみてみい! わいは日本一になったるんや
日本一やで わかってるやろ お浜
なんやそのしんき臭い顔は
酒や! 酒や! 酒買うてこい!」
そばに私が ついてなければ
なにも出来ない この人やから
泣きはしません つらくとも
いつか中座の華になる
惚れた男の 惚れた男の
でっかい夢がある
(セリフ)「好きおうて一緒になった仲やない
あなた遊びなはれ 酒も飲みなはれ
あんたが日本一の落語家(はなしか)になるためやったら
うちはどんな苦労にも耐えてみせます」
凍りつくよな 浮世の裏で
耐えて花咲く 夫婦花
これが俺らの 恋女房
あなたわたしの 生き甲斐と
笑うふたりに 笑うふたりに
浪花の春がくる
9.危険な関係
10.夫婦坂
作詞:星野哲郎
作曲:市川昭介
この坂を 越えたなら
しあわせが 待っている
そんなことばを 信じて
越えた七坂 四十路坂
いいの いいのよ あなたとふたり
冬の木枯し 笑顔で耐えりゃ
春の陽も射す 夫婦坂
女なら 花ならば
咲くときも 散るときも
見ててほしいの あなたに
宿命あずけて 暮らしたい
いいの いいのよ 一間の部屋で
あなた待ってる 雪割草も
いつか芽をふく 夫婦坂
流れゆく 人の世の
哀しみに泣いたなら
杖になってね 抱いてね
肩を貸してね 背負ってね
いいの いいのよ ふり向かないわ
曲がりくねった 坂道だけど
ついてゆきます 夫婦坂
11.千年の古都
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
約束もなく 日が暮れて
衣笠山に 一番星です
蚊柱を追う 蝙蝠(こうもり)も
機織る音も 変わらないですね
夏は 火の車 抱いたまま
冬は 心に闇を 凍らせて
母が唄った 星の歌
あの星は あの星は
あなたにとって 何ですか
あぁ 時は身じろぎもせず
悠久のまま
あぁ 時は身じろぎもせず
悠久のまま
千年の古都
これほど星が 多いとは
玻璃(ガラス)の街で 忘れていました
根付の鈴を 嬉しさに
地蔵の辻で 鳴らしてみました
春は 秘めやかに 若葉雨
秋は 燃えたつような 曼珠沙華
母が祈った 流れ星
陽は昇り 陽は昇り
別離と出会い 繰り返す
あぁ 夢は老いることなく
悠久のまま
あぁ 夢は老いることなく
悠久のまま
千年の古都
あぁ 時は身じろぎもせず
悠久のまま
あぁ 時は身じろぎもせず
悠久のまま
千年の古都
12.つくしんぼ
作詞:水木かおる
作曲:市川昭介
破れ傘でも ふたりでさして
肩をすぼめて 歩く街
つくしんぼ つくしんぼ
人生一行 はみでたような
あなたの夢に つきあって
つくしんぼ つくしんぼ
わたしあなたに つくしんぼ
口もきかない けんかをしても
背中あわせの このぬくみ
つくしんぼ つくしんぼ
日ぐれはやっぱり お酒をつけて
よろこぶ顔が 見たくなる
つくしんぼ つくしんぼ
負けてうれしい つくしんぼ
ふたりだけしか 見えない橋が
架かっているのね この道に
つくしんぼ つくしんぼ
人生横丁 うしろにまわり
糸くずそっと とりながら
つくしんぼ つくしんぼ
春を呼ぶ呼ぶ つくしんぼ
13.古都逍遥
作詞:たかたかし
作曲:弦哲也
春爛漫の 嵐山
落花の雪に 踏み迷う
旅にしあれば 京洛に
君が眸ぞ 偲ばるる
ああ花も夢もかえらず
逢いたい逢いたい 今の君に逢いたい
夢かまぼろしか 祇園会は
濁世の闇に 赫々と
御霊を送る 大文字
哀れゆかしき 古都の夏
ああ花も夢もかえらず
逢いたい逢いたい 今の君に逢いたい
別離は人の 常なるを
銀漢冴えて 水清く
ゆきて還らぬ 紅唇よ
熱き心よ 今何処
ああ花も夢もかえらず
逢いたい逢いたい 今の君に逢いたい
逢いたい逢いたい 今の君に逢いたい
14.草枕
作詞:吉田旺
作曲:徳久広司
人の世の
夢にはぐれて 行きくれて
孤りつぐ酒 ひりひりと
やつれた胸に 傷口に
泣けよとばかりに しみわたる
振りむけば
咲かず終いの 恋いくつ
みれんほろほろ 盃に
おもかげ浮かべ のみほせば
やるせぬ想いよ とめどなく
歳月の
流れ行くまま 流れ去る
人の旅路の 儚さを
身にしみじみと 抱くとき
侘しや夜雨の 草枕
15.星屑の都会(まち)
16.ふるさとよ
作詞:荒木とよひさ
作曲:浜圭介
遥かなる 山よ河よ
この瞳 閉じれば 心の中に
故郷を 遠く離れ
ひとり たたずむ 夕やけ空に
こみあげる想いよ 愛しさよ
北国 浮き雲 母の顔
いつの日か帰ろう 星降る町へ
いつの日か帰ろう 心を連れて
涯しなき 時の流れ
胸に宿した 歳月の早さ
故郷をひとり離れ
歩き続けた 寂しい街で
こみあげる涙よ 切なさよ
雪国 せせらぎ 母の唄
いつの日か帰ろう 花咲く町へ
いつの日か帰ろう 心を連れて
こみあげる想いよ 愛しさよ
北国 浮き雲 母の顔
いつの日か帰ろう 星降る町へ
いつの日か帰ろう 心を連れて
いつの日か帰ろう あの故郷へ
いつの日か帰ろう 心を連れて
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