1.宝物
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
これが恋だと気づいた日から
君と上手に
話せなくなったっけ
意識して 戸惑って
臆病ですぐ下を向いてた
そんな私の
心の壁を君は
壊してくれたよね
あの時「できるよ」って
言ってくれたから
胸の奥ギュッと響いて
がんばれる気がしたよ
恋しくて泣いた日も
愛しくて触れた日も
忘れないよ 今もずっと
輝いてるよ
隣で笑った日も
遠くで願った日も
君と知った気持ちすべてが
大事な宝物
私が一人悩んだ時も
立ち上がる時も
弱音吐いた時も
いつでも君がいた
夕日が長い影
つくる帰り道
君の背中 見つめながら
「ありがとう」溢れるよ
会いたくて泣いた日も
待ちわびて触れた日も
目を閉じれば 思い出して
切なくなるよ
みんなで笑った日も
二人で願った日も
君と知った気持ちすべてが
消えない宝物
少し前を歩く君が
ふと足を止め振り返る
目が合って 笑いかけて
これからも
そばにいたいと願うよ
恋しくて泣いた日も
愛しくて触れた日も
忘れないよ いつも君を
想っていたよ
恋しくて泣いた日も
愛しくて触れた日も
忘れないよ 今もずっと
輝いてるよ
隣で笑った日も
遠くで願った日も
君と知った気持ちすべてが
大事な宝物
消えない宝物
2.高鳴る
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
いつからだろう
あなたの指が
きれいだと知ったのは
この気持ちに気づいたのは
惹かれていく速さに
ついていけないから
臆病な心が
ブレーキをかけるよ
ふと目が合って
…何か話して
あなたに見つめられると
私は動けなくなる
高鳴る鼓動で壊れそう
つかまれた腕 引き寄せられて
抑えられない 伝わらないで
あなたを好きだと
感じた痛いほど
息もできない 恋のはじまり
戸惑うまま
あなたの腕の中
そっと目を閉じた
これからどうなるんだろう
傷つくのは恐いのに
好きになり過ぎればつらいのに
もうだめだよ
こんな気持ち
冷たい風
…季節が変わる
どうして 泣きそうになる
これ以上 抱きしめないで
あなたの笑顔が愛しくて
近づいた声 触れた感覚
秋の夕暮れ 落ち葉が舞って
走り出した恋
気持ちは止まらない
感じる想い 信じてもいい?
初めて恋しい人の
香りを知ったその時が
いつまでも消えない
瞬間になる
高鳴る鼓動で壊れそう
つかまれた腕 引き寄せられて
抑えられない 伝わらないで
あなたを好きだと
感じた痛いほど
息もできない 恋のはじまり
3.それでも私は
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
考えたって答えなんか
出ないのに
また考えて思い出して
好きになっていく
幸せってたぶんそれは
手をつないで
当たり前にあなたと
歩けることだろう
あなたのこと
信じること怯えながら
迷いながら抑えながら
今も心はあなたを
思うばかり
二人出会えたことが
本当に良かったのかは
わからない
それでも私はまた
あなたに会いたいと
思ってしまうのでしょう
好きになっちゃ
いけないって思うこと
たぶんそれは
好きになった証だろう
何か一つ満たされたら
次の何か
欲しがるから望むから
きっとあなたの
そばにはいられなくなる
幸せになるための
相手はあなたじゃ
ないかもしれない
それでも私はまた
あなたのずるさも
許してしまうのでしょう
ただただ
苦しくなるだけなのに
そばにいたいと
願うのだろう
二人出会えたことが
本当に良かったのかは
わからない
それでも私はまた
あなたに会いたいと
思ってしまうのでしょう
あなたを愛しいと
思ってしまうのでしょう
4.ねぇ
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
ねぇ君は今だれを想っているの?
私は君を想っているよ
窓を開けると感じた
Ah 夜のにおい
今だれの顔が
心の中に浮かんだ?
冷たい雨 ずぶ濡れに
なってた私に
君だけがその手を
差しのべてくれたんだ
なぜいつも君なんだろう
支えてくれる人は
そのたび
また好きになっていく
ねぇ何しても君に会いたくなるよ
好きになるって苦しいんだね
嬉しくなるのも切なくさせるのも
いつでも理由は君だけだよ
素っ気ない態度してまた
今日が過ぎていく
本当は嫌になるくらい
君が気になるのに
どうして好きな人に
素直になれないんだろう
いつでも
淋しさの裏返し
ねぇ気づいてほしいよ
平気だよって
伝える時ほど泣いてること
見上げた夜空
星が綺麗なだけで
ここに君がいてくれたらって
そばにいられたなら
ねぇ君は今だれを想っているの?
どうしてこの気持ち抑え切れないの?
ねぇ何しても君に会いたくなるよ
好きになるって苦しいんだね
嬉しくなるのも切なくさせるのも
いつでも理由は君だけだよ
今君を想ってるよ
ねぇ会いたいよ
5.二人なら
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
思えばいつも
苦しい時そっとそばにいて
悩んだ時は
話聞いてくれた
私はいつも
言葉ばかりを欲しがるけれど
後から気づく
いつも本当は
心配してくれていたね
何度助けられたか
わからないくらい
lalalala...
「大丈夫だよ」
その一言が
魔法みたいに私を包む
恐いものなど
何もないんだと
本当にそう思えたの
あなたの声がいい
その手が好き
外へと出ると
あなたが左手を横に出す
手を繋ぐつもりで
いてくれる
それが嬉しくて
私はその左手に
右手を伸ばす
lalalala...
どんなものにも
敵わないんだ
その温もりに安心するよ
笑ってる日も
涙の日にも
いつもあなたがいてくれた
その手でその腕で
包まれてた
その手に抱きしめられると
居場所はここなんだって思える
他にはない場所
「大丈夫だよ」
その一言が
魔法みたいに私を包む
恐いものなど
何もないんだと
本当にそう思えたの
あなたの声がいい
その手が好き
その左手が私の右手
繋いでくれる
何度重ねても
嬉しくなるよ
何があっても
いつもあなたの味方になる
信じるこの気持ち
もらったから
二人なら越えていける
6.蛍
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
梅雨の真ん中
今日は雨上がり
生温い風
静かな夜道を
通り抜ける 夏が近い
光り輝き
この目を奪い
手にしたくなる
触れてみたくなる
あなたはこの蛍のよう
もういいかい まだみたい
もういいかい その心
あなたの気持ちが見えない
望むほど苦しくなる
それでも嫌いになれない
ふわりふわりと
宙を舞う蛍
少し離れた場所から
見るのが一番いい
そっと そっと
つかめない 届かない
つかめない その心
'自分だけが思っている'
感じると泣きたくなる
同じ気持ちにはなれない
もういいかい まだみたい
もういいかい その心
あなたの気持ちが見えない
望むほど苦しくなる
それでも嫌いになれない
'自分だけが思っている'
感じると泣きたくなる
あなたの気持ちが知りたい
あなたの気持ちが見えない
(梅雨の真ん中
今日は雨上がり
生温い風
静かな夜道を)
それでも嫌いになれない
(静かな夜道を
通り抜ける
夏が近い)
(今日は雨上がり
夏が近い)
7.きっと
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
きっと今夜もあなたから
連絡はこないのに
眠れないの 待ってしまう
そっと言われたあの言葉
この耳から離れない
期待したくないのに
会いたい時に
会いに来てくれるような
人じゃないって
そう初めからわかってたのに
どうしてこの心は望むんだろう
きっとあなたは誰にでも
あんなふうに優しい
あんなふうに見つめるんだろう
きっとあなたは
今頃私のことを忘れてるの
それなのになぜ
思い出しては
こんなにこの心は恋い焦がれる
そっと決めた あと五分
連絡がこなければ
今度こそ もう眠ろう
8.瞬間
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
この時間の中にずっと
いられたら
明日なんかいらない
こんな幸せがあったなんて
大げさだけどね
今まで生きてきて
よかったな なんて
本当に思ったの
こんな気持ちになれたことが
私の幸せなの
心に刻み込みたい
あなたとの瞬間
今覚えておきたいの
あなたに愛されたこと
いつからかあなたが笑って
あぁこの顔
見ていたい 嬉しいなって
思うようになってたよ
毎日が楽しくてそれで
十分だって
思ってたのに 日に日に
また会いたくなる
一緒に過ごすほどに
気持ちは強くなるんだね
思い出が増えるほどに
少し恐くなる
あなた以上の人など
きっともう出会えないから
形には残らないものだから
だから何度も
確かめたくなるのかな
心に刻み込みたい
あなたとの瞬間
今覚えておきたいの
あなたに愛されたこと
欲しいものなんてないよ
あなたの気持ちが
伝わってくる
この瞬間よりも
幸せなものなどないの
生涯 消えない時を
あなたと刻んでいるよ
9.溢れる
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
あなたの髪
あなたの眉
何度も撫でてみる
あなたの指
あなたの腕
何度も触れてみる
あなたを確かめて
溢れる 愛しい気持ちが
今が 私の永遠になる
誰かのこと
こんなふうに
見つめる日が来るなんて
あなたに触れてみる
10.金魚すくい
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
プラスチックの箱の中 今日も泳ぐ
毎日覗き込まれては 逃げ回って
私に触れたってすぐに 網は破れ
またこの水溜まりへと たたきつけられる
期待なんて言葉は 忘れてしまった
何も感じない 日常を泳いでた
そしてあなたが 目の前現れた
狭い狭い水溜まりから
あなたが私を すくってくれたの
偶然でもいい その網で
すくってくれたの
あなたが運ぶ 透明な小さな袋
広い広い世界が 次々見えてきた
この深い藍色は あなたの浴衣
ヨーヨー片手に 走り去る子供達
一瞬にして 花火が空染める
プラスチックの水溜まりから
出てしまうとね 残された時間は
短くなるけど この世界
見れてよかったな
狭い狭い水溜まりから
あなたが私を すくってくれたの
偶然でもいい その網で
すくってくれたの
すくってくれたの
11.花火
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
カランコロン カランコロン
下駄の音
水たまり 団扇 六人
出掛けた夏の夜
君は白い浴衣 髪飾り
話し掛けられるたびに
君を上手く見れず
静かだった空に
一つ響いた音に
人々は足早になる
人込み 河川敷
黄色い花火が広がる空の下
振り返るたび君を探す
水風船や金魚すくいや
飛び交う大きな声に
屋台が続く道
いつもと違う町
いつもと違う夜
ふと変われそうな気がした
すれ違う人に
君が押し流されてしまわぬように
話し掛けて隣を歩く
この花火の夜
思い出にだけして
終わらせたくない
夏が行く前に
人込み 河川敷
真っ赤な花火が広がる空の下
君の手を握り走り出す
12.安らげる場所
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
何でも揃ってるなんて
たいしたことじゃないよ
大切なのは
人の痛みがわかる心
口に出したくない
そんな部分がきっと
一番その人を輝かせてる
自信がなくて心を痛める
そんな気持ちが癒えますように
たくさんの喜びをくれた
あなたに私は
今何ができるんだろう
あなたが安らげる
場所になりたい
少しだけでいい
少しその顔が見たい
安心するから
たった五分でも
誤解されたり
後ろ指さされた時も
信じてくれた
いつの日もわかってくれる
あなたがいるだけで
こんなにも切なくてあたたかい
気持ちになる
たくさんの喜びをくれた
あなたに私は
今何ができるんだろう
あなたが安らげる
場所になりたい
13.戸惑い
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
上がった息を整えて
行ってしまった
終電を見送って
芽生える戸惑いの感情
海浜公園の遊歩道
二人歩いて
いつもより少し
強引に感じるのは気のせい
明かりの消えた
観覧車 湾岸線
始発まであと四時間
戸惑う理由は
恐いの惹かれて
偶然に触れるだけで
鼓動は脈を打つ
好きになってもいいの?
対岸に広がる
夜の高層ビルは
航空障害灯
赤く点滅を続けてる
聞きたい言葉
はぐらかすような返事
もっと知りたくなるのに
空気もあなたも
いつもと違う
誰にでもこんなもどかしい
気持ちになるわけじゃない
気づいてほしい心
涼しい夜風に
背中を押される
偶然に触れるだけで
鼓動は脈を打つ
好きになってもいいの?
誰にでもこんなもどかしい
気持ちになるわけじゃない
進んでしまう心
静まる音
高鳴る胸
近づく距離
時が止まる
14.卒業
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
告げられなかった恋だけど
草木が春色に染まる
「卒業」この言葉響く
季節が来た
こぼれるほどに咲いた桜
あなたとの思い出と共に
焼き付いてく
あまりにもきれいすぎて
思い出すんだろう
何年先も
告げられなかった恋だから
こんなにも心に残るの?
あなたは覚えて
ないかもしれない
私には嬉しかった言葉
思い出すたび何度も
私の勇気になったよ
ありがとう
下ばかり見てた私に
あなたが自信をくれたから
顔を上げることは
前を見ることは
こんなに気持ちいいんだって
あなたが教えてくれた
告げられなかった恋だけど
こんなにも心に残るよ
嬉しさ切なさありがとう
春の風がこの背中押す
ずっと忘れない
ずっと忘れない
あなたを好きになったこと
さぁ歩き出そう
さぁ歩き出そう
今あなたからの卒業
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