1.君が呼ぶのなら
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
淋しそうな声で
君が僕を呼んだ
静かな夜はもう
二時を回ってる
首都高の右手に
今日も東京タワー
ここを通るたび
アクセル強く踏む
急に会いたがったり
急に突き放したり
どうしたいんだろう
何がそうさせてるの
君が呼ぶのなら
いつでも会いに行くよ
君が泣くのなら
僕が抱きしめるから
そんなふうに気持ち
はからなくていいんだよ
降りた一般道
続くテールランプ
ブレーキ踏みながら
君の顔が浮かぶ
君を思う毎日
こんな関係いつまで
続いていくんだろう
出口は見えないまま
それなのに今日も
そばにいたいと願う
そして気まぐれに
また君が僕を呼ぶ
一瞬でも君が
僕を求めるならいい
いつまでもこの先ずっと
このままでいいわけじゃない
でも そばにいるだけで
いいんだよ 今は
それは嘘じゃない
君が呼ぶのなら
いつでも会いに行<よ
君が泣くのなら
僕が抱きしめるから
そんなふうに気持ち
はからなくていいよ
いつかこの僕を
選んでくれるかは
わからないだけど
君が苦しい時に
君の手に届く距離にいたいんだ
いつだって僕が
君を守りたいんだよ
2.弱虫
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
私は恐がりで弱虫で
どうしようもない
どんなに思っても
もう終わってしまったこと
受け入れることできずに
逃げ道を探した
今日話した人は
弱音吐いて甘えたがったの
見抜いたように
優しくしてくれてた
もたれ掛かった私の腕を
つかんで目を見て
「そういうのはよくないよ」って
ちゃんと言ってくれた
偽物の温もりよりも
あったかくて厳しくて
嬉しかったその言葉が
この胸に刺さって
広かった熱で
がんじがらめの心
ほどかれたみたいだった
信じられる人を
私はそう
見たかっただけ
次にまた誰かのこと
信じられるように
怯えるよりも疑うよりも
信じてるほうが
笑っているほうがずっとね
私らしいんだった
そろそろ取り戻せるかな
自分自身
前を向こう
張り裂けそうな日もあるよ
でも幸せは待ってる
傷ついても傷ついても
また私は誰かを
好きになりたい
また誰かを
好きになりたい
私は恐がりで強がりで
どうしようもない
3.ずっと続いていくもの
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
もう 思ったようには
いかないこと
もどかしいことが多いよ
自分でもわかってるのに
直せなくて
私の悪いところ
そんな私をあなたは
怒らず笑ってくれる
大きな人だなって
いつも思う
ずっと続いていくもの
あなたとなら信じられる
この手が離れてもまた
繋いで歩いていこう
時間が経つほど
何かが薄れること
心のどこか怯えてた
でも一緒に過ごすほど
もっと何かが
強くなると知った
壁にぶつかるあなたを
見ているしかできなかった夜
悔しかったよ
力になりたかった
青く澄みわたる空
そんな日ばかりじゃないけど
冷たい雨には二人で
傘広げよう
あなたを支えたくて
もっとそんな強さが
欲しくなった
その笑顔にその声に何度も
助けられて今ここにいるよ
どんなこともいつかは
二人で笑えるといいな
ずっと続いていくもの
あなたとなら信じられる
この手が離れてもまた
繋いで歩いていこう
4.写真
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
テレビの光
シャワーの音
テーブルの上
置かれたタバコ
窓から見下ろす
国道一号線
ファスナーの開いた
鞄の中
あなたの黒い
手帳が見えた
いけないと思いながらも
手を伸ばした
開いた中に挟まれていた
三人の写真
優しい顔した
あなたがいた
この人にどんな顔して
愛してると言うの
それでもあなたは私に
思い合える相手は今
私だけだと言う
二人の絆はどこにあるんだろう
本当に今
満たされてる人ならきっと
わざわざ自分から
今幸せだと誰かに
話したりしない
気付いたらまた
あなたの名前
友達との会話に
出してしまったの
隠し切れない
恋人の愚痴や不満を
笑って話せるのは
愛されているからでしょう
私はあなたの話を
誰にも話せない
いつもどこかで
虚しくなるばかり
この人にどんな顔をして
愛してると言うの
それでもあなたは私に
思い合える相手は今
私だけだと言う
二人の絆はどこにあるんだろう
5.パンジー
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
ラブソングは避けてた
今の私にはまだ
苦し過ぎるから
心の奥深くで
戻れる気がしてたの
ばかみたい もう遅い
なぜ人の感情は
変わってしまうの
取り戻せないの
あなたにもう会えないから
この思いは募るんでしょう
叶わないから欲しいだけでしょう
誰かそう言って
そうじゃなきゃあなたを
あきらめるなんてできない
歩道橋の階段
四つ並んだベンチ
黄色いパンジー
あなたと歩き慣れた
この道さえ
通るのがつらい
いつも考えてしまう
あなたがもしここにいたらと
いつか私も他の誰かを
好きになるのかな
今はまだ見えない
この先に続く未来に
私のこと忘れないで
あなたにもう会えないから
この思いは募るんでしょう
叶わないから欲しいだけでしょう
誰かそう言って
そうじゃなきゃあなたを
あきらめるなんてできない
いつも考えてしまう
あなたがもしここにいたらと
いつか私も他の誰かを
好きになるのかな
今はまだ見えない
この先に続く未来に
今はまだ見えない
あなた以外誰もいない
6.土曜日、ゆずらない私
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
土曜日の街
とりあえず待ち合わせたけど
昨日からのケンカが
今日もまだくすぶってる
手を繋いでくれたら
素直に話せるのに
どんどん先に行っちゃうし
引っ張っても一度
見てまた歩いてく
頭にきて方向を変えて
入ったビルのエスカレーター
一人上がり 二階のベンチに
座ってもう動かない
七階まであるフロア
動いたら出会えない
動かなくても結局
君が来ないと出会えない
過ぎていくだけの
本当無駄な時間
君が言いそうな事は
もう予想がつくよ
「勝手に離れたくせに
なんで迎えに行かなきゃ
いけないんだよ」でしょ
いつも君は
その通り過ぎて
夢がないことしか言わない
気付いてほしい女心など
全<わかってないの
どうして追いかけて
きてくれないの
私から手を離そうが
後ろに歩こうがそこはさぁ
好きなら追いかけて
きてはしいんだよ
あの時はまだ出会った
ばかりだったけど
その瞳の奥に吸い込まれて
この人だって思ったの
間違ってたのかなぁ
私あきらめたくない
だから絶対動かない
壁にもたれてふて腐れて
足元を見てたら
私の前に立ち止まった
たった一人の人
来てくれたのもう離れない
二人仲直りのはすが
あれまだ怒ってるの
顔に出てるよ
本当に君は難しい人
思い通りにはいかないのに
君じゃなきゃ
だめなのはどうしてだろう
土曜日はこれから
早く機嫌直して
土曜日はこれから
あぁ笑ってくれた
7.友達
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
初めはあなたの
恋愛の相談
聞いたり励ましたりしてた
辛くなった時
なぜか一番にあなたに
話したくなった
気づけば私の方が
支えられてた
あなたが他の女の子と
笑ってる姿見ただけで
どうしてこんな
気持ちになるの
息が苦しいよ
今だって近くにいるのに
それ以上望み始めてる
言えない
だって私は今日も
あなたの友達
待ち合わせをした
冬の帰り道
川沿い二人歩いて
強い北風も
かじかんだ指も
平気だって思える
後ろから来た自転車に
肩引き寄せて
助けてくれた
こういうあなたとの一瞬
また心の奥に残るから
離れた時にも思い出して
胸が苦しいよ
「どうしたの?」って優しい声
他の子にも同じようにするの?
違うって言ってほしいだけだよ
口には出せない
二人の関係が
恋愛に変わることは
ないのなら
このまま胸に
しまっておいた方がいい
あなたが他の女の子と
笑ってる姿見ただけで
どうしてこんな
気持ちになるの
急が苦しいよ
今だって近くにいるのに
それ以上望み始めてる
言えない
だって私は今日も
あなたの友達
8.あなたが教えてくれたこと
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
そばにいてあげられなくてごめん
自分の道を選んでごめんね
淋しい思いをさせてごめん
いつも言葉が足りなくてごめんね
大切に思っていてくれること
感じるほど
切なくなるのはなんでだろう
遠くにいても
そばにはいられなくても
あなたがいてくれる
それだけで私はがんばれる
思えばずっと
あんなにそばにいたのに
何もしてあげられなかったね
いまさら悔やんでいるよ
思い通りにいかない日は
ひどい態度をとったことごめんね
当たり前にそこに
いてくれたから甘えてたよ
あなたの優しさ感じてた
あなたが言ってた
放ってはおけないことも
こうして怒るのも好きだから
大事だからだよと
嬉しかったから
心に残っているから
今度は私から大切な人へと伝えていくね
泣いたぶんだけ
愛されたから
叱られただけ
抱きしめてくれたから
私は知ったの
遠<にいても
そばにはいられなくても
あなたがいてくれる
それだけで私はがんばれる
思えばずっと
あんなにそばにいたのに
何もしてあげられなかったね
いまさら侮やんでいるよ
あなたが教えてくれたことを
今度は私が伝えていくね
9.向かい風
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
肩を落として
歩く夕暮れ時
噴水の石に座って
さっき言われた
言葉にけっこう
落ち込んでいる
自分が嫌になるよ
誰だって
10の賛成より
1の反対が
心に刺さるものだよ
気にすることじゃない
思ってても気にしてしまう
自分は小さいんだろう
心にひっかかる
この嫌な気持ちを捨てたい
向かい風が厳しいな
希望を持つ気持ちが
大事なんだ
大事なんだって
思うのに
もう全部
投げ出したくなる
自分がいるんだよ
らくになれるのかなって
あきらめなきゃ
いけないことや
苦しいことの方が
多い気がしちゃうよ
流れていく雲
そびえたつ高層ビル群に
吸い込まれそうになる
全ては叶わないけれど
今から種をまこう
少し先の未来に
見えてくるはずだから
気にすることじゃない
思ってても気にしてしまう
自分は小さいんだろう
反対されることを
恐れたら何もできないよ
泣き場所が一つあれば
また立ち上がれるよ……
10.あなたを待つ夜
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
怒ったってしかたないよ
相手の気持ちもある
望みたくなるけれど
苦しめてはだめ
大好きな人は今日も
今頃がんばってる
自分だけ満たされても
それは何が違う
忙しい時間が
過ぎれぱきっと
連絡をくれるよ
もう少し待ってみよう
信じて待っていたい
疲れた体をそっと
優しく抱きしめて
あげられるように
きっとそのために
私がいるんだ
出会う前のことなんて
気にしたくはないのに
過去も未来もすべて
望んでしまうほど
いつの間にあなたを
こんなに好きになって
いたのだろう
ほんの小さなことで
胸が痛んだり
不安になったりするよ
いつかくれた言葉
覚えているのに
あなたのその目を
見ればわかるのに
強<なれたり
弱くなったり
繰り返し
もう少し待ってみよう
信じて待っていたい
疲れた体をそっと
優しく抱きしめて
あげられるように
きっとそのために
私がいるんだ
11.ロータリー
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
ロータリーには
帰る人たちが列をつくる
また思い出す
最後のあなたの疲れた顔
私が泣いてても
もう触れてはくれなかった
もうあなたの気持ちは
ないんだと感じたんだ
ここはあなたと何回も
待ち合わせしてた場所
夢だったらいいのに
やり直せたらいいのに
信じたくないよ
いつかの夜みたいに
ここにいてほしい
振り返る歩道に
あなたの姿はない
何がいけなかったんだろうって
探しても
何も変わらないけれど
私は何度も考える
いくつバスを見送っても
もうあなたは来ない
もうだめなんだって
歩き出したくないよ
声が聞きたいよ
ねぇ今までみたいに
話したくなるよ
一番に私を
わかってくれてた人
もしあなたに
他に好きな人が
できたらなんて
考えただけでつぶれそう
信じたくないよ
いつかの夜みたいに
ここにいてほしい
振り返る歩道に
あなたの姿はない
声が聞きたいよ
ねぇ今までみたいに
話したくなるよ
もう戻れないの
私はあなたといたい
12.触って
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
大きな愛情と優しい目
でもいつからか
何かが変わった
心が見えない
あなたの背中を見つめて
何度も眠った
愛しいと思うほど
触れたくなる
その手で触れてほしくなる
変わらない笑顔で
笑いかけてくれるのに
見えない壁が
そこにはあるの
ねえ昔のように私に
触って
肌と肌を重ね合う
それはとても
奇跡に近いこと
互いの意志が
向き合って初めて
人は触れ合える
あの夜私はやけになって
何にも見えない感覚で
たずねたドアの向こうには
あなたとは違う人
裏切りのその理由を
あなたが理解する
はずもない
傷しか残らなかった
そんなことわかってた
愛しいと思うほど
触れたくなる
その手で触れてほしくなる
いつだって欲しかったのは
あなたの温もりだけだった
言えなくて聞けなくて
苦しかった
こんな悲しみがあるなんて
あなたが大事に
してくれていること私
いつだってわかってた
こんなの虚しい
虚しい
13.あなたは幸せになる
作詞:藤田麻衣子
作曲:藤田麻衣子
よくかんばったね
おつかれさま
今日はもう全部
忘れてしまおう
もしも何か
違っていたらとか
私がいけなかったんだろうなとか
自分を責めてしまうけど
もう戻れないこと
あなたは悪くない
あなたは幸せになる
だってつらいこと
たくさんがんばった
不安に潰されそうな
一人の夜もあるけれど
負けないで
もう一回くり返すね
あなたは幸せになる
新しいことを始める
それは大きなことじゃ
なくたっていい
やめられなかったものを
一つずつやめてみたりね
まずは変わってみよう
あなたならきっとできる
だから自分の
気持ちを強く持って
誰も言ってくれなくても
やればできると自分を
ほめてあげよう
もう―回くり返すね
あなたならきっとできる
苦しいとか
泣きたいだとか
吐き出すのもいい
だけど少し強がってでも
幸せになるんだって
言葉にして
必ず叶うから
あなたは幸せになる
だってつらいこと
たくさんがんばった
不安に潰されそうな
一人の夜もあるけれど
負けないで
あなたならきっとできる
だから自分の
気持ちを強く持って
誰も言ってくれなくても
やればできると自分を
ほめてあげよう
何回でもくり返すね
あなたならきっとできる
あなたは幸せになる
あなたは幸せになる
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