1.灯

作詞:水木れいじ
作曲:水森英夫

泣いた数だけ 倖せが
きっと待ってる 嘘じゃない
むかい風吹く ふたりの人生(みち)だけど…
何があっても 離しはしない
おまえだけ おまえだけ 俺のこころの灯(ともしび)は

遠い故郷の 夜空(そら)を見て
いく度涙に くれたやら
時代なんかに 負けたらダメですと…
泣いて叱った その手の温(ぬく)み
おまえだけ おまえだけ 俺のあの日の灯は

まわり道して よりそえば
肩にひとひら 風の華
生きていりゃこそ また来る春の日に…
きっと咲くだろ ふたりの夢が
おまえだけ おまえだけ 俺のいのちの灯は


2.ふたりの始発駅

作詞:田中しゅうじ
作曲:徳久広司

夢ばかり 追いかけて 気づかなかったよ
雨の日も 風の日も おれを待っていた
おまえと も一度 出直そう
わがままやめた 泣かすのやめた
世間に負けずに 生きてゆく
あしたに向かう ふたりの始発駅

愚痴ひとつ こぼさずに 許しているのか
バカな奴 可愛い奴 灯りともす奴
おまえの情けが しみてくる
涙を捨てて 悲しみ捨てて
今日から同(おんな)じ 夢を見る
可憐な花よ 心に咲いた花

振り向けば 人生の 苦さわかる歳
もう二度と 離さない おれを離すなよ
身近にあったね しあわせは
やさしさ抱いて いたわり抱いて
笑顔のおまえと 生きてゆく
あしたに向かう ふたりの始発駅


3.北国の赤い花

作詞:水木れいじ
作曲:水森英夫

車窓(まど)のむこうは 雪また雪の
風も凍(い)てつく 北荒野(きたこうや)
なにがあっても 今日から二人
生きてゆこうよ 知らない町で…
命ふたつで 出直す旅だ
一生一度の 恋は赤い花

うしろ指なら 覚悟じゃないか
故郷(こきょう)出てゆく 甲斐がない
悩み果てない 人生ならば
夢に賭けよう 明日(あした)は来るさ…
燃える心を 瞳(め)と瞳(め)で誓う
一生一度の 恋は赤い花

雪に打たれて 吹雪に耐えて
春をハマナス 待つという
泣くな泣くなと 肩抱き寄せて
男泣きして あと振りかえりゃ…
星が流れる さいはて夜行(やこう)
一生一度の 恋は赤い花