グッドラックイエスタデー

臼井嗣人 グッドラックイエスタデー歌詞
1.グッドラックイエスタデー

作詞:臼井嗣人
作曲:臼井嗣人

大人への坂道で転んで膝を擦りむいて
堪えきれず歯を食いしばって泣いた
あの時の痛みは数日経てば忘れたけど
近頃の痛みはそうもいかなくて

単純だった涙は乾いて
嘘や矛盾で見えない傷を負って心で泣いてるんだよ
誰にも気付かれぬ様に
僕等は涙を隠したんだ

いつの間にか心に埃の様に降り積もった
得も知れぬ無数の憂いさえ
強がりと甘えの狭間で揺れ動いたあの頃は
無邪気に吐き出せたのに

疑いも無く鮮明な未来図を拡げていた自分が
今は少し羨ましくさえ思えてしまうんだ

無理に引きつった笑顔で笑って
何も言えずに苛立つ自分を抱いてそれでも生きてくんだよ
あんなにも理想を持って自由になったのに
単純だった何かが変わって
嘘や矛盾に気付いて目を逸らしては
自分を守ってるんだな
本当は笑顔でいられる方法を探すべきなのに
気付けばなぜか 安心して泣ける場所を探しているんだよ
いつか「自分だけ」だった世界は変わって
僕等は誰かが隠した涙に気付いてあげられたなら
その時は涙が溢れるくらいの微笑みを


2.人であるがゆえ

作詞:臼井嗣人
作曲:臼井嗣人

種を蒔いたのはモノクロの世界に色彩(いろ)を期待したから
錆びたシャベルでも土を削れる 武器になることを知る
キミを抱いたのは出会った事に意味を持たせたいから
雨を待ったのは全てをひとまず洗い流したいから

春の陽射しに触れた途端
次の種蒔く本能 一瞬忘れた

芽を出す事を望まれる種 望まれない種
どちらも僕が蒔くんだ
違うのは 違うのは気持ちだけ
その時々で繋がるだけなら それ 猿でも出来るんだ
求めたのは 求めたのは「気持ち良い」だけ

いつの頃からかまだ見ぬ花を頭の中描いた
君を抱いたまま錆び付いた武器を手放そうと思った

春の陽射しに感じた永遠
その中で種を蒔き続けたいと願った

邪魔になるから望まれない種
記憶の隅追いやるんだ
守るのは今生きる気持ちだけ
望んだ種育てる僕等は
都合良くも思うんだ
どうか幸せに どうか永遠に

Welcome to the paradise !
そう言い切って良いだろうか
Welcome to the paradise !
そう言い切ってやれるだろうか
愛すべき花が咲き誇れる そんな世界はどこにあるんだろうか
初めから無いんだろうか
純真は 死んだ 死んだ


3.独立記念日

作詞:臼井嗣人
作曲:臼井嗣人

昨日よりも 明日よりも
大切な今日があって
あなたよりも 誰かよりも
大切な自分があって

理想よりも お金よりも
大切な夢があって
進む為に大切な人
傷つけることもあって

願いを叶える過程で
観たくない自分が観えた
子供の頃描いた程
綺麗なものだけじゃなくて

踏み出した道の上
足りないものを探してんだ
明確な地図も無い
明日も見えずにもがいてんだ

希望通りの明日よりも
ありふれた今日があって
進む場所を見失って
費やした昨日があって

語り合う未来の意味も
探し恐れる答えも
信じ切ることでしか
前に進めないから

日々の中
僕がいて
足りないものを探してんだ
昨日より今日よりも
前に進む為迷ってんだ

鏤(ちりば)めた夢の中
大事なものを守ってんだ
限りない可能性を
自分の中に信じてんだ