1.おんなの波止場
作詞:荒木とよひさ
作曲:市川昭介
鴎が低く飛ぶ 夕陽が窓染める
汽笛が遠くで 風に泣く
今は逢えない あの人なのに
いつか帰って 来るようで
未練ごころを 断ち切れず
あれから何年 おんなの波止場
薄紅そっと引く 止り木灯(ひ)を入れる
暖簾(のれん)を掛ける手 また重い
嘘でいいから 便りのひとつ
それで半年 生きられる
ひとりぼっちが 好きだよと
何処へも行けない おんなの波止場
この店畳む日が 着物を捨てる日が
港へ迎えに 行ける日が
何もいらない その日が来たら
泣いていいでしょ おもいきり
海の向こうの あの人を
返して下さい おんなの波止場
2.惚れた男で女はかわる
作詞:荒木とよひさ
作曲:市川昭介
めぐり逢えたの 最後の人に
恋も少しはそうよ してきたけれど
あなたはすべてが すべてがちがう
優しい心 引かれる愛情(ちから)
惚れた男で 女はかわる
もしも夢なら あなたの頬を
涙こぼれるくらい つねってあげる
あなたは無口で 無口でいいの
背中の奥の 情(なさけ)の深さ
惚れた男で 女はかわる
しぐれ坂なら より添い傘で
歩く人生、ふたり 濡れないように
あなたはこの世で この世でひとり
守ってあげる 支えてあげる
惚れた男で 女はかわる
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