真咲よう子全曲集

真咲よう子 真咲よう子全曲集歌詞
1.女の川

作詞:水木れいじ
作曲:鈴木淳

誰が捨てたか 水面にゆれる
都忘れの 花はむらさき
まるで私を 見ているようで
ふいに涙が あふれてきます
愛しながらも 別れて来たが
つのる未練の…つのる未練のひとり旅…
夕日に染まる 橋にたたずみ
あなた呼んでる 女の川よ

汽車をおりたら もう秋でした
肩を抱かれて 聞いた鐘の音(ね)
そんな想い出 探して歩く
枯葉舞い散る 寺町通り
恋はいつでも 別れたあとで
弱い私を…弱い私を泣かせるの…
面影ばかり 浮かぶ星空
あなた逢いたい 女の川よ

幸せかしら 別れた人は
今はどうして…今はどうしているかしら…
季節はめぐり やがて初雪
あなた恋しい 女の川よ


2.夢見酒

作詞:水木れいじ
作曲:中村典正

あなたのお荷物にならないように
いのち旁せばしあわせでした
おんなの彩月 花ごよみ
知っているのね このお酒
一杯いかが…
一杯いかが…
今夜は 夢見酒

暖簾のむこうの宵町通り
きれいごとでは 渡れなかった
おんなの彩月 ふりむけば
見栄もあります 古傷もある
一曲いかが…
一曲いかが…
今夜は なみだ艶歌

こころに化粧はしなくていいと
酔った眸をして 肩抱くあなた
おんなの彩月 これからも
つかず離れず 咲かせてね
おひとついかが…
おひとついかが…
今夜は 夢見酒


3.紅い橋

作詞:高畠じゅん子
作曲:中川博之

海沿いの 温泉(いでゆ)の宿で
おそろいの 浴衣に着がえ
口紅を うすめにさして
くる筈もない あなたを待つの

女に 生まれて 来たからは
一度は 行きたい 向こう岸
渡れる つもりが 渡れずに
涙で にじんだ
墨絵ぼかしの 紅い橋

運命(さだめ)には 逆らいきれず
悲しみを ひとりで背負う
愛なんて 他人になれば
かげろうよりも はかないものね

尽くして 甘えて 夢をみて
幸せ いちずに 追いかけた
わたしの 心を 吹き抜ける
別れの 木枯らし
風もつめたい 紅い橋

女は 小さな 笹の舟
男の 流れに 身をまかす
おもいで うつして 水鏡
あの日は まぼろし
花は散る散る 紅い橋


4.織部川恋唄


5.東京レトロ

作詞:水木れいじ
作曲:鈴木淳

蒼いガス燈 ともる街角
おもいがけない めぐり逢い
どうしていたのと 声かけられて
何も言えずに 涙ぐむ…
ああ…恋・恋 レトロな恋ですか
再びの花が咲く 夜の東京

愛しながらも またすれ違う
それは運命の いたずらね
あの時あなたに すがっていたら
別の人生 あったのに…
ああ…恋・恋 レトロな恋ですか
うしろ影見送った 雨の東京

帰るあなたの シャツの襟もと
わざと口紅 つけてみた
好きなら許して くれるでしょうか
今も綺麗と 抱きしめて…
ああ…恋・恋 レトロな恋ですか
倖せにしてほしい 夢の東京


6.化粧坂


7.京都冬化粧

作詞:高畠じゅん子
作曲:中川博之

あなたと別れて ひとりになって
出直す覚悟で 三門くぐる
ゆれる未練を 断ち切りました
みんな忘れます
ああ 除夜の音(ね)を雪が吸いとる 知恩院
今年はいいこと ありますように
お初詣(まいり)の 京都冬化粧

優しいことばで ほろりと酔わせ
心がほどけた 祇園のあの夜(よ)
うすい縁(えにし)の さだめでしょうか
夢を見たのです
ああ くるくると 縄の白朮火(おけらび) 消えぬよに
暦が変われば 私もかわる
かわるおんなの 京都冬化粧

ゆく年くる年 想いはめぐる
両手を合わせて 願掛けました
恋は枯れても 悔やんでません
春を信じます
ああ 凛として 燃える五瓣(ごべん)の 花椿
今年はいいこと ありますように
雪の円山(まるやま) 京都冬化粧


8.ホロホロ桟橋


9.あじさいの花

作詞:高畠じゅん子
作曲:中川博之

ひとつの蛇の目を ふたりでさせば
別れが切れない 運命が憎い
あじさいの花 あじさいの花
雨の重さに 耐えながら
色も幾度も 変えて咲く
優しいお前に よく似た花だよ

苦労のくの字も 口には出さず
笑顔で尽くした かぼそい肩よ
あじさいの花 あじさいの花
肌に残り香 染めながら
夢をくれたと つぶやいた
可愛いお前を 忘れはしないよ

女がひとりで 生きてく辛さ
知りつつわがまま 許しておくれ
あじさいの花 あじさいの花
箱根 湯の町 みれん宿
愛の温もり くれたひと
いとしいお前は こころの花だよ


10.幸せをありがとう


11.祝いの盃


12.愛愁

作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳

愛を断ち切る 夜汽車から
町の灯りが 消えゆく
一人ぼっちの 胸を濡らして
熱い涙が あふれる
窓に浮かぶ あなたの顔
あの日のように やさしい
もう一度 凍るからだ
抱きしめて 欲しいの
こんな私 重荷ですか
遠く儚い 夢です

あなた忘れる 旅なのに
未練ごころが 哀しい
二度とあなたに 逢う日はないと
思う傍から 逢いたい
誰もいない 冬の海は
胸の奥まで 寂しい
岩陰で はぐれかもめ
啼きながら 震える
今の私 涙も 涸れ
生きることさえ 切ない

暗い夜空 白く染めて
風に舞い散る 粉雪
遠ざかる 愛の記憶
行かないで 思い出
いつか二人 めぐり逢える
夢の中でも 恋しい


13.貴船川


14.あじさいの雨

作詞:悠木圭子
作曲:鈴木淳

雨に滲んだ 街灯り
泣いているよに ゆれてます
もっとやさしく 尽していたら
二人に別れは ないのでしょうか

※ 雨 雨 雨が
雨が降り続く
あなたに逢えなく なってから
あじさいの花 色を変え
あなたの帰り 待ってます※

夜明け間近の 雨の中
遠く霞んで 消えていた
すがりつきたい あなたの背中
もっと素直に 甘えたかった

雨 雨 雨は
雨はいつあがる
あなたに逢いたい もう一度
あじさいの花 咲き乱れ
心もふるえ 泣き濡れる

(※くり返し)


15.紅葉川

作詞:水木れいじ
作曲:市川昭介

好きで添えない あなたなら
いのち燃やして 別れたい
悪い女ね ああ・・・最後まで・・・
忍ぶ恋とは 知りながら
淡く咲けない 紅葉川

酔ったふりして 帯とけば
みれん雨ふる いで湯宿
眠れないのよ ああ・・・つらいのよ・・・
抱いて下さい しっかりと
燃えて乱れる紅葉川

たたむ浴衣に散り染めた
夢のなごりか口紅の花
涙かくして ああ・・・いたいのに・・・
これであなたを見おさめの
朝が泣かせる 紅葉川


16.東京ラスト・ナイト(デュエット:玉置宏)

作詞:星野哲郎
作曲:中川博之

(男女)東京 東京 ラスト・ナイト
(男)痩せたじゃないか どうしたの
(女)あなた憶えが あるくせに
(男)そっとツネった その指を
(女)つねり返して より添えば
(女)忍び逢う夜の ときめき
(男女)ふたりの胸を焦がす
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト

(男)夜中に電話 もうしない
(女)そんな薄情 言わないで
(男)月に一度は いいのかい
(女)だめよ三日に 一度づつ
(女)小雨降る 街の灯りが
(男女)ふたりの愛を染める
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト

(男)いま何をして 欲しいかい
(女)きっとあなたと 同じよ
(男)次の恋人 どんな人
(女)きっとあなたに 似ているわ
(女)そんな耳うちを されると
(男女)別れがとてもつらい
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト