ベスト12

真咲よう子 ベスト12歌詞
1.あじさいの花

作詞:高畠じゅん子
作曲:中川博之

ひとつの蛇の目を ふたりでさせば
別れが切れない 運命が憎い
あじさいの花 あじさいの花
雨の重さに 耐えながら
色も幾度も 変えて咲く
優しいお前に よく似た花だよ

苦労のくの字も 口には出さず
笑顔で尽くした かぼそい肩よ
あじさいの花 あじさいの花
肌に残り香 染めながら
夢をくれたと つぶやいた
可愛いお前を 忘れはしないよ

女がひとりで 生きてく辛さ
知りつつわがまま 許しておくれ
あじさいの花 あじさいの花
箱根 湯の町 みれん宿
愛の温もり くれたひと
いとしいお前は こころの花だよ


2.紅葉川

作詞:水木れいじ
作曲:市川昭介

好きで添えない あなたなら
いのち燃やして 別れたい
悪い女ね ああ・・・最後まで・・・
忍ぶ恋とは 知りながら
淡く咲けない 紅葉川

酔ったふりして 帯とけば
みれん雨ふる いで湯宿
眠れないのよ ああ・・・つらいのよ・・・
抱いて下さい しっかりと
燃えて乱れる紅葉川

たたむ浴衣に散り染めた
夢のなごりか口紅の花
涙かくして ああ・・・いたいのに・・・
これであなたを見おさめの
朝が泣かせる 紅葉川


3.ゆうすげの花

作詞:たかたかし
作曲:中村典正

あなたの胸に 抱かれた夜も
ゆうすげ淡く 咲いていた
おもいでの
おもいでの ゆけむりの宿
窓にせせらぎ 湯あがりの
髪にあの日の あなたが匂う

どれほどあなたを 愛していても
どうにもならない 恋でした
ゆうすげは
ゆうすげは おもいでの花
今はわたしも 人の妻
ひとり手酌の お酒に泣ける

はかない命 ゆうすげの花
夕べに咲いては 朝に散る
人の世の
人の世の かなしい宿命
秘めてせつない 面影に
夜の湯の町 時雨がはしる


4.螢火の宿

作詞:水木れいじ
作曲:市川昭介

窓の格子を 染めながら
仕掛けた花火が 水に散る
咲いてはかない 一夜の夢に
賭けて悔いない この命・・・
恋のみちゆき 螢火の宿

捨てた昨日も 他人の目も
今は憂き世の 向こう岸
罪の深酒 酔いしれながら
燃えてあなたに 身をまかす・・・
恋のみちゆき 螢火の宿

どこへ飛ぶやら あてもなく
はぐれ螢は 闇の中
眠れないのと 甘えた胸に
沁みてせつない 湯の香り・・・
恋のみちゆき 螢火の宿


5.東京ラスト・ナイト(デュエット:玉置宏)

作詞:星野哲郎
作曲:中川博之

(男女)東京 東京 ラスト・ナイト
(男)痩せたじゃないか どうしたの
(女)あなた憶えが あるくせに
(男)そっとツネった その指を
(女)つねり返して より添えば
(女)忍び逢う夜の ときめき
(男女)ふたりの胸を焦がす
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト

(男)夜中に電話 もうしない
(女)そんな薄情 言わないで
(男)月に一度は いいのかい
(女)だめよ三日に 一度づつ
(女)小雨降る 街の灯りが
(男女)ふたりの愛を染める
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト

(男)いま何をして 欲しいかい
(女)きっとあなたと 同じよ
(男)次の恋人 どんな人
(女)きっとあなたに 似ているわ
(女)そんな耳うちを されると
(男女)別れがとてもつらい
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト
(男女)東京 東京 ラスト・ナイト


6.幸せをありがとう


7.淡雪の花

作詞:水木れいじ
作曲:伊藤雪彦

あなたには 運がある
元気をだしてねと
熱いぐい呑み さしだす白い指
泣かせるね 泣かせるね
おまえって やつは…
そっと抱いたら この手の中で
とけて消えそな 淡雪の花

人の世の 幸せは
お金じゃ買えないと
今日も笑顔で よりそう影ぼうし
泣かせるね 泣かせるね
おまえって やつは…
湯冷めしそうな 男の夢に
ついて来るのか 淡雪の花

しあわせの 足音が
聞こえてくるからと
耳にあてがう ちいさな桜貝
泣かせるね 泣かせるね
おまえって やつは…
胸のすきまに 舞い込んできて
春を呼ぶよな 淡雪の花


8.ホロホロ桟橋


9.女の港町

作詞:水木れいじ
作曲:弦哲也

ふたりで暮らした あの部屋は
汽笛が聞こえる 坂の町
逢いたいわ 逢いたいわ
こんな夕暮れは…
ふたつ躰が あったらと
ためいき残して 消えた人

波止場の小雨に 泣きぬれて
別れを惜しんだ 出船前
せつないわ せつないわ
何も言えなくて…
盡しきれない 恋ひとつ
女のしあわせ 夢ですか

他人の空似と 知りながら
涙でふりむく 石だたみ
あのひとを あのひとを
呼べば霧がふる…
夢でいいから もう一度
おねがいやさしく 抱きしめて


10.春雨海峡

作詞:たかたかし
作曲:中村典正

カモメになれたら あなたの許へ
この海越えて 飛んで行けるのに
好きだから 心に汽笛がつきささる
あぁ 雨にけむる 春雨海峡

誰にもいえない ふたりの愛の
重さにたえて 冬を越えたのに
待つことは こんなに苦しいものですか
あぁ 今日もひとり 春雨海峡

面影岬に 今年も春が
色とりどりの 花を咲かせたわ
抱きしめて あなたに命を預けます
あぁ 咲いてみたい 春雨海峡


11.夢見酒

作詞:水木れいじ
作曲:中村典正

あなたのお荷物にならないように
いのち旁せばしあわせでした
おんなの彩月 花ごよみ
知っているのね このお酒
一杯いかが…
一杯いかが…
今夜は 夢見酒

暖簾のむこうの宵町通り
きれいごとでは 渡れなかった
おんなの彩月 ふりむけば
見栄もあります 古傷もある
一曲いかが…
一曲いかが…
今夜は なみだ艶歌

こころに化粧はしなくていいと
酔った眸をして 肩抱くあなた
おんなの彩月 これからも
つかず離れず 咲かせてね
おひとついかが…
おひとついかが…
今夜は 夢見酒


12.雪舞い橋

作詞:水木れいじ
作曲:市川昭介

あなたの背中に 顔臥せて
朝までいてよと 泣き濡れた
雪舞いの… 雪舞いの
橋のたもとのかくれ宿
今日は酔えない 手酌の酒に
恋のはかなさ かみしめる

悲しい運命の 待ちぶせを
知らずにほどいた花の帯
雪舞いの… 雪舞いの
夜がいまさら憎らしい
消すに消せない あなたの匂い
乳房にうなじに また燃える

女に生まれた 倖せを
はじめて教えてくれた人
雪舞いの… 雪舞いの
橋のむこうはみれん川
いいの私は こころの妻と
涙かくして 春を待つ