12:12:24(イチニィ:イチニィ:ニィヨン)

片霧烈火 12:12:24(イチニィ:イチニィ:ニィヨン)歌詞
1.熄滅

作詞:片霧烈火
作曲:bermei.inazawa

轟く雷鳴は金切る叫び
腐りゆく身體で 氣付いてと懇願する
沁みこむ黑い膿に溺れながら
恨めしく吐き出す 「嗚ァ--誰の所為だ」
壹 消えていく 空ろな祈り
壹 果てていく 泡沫の夢
眼を閉じ 戀焦がれた
墮落する曇天の未來

喘いだ聲なき不平を隱さず
明瞭に曝して 應報だと曬うだけ
足搔いて救われるなら其れも良し
願い望む事は 「嗚ァ--安寧をば」
「朽ちて溶けるまま 逝き盡く悲慘
苦痛滿ち亙る 明日など要らぬ
自由は この手の中」
獨り言ちて世界は眠る

無數の命道連れ
擇ぶは 熄滅


2.空虛の渦の中心で

作詞:片霧烈火
作曲:橋本鏡也

脆弱で不確實な 透き通る空虛の渦
自分さえ判らないまま 消えそうな中で
大切な物を二度と 手放したりしないよう
バラバラになりかけてた
この魂震わせ叫ぶの
「應えて、どこにいるの」懼れず走り續ける
必ず巡り逢うよ 久遠の闇さえも拔けて

觸れながらあなたを識る 魂の色や形
觸れながらわたしは識る 融けあう存在
分かち合う喜怒哀樂
だからこそ拒めなくて
咒いにも似た想いが
この殘酷さを甘く赦す
罪深いふたりはただ
何もせず見つめていた
澤山の煌く燈が
緩やかに失せては滅(きえ)る

いま新たないのちを紡いで
透き通る空虛の渦
確かなあなたとわたし
何も無い世界ならば
これから創り出せばいい
「何時でも、ここにいるよ」
懼れず走り續けよう
必ず辿り付ける 悠久の謎さえも超えて


數多の此境へ旅立とう


3.在りし世界の君×機械ヶ蝶の譚

作詞:片霧烈火
作曲:菊田大介(Elements Garden)

踏みにじられるだれの 無慈悲すぎる運命に
別れ告げて眼を開く
立ち入る者など無い 不可知を彷徨え
籠の中の旅人
自分自身さえ 不確かな荒野で
流離う君の姿は 虹色を帶びた胡蝶の標
融けあう夢 交わる意思
重ね描く 幻視の解
接ぎ合わせ 織り上げながら
ここに誓う 護りぬくと
そして祈る 幸あれと
例えそれが 繪空事だとしても
ふたり 強く 決して絆、見失わない

煌めき潰えてゆく 幾多の魂たち
軋むような悲鳴すらも
淺ましく奪い取る 卑しき正義を
無感動に見ていた
遠き日の追想 手放した故鄉
幼い僕は愚かで
喪失の意味も判らないまま…

等しく齎される 終焉の輪迴など
認めないと聲高に 自由求めて今 疾る

融けあう夢 交わる意思
重ね描く 幻視の解
接ぎ合わせ 織り上げながら
僕は、探す 未知の果てを
君は、摑む 真實を
反初を纏ったままで
ここに誓う 護りぬくと
そして祈る 幸あれと
崩れ墜ちる 破滅に囚われても
どうか 強く 決して絆、離さずにいて
誰も知らない僕らだけの
永久の、譚(うた)--