1.君に告げる
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
朝だよと君に告げる
寝ぼけた顔で僕を見る
幸せを君がくれる
鼻先の笑顔が僕を包む
そうして始まる今日も
また、いい日だといいなぁ
2.全力少年
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
躓いて、転んでたら置いてかれんだ
泥水の中を今日もよろめきながら進む
汚れちまった僕のセカイ 浮いた話など無い
染み付いた孤独論理、拭えなくなっている
試されてまでもここにいることを決めたのに
呪文のように「仕方ない」とつぶやいていた
積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
止め処ない血と汗で乾いた脳を潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
セカイを開くのは誰だ?
遊ぶこと忘れてたら老いて枯れんだ
ここんとこは仕事オンリー 笑えなくなっている
ガラクタの中に輝いてた物がいっぱいあったろう?
“大切なもの”全て埋もれてしまう前に
さえぎるものはぶっ飛ばして まとわりつくものかわして
止め処ない血と涙で渇いた心臓潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった
怯えてたら何も生まれない
澱んだ景色に答えを見つけ出すのはもう止めだ!
濁った水も新しい希望(ひかり)ですぐに透み渡っていく
積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
幾重に重なり合う描いた夢への放物線
紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ
セカイを開くのは僕だ
視界はもう澄み切ってる
3.水色のスカート
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
しゃがみこんで犬を抱く君の後姿を眺めて僕は
幸せにふと、顔がほころぶ
君がどこかへ行かないように首に縄でもつけておこうかと
ふざけて言うと君は少しひいた
雲ひとつない5月の空に負けないくらい
きれいな君の水色スカート
あぁ この思い君にちゃんと届いてるのかな
あぁ 言葉では信じてるって言ってくれるけどホント?
たまに君は不安な顔をして僕が呼んでも気づかないまま
歯痒さに押しつぶされそうになる
僕達はまだまだ小さい蕾だけど
二人でそっと育んで行きたい
あぁ 君の事僕は守ってあげられてるかな
あぁ 少なくとも誰よりも君を思ってるよ
あぁ この思い君にちゃんと届いてるのかな
あぁ 言葉では信じてるって言ってくれるけどホント?
4.冬の口笛(feat.Takuya ver.)
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
怒ったような表情も甘えてんだろう?
もう昔のようには不安になったりしないよ
幸せって感情で優しくなれる
君が僕に隠れるほど寒い日だったとしても
吐く息が白く光るとケムリみたいってハシャいだ
ほらその仕草で今年も僕に舞い降りる
響く音色は冬の口笛
途切れないように暖めていこう フタリで
「だまってついて来い」なんてなかなか言えないけど
同じ歩幅で歩いてく、そんな風でいたいよね
形の無いものは確かに信じるのは難しい
でも君がいればきっと木枯らしにも勝てんのさ
肩を寄せ合い凍えず実るくちなしの下で
君の手をそっと 握るんだ
淡い雪のように溶けないで潰されないで
僕らの季節はこれからも続く
響く音色は冬の口笛
途切れないように 育てていこう
つなぐ、心が温もる
降り積もる奇跡 拾い集めて
零れないように持っていこう
これからも2人でずっと…
5.フィクション
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
僕の肩書きは銀行メン、窓口に座るいつもの午後
スーツ姿は見慣れてきたけど笑顔はぎこちなくなるばかりで。
熱い思いは何処へやら 安定した暮らしは得たも NoNo!
毎日お辞儀ばかりしてたら壁のポスターにまで頭下げていた
あぁ、僕にもう少し勇気があったらなぁ
誰かが決めたルールを跳ね除けるほど勇気があったらなぁ
「夢、希望」って追いかけたって結局掴めないもんかな
理想と現実は別項で 突きつけられた言葉に…待って?
強引な転勤はねぇ!
なんにしても中途半端で悲しいまでにアベレージ男
争いごとを避けて来たから逃げ足の速さには長けている
あぁ、僕にもう少し勇気があったらなぁ
辛くとも充実した日々を選べるほど勇気があったらなぁ
「憧れ」って響きになんでいつも負けてしまうんだろう
強く一歩踏み込んでいけ あえてイバラの道を行こう
いくつもの難関越えて幸せのカギ掴むんだろう
んで、さらに一歩踏み込んでいけ!夢のトビラこじ開ければ…待って?
厳重な警備の上、
単純な金庫じゃねぇ…!
※この物語はフィクションです
6.さみしくとも明日を待つ(Album ver.)
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
しゃべりすぎた昨日に河原の石を投げ込む
ほったらかしの今日に波紋の輪響くように
ほら、空絡まりあい 小さくとも動いてる
まぶしすぎる光に目をつむることさえ忘れ
焼き付けた太陽を家の前まで連れ帰る
ほら、空絡まりあい 三次元で動いている
昔のことを懐かしがらせるように
ただそこにある錆びたドアノブや
朝の見えないはずの部屋で僕は
例えるならば儚い木の葉のように
この胸にある小さな宇宙や
朝の見えないはずの部屋で僕は
7.キレイだ
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
冷静に照らし合わせてみれば君と僕は正反对で
数字だとしたら6と9のようなもんだな
急に一人にされた居間では
食べ散らかしたインスタントの空っぽ容器と
ロクでもない僕が残った
いろんなことが望みどおりにいかなかったなぁ
浅はかだったなぁ
そのうち忘れるんだって、思いつめてもしょうがないんだって
戻らないものはもう戻らない
何度も手にとる写真は破れず、君はキレイだ
君がくれた手纸を一つずつ紙飛行機に变えながら
ただ愿うんだ、できるだけ遠くへ飛べ
缲り返し観たカンフー映画でも観てみよう
気を紛らわそう
それでもいつかひょっとして君を思い続けてればって
くだらない物がまだ無くならない
情けなく引きずり続けている自分が嫌いだ
なんだかんだ言ってたって、この性格は变わらないんだって
ラララ…いいじゃない
力なく吐くため息混じりの君の名前
こんなはずじゃなかったって愤りを感じてんだって
切ない歌なんて歌うのはバカみたい
やっぱり手にとる写真は破れず、君はキレイだ
やっぱり君は…
8.かけら ほのか
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
夕暮れ時家路をたどる 八月を冷ますやさしい風
遊び疲れた夏の笑顔が 僕の前を自転車で横切る
思い出のかけらほのかに 薫る風に乗りやってくる
草むらに消えたボールと 今も残る擦り傷跡
あの頃に見た夕焼けと 今ここで見る夕焼けと
同じ色に見えるような 違って見えるような
季節をまたぎ涼しくなる もう待てないと鳴く鈴虫の声
浴衣の君と花火大会 海辺のキャンプ
下心のキモダメシ
思い出のかけら遥かに 宵闇を連れ帰っていく
線香花火に火をつけ 今年の夏を閉じ込めて
思い出のかけらほのかに 薫る風に乗りやってくる
何歳になってもこの気持ち 大切にしていたい
9.目が覚めて
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
「今日はどこへ行こう?」って君が僕を誘って
何かで見たような街をただ歩いている
君の頬にそっと手を伸ばしたら
光に触れたような気がしたんだ
何度名前を呼んでも黙って僕を見つめてるだけ
笑いながら、君が消えた
目が覚めてひとり静かな部屋でさみしさがこみあげてくる
もう一度君の頬に触れてあのぬくもり感じたいんだ
だけど君はどこにもいない
僕らは一人でいる自由を望んだはずなのに
日が経つにつれてその自由をもてあましてる
予報どおりに晴れたこんな日でも
何をしたらいいかさえわからない
君と埋めてた時間がこんなにも大切だったなんて
僕はにじむ目を閉じた
今はひとりきり静かな部屋でさみしさがこみあげてくる
もう一度君の頬に触れて あの光を感じたいんだ
離れていく 風の中ヘ
帰り道君は振り向いて僕に何かを話そうとしたけど
僕には届かなかった 君の言葉は風にかき消され
夢の中で君が笑ってた
笑いながら、君が消えた
10.飲みに来ないか
作詞:スキマスイッチ
作曲:スキマスイッチ
言葉で汚しあい 譲り合えなかったなぁ
それはタブーだって承知の上 後片付けもせずさよなら
2人会わない日々がもう10日続いてる
このままじゃダメって解る 頭では解ってんだ
君の言葉の節々にいつもトゲがあるから
逆撫でされて気に入らなくて ついカッとなってしまう
ごめんねとすぐに切り出して 飲みに来ないかって誘いたいけど
先に引きさがんのもシャクだな それじゃまさに君の思い通りだ
いつもはとばすのに占いなんて見てさ
「相性32%」―結果にかなり落ちている
かわいくてスタイルも良くて実はすごい彼女だ
野放しにしている場合じゃないや 手遅れになる前に
我慢比べならもういいだろ?朝まで飲み明かして忘れないか
まさかすでにどっかの輩と…そんなバカな 僕の思い過ごしさ…
大切なのはくだらないこのプライドなんかじゃない
君がいなけりゃ何を飲んだところで ほら、味気ない
ごめんねとすぐに謝るのだ!君の文句だってとことん飲むぞ!!
ここで引きさがんのが本当の男らしさ 僕の思う勝利だ
で、また僕は君の思い通りだ
11.雨待ち風(Album ver.)
作詞:大橋卓弥・常田真太郎
作曲:大橋卓弥・常田真太郎
遠く
どこまででも続いて行く空
君を失くしてから
いつもの景色がよけいに
色濃く映り込むから
僕は目を閉じてしまう
鳴り止まない僕の鼓動
君を追って行けばよかったのに
何も言わない入道雲
あらいざらい消し去ってほしい
雨待ち風、
ほほをなでていく
蜃気楼に溶けていく
蝉達の叫び
ここに生きている、と
その身を削って伝えてる
僕のかすれた声も君に届けばいいのに
夕立から逃げた時に
はぐれないようにつないだ手も
光の中戯れて
何度も呼んだ君の名前も
まぶたの向こう側
歪んでく
鳴り止まない僕の鼓動
君を追って行けばよかったのに
何も言わない入道雲
あらいざらい消し去ってすぐに
ひからびてた毎日よ
音を立てて剥がれ落ちていけ
声を張り上げて
君の名前をもう一度
この空へ
雨待ち風、
ほほをなでていく
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