1.女の春秋
作詞:星野哲郎
作曲:弦哲也
さだめの糸の あざなうままに
よじれよじれて 辿りつく
ここがさいごの 恋港
あなた あなた あなた
元には戻れぬ 私です
だきしめて下さい つよくその腕で
吹雪が止めば 花咲く春が
くると信じて 耐えたけど
冬のあとにも 冬が来る
あなた あなた あなた
嘘でもいいから 好きだよと
暖(あっ)ためて下さい 熱くこの胸を
あしたの見えぬ 男に惚れて
男まさりの 苦労する
それが私の生きがいよ
あなた あなた あなた
故郷もそっぽを 向いてます
なぐさめて下さい あなたその膝で
2.泣き砂伝説
作詞:星野哲郎
作曲:弦哲也
ひとりぽっちが 好きなのと
無理に笑って みたけれど
踏めばシクシク 泣く砂は
私の心の 音なのか
背のびしただけ つらくなる
赤い夕日の 琴が浜
昔、平家の落人(おちうど)の
姫が爪びく 琴の音(ね)か
浜の泣き砂 手にとれば
小指にまつわる 砂粒が
古い指輪に みえてきた
とても切ない 琴が浜
つよくなれよと 呼んでいる
波の瀬音よ ありがとう
ここで私が くじけたら
岬のかもめに 笑われる
愛を信じて 待つ夜は
砂が泣きます 琴が浜
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