路上の鳥

森恵( キミ ) 路上の鳥歌詞
1.路上の鳥

作詞:松井五郎
作曲:森恵

ビルの影が溢れる
帰り道を探してる靴音
飛び立てる場所さえも
知らずにいる鳥の群れのようだ

そのどこかにいま 私がいる
きっと あの日の私がいる

いつか羽をひろげて
なにができるか試したかった
はじめてひとり
たったひとり
この街で見た
風の行方が どこまでも
続くのなら

仲間たちのアドレス
時はひとりずつ上書きしていく

まだ思い出には 誰かがいる
すっと 逢いたい誰かがいる

いつかなにもない空に
なにができたか伝えたかった
時が止まった
渇いた路地の
向こう側にも
星の光がかならず
見えるのなら

どれだけ来たか どれだけ行くのか
羽ばたいてれば わかるはずだろう

なにもない空に
羽をひろげて
試したいんだ
はじめてひとり
たったひとり
この街で見た
風がまだ先へ
続いてゆくのなら


2.確固たるもの

作詞:森恵・松井五郎
作曲:森恵

「確固たるものは何だ?」って訊いても
目を閉じ 耳を塞ぎながら 通り過ぎてく
「どうして?!」叫ぶほど 無言の返り討ち
同じ空の下にいたって みんな独りきり

傷つきやすい感情を 守る厚い壁は
いとも容易く壊されてしまうから
強くならなきゃ もっともっと…

人生なんて語るんじゃない!
生き抜くだけさ
自分で作った壁なら 飛び越えられる
きっと…きっと!!

恰好ばかりつけても しょうがないのに
罪と罰に怯えながら 嘘で固めてく
「違う!」と叫んでも 詭弁の平手打ち
「どうせ何も変わらない!」と説き伏せられる

大切に育ててきたもの 小さな小さな夢も
いとも容易く消え去ってしまうなら
強くならなきゃ もっともっと…

運命なんて決めるんじゃない!
答えもいらない
命の炎燃やして どんな闇でも
照らし続ける

人生なんて語るんじゃない!
生き抜くだけさ
心は本当のこと
知っているから

運命なんて決めるんじゃない!
答えもいらない
命の炎燃やして どんな闇でも
照らし続ける
きっと…きっと!!


3.彼方 -Piano version-

作詞:森恵
作曲:森恵

会いたくない もう偶然に
あなたの背中 追いかけたくない

ちょっと立ち止まって 振り向かないように
気づかれないように ただ祈っているんだ

あなたの声は もう聴こえない
あんな傍にいたのに
あたしの声は 今でも
あなたへと 泣いてるのに

逢いたくなる そういつの日も
あなたのせいで 眠れなくなる

ちょっと立ち止まって 振り向いてみたら
あなたが見つかるような そんな気がして…

あなたの声は もう届かない
こんな傍にいるのに
あたしの声は 今でも
あなたへと届いてるの?

あなたの声は「もう泣かないで…」
ほら聴こえている
あたしの声は 今でも
あなたへと 歌ってるのに