時~LE TEMPS(ル・タン)~

森山良子 時~LE TEMPS(ル・タン)~歌詞
1.思い出のグリーン・グラス

作詞:J.Hall・山上路夫
作曲:C.Putman

汽車から降りたら 小さな駅で
迎えてくれる ママとパパ
手をふりながら呼ぶのは
彼の姿なの
思い出のグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム
帰った私をむかえてくれるの
思い出のグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

昔と同じの 我が家の姿
庭にそびえる 樫の木よ
子供の頃に のぼった
枝もそのままよ
思い出のグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

悲しい夢みて 泣いてた私
ひとり都会で迷ったの
生まれ故郷に立ったら
夢がさめたのよ
思い出のグリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

笑顔でだれもむかえてくれるの
思い出の グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

笑顔でだれもむかえてくれるの
思い出の グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム


2.遠くへ行きたい


3.恋人

作詞:山上路夫
作曲:村井邦彦

あなたの肩に もたれていても
時はすぎてく 音も立てず
愛の記憶を残しただけで
時は遠くに消えるの

人は何故に 死んで行くの
恋人たちさえも いつか
愛し合った 二人のため
とわの命だけが 欲しい

あなたの腕に 腕をからませ
時の流れを とめてみたい
それがかなわぬ事ならせめて
くいない今を生きるの

人は何故に 死んで行くの
恋人たちさえも いつか
愛し合った 二人のため
とわの命だけが 欲しい

愛し合った 二人のため
とわの命だけが 欲しい


4.黄昏は人生が見える

作詞:山上路夫
作曲:村井邦彦

日暮れの通りを 電車が走る
明りをともして 走って行くよ
だれもみんな 家に帰るのね
今日の仕事終って 我が家に向かって行くの

日暮れの通りを 電車が走る
家路を目指して 走って行くよ
若い人に 年をとった人
人はみんなそれぞれ ちがった人生歩む
いろんな人生 乗せて走るよ

日暮れの通りを 電車が走る
明りをともして 走って行くよ
だれもみんな明日が待っている
いつも人は幸せさがして生きているの
いろんな人生 乗せて走るよ


5.悪っぽい人だけど

作詞:小平なほみ
作曲:筒美京平

悪っぽい人だけど あなたが すきだったわ
強がって いたけれど
なぜか さみしい横顔だったの
ほこりの舞う店で ビートルズのうたきいていた
あのとき 話しかけたのは
たいくつだったのね よくあることだわ

悪っぽい人だけど あなたが すきだったわ
目の中に みつけたの
あなただけの 悲しみのかげ
陽ざしのない町で やせこけた鳩をみてた
あのとき くちづけしたのは
さよならだったのね よくあることだわ


6.「さよなら」の世界


7.素晴らしい時間

作詞:山上路夫
作曲:都倉俊一

あなたのかたわらに 私は身を寄せて
窓に映る月を 二人で見ているの
いつしかレコードも 終わってしまったわ
静かなこの時に
この世界動きを止めるわ
愛し合う二人のために
この命あるかぎり あなたを愛して
私は生きてゆくのよ 今日も明日も

あなたの肩先に 私は身を寄せて
覚えておきたいの 今この夜のこと
小さな想い出を だいじにしたいのよ
心のアルバムに
しっかりとしるしておくの
幸せが逃げないように
この命あるかぎり あなたを愛して
私は生きてゆくのよ 今日も明日も


8.心の旅路

作詞:門間裕
作曲:瀬尾一三

曇ったガラスの向うは雨の夜
心の旅路に出かけてみるの

あなたが住んでた谷間の村には
早すぎる秋風吹いてるでしょう

誰も小さな世界に
一人住んでいるの
あなたの世界に
私も連れて行って

曇ったガラスの向うは人の波
淋しい明日を忘れていたい

誰も小さな世界に
一人住んでいるの
あなたの世界に
私も連れて行って


9.マリエ

作詞:岩沢幸矢・岩沢二弓
作曲:岩沢幸矢・岩沢二弓

こんなにマリエ 愛しているのに

マリエ 昨日夢を見た
光さし込む もやの中に
裸足で髪を 乱した君が
紫色の森へ 駆けていった

こんなにマリエ 愛しているのに
こんなにマリエ 愛しているのに

マリエ あんなに呼んだのに
僕はここだと 叫んだのに
君はちょっと 振り向いただけ
森の中へ 駆けていってしまった

こんなにマリエ 愛しているのに
こんなにマリエ 愛しているのに

マリエ もう疲れた僕
マリエ もう疲れた僕
あんなに君を 信じてたのに
なぜ僕から 離れていったの


10.ふれあい

作詞:山上路夫
作曲:春田正明

なぜに二人ここにいるの
こんな広い世界の中
めぐり逢って愛し合い 二人は生きている
哀しみは絶えまなく いつの日も来るけれど
この愛がある限り 生きてゆかれるの
愛は目には見えないけど
それは強く生きているの
ふれる肩の暖かさ 二人は生きている

時は今音もなく 過ぎ去ってゆくけれど
この愛は明日へと 橋を架けるのよ
愛は目には見えないけど
それは強く生きているの
つなぐ腕の暖かさ 二人は生きている


11.朝

作詞:喜多条忠
作曲:岩沢幸矢

朝の新聞に
はさみ込まれたチラシを見て
白い家具を買おうと思うの
かわいらしいウィスキーボンボンを
口の中に放り込む
うすいお酒が
風のように心にひろがってゆくわ
こんな時 あなたが居れば
口に出して幸福といえるのに

青い受話器から
古い友達の弾んだ声
昨日子供が生まれた知らせ
ゆりいすにもたれて思い出す
セーラー服のあの頃
遠い初恋
窓に映る雲にも教えてあげたい
こんな時 あなたが居れば
口に出してさよならが言えたのに


12.ハイヤー


13.あやとり

作詞:松本隆
作曲:渋谷毅

むずかしい顔をしながら言葉を吐きだすのね
まるでまるでチューインガムでも
道ばたに捨てるようにね
私をためそうだなんて あなたらしくないわ
まるでかたきをみるような
まなざしは何の真似なの
あやとりあいのやりとり あやとりあいのやりとり
私のそしてあなたの
ふるえる指のふれあい
赤や景色の糸と一緒に私のあいまで絡めて
ただでさえこんなにこんがらがって視えるのに

あやとりあいのやりとり あやとりあいのやりとり
二人の指のすき間をすり抜けてしまう倖せ
赤い糸なら淋しい私 黄色はあなたの優しさ
ほどけずにこのまま
結ばれあっていたいのに


14.小さな歴史

作詞:松本隆
作曲:森山良子

過ぎ去った日々は紙芝居に似ています
いくつかのなつかしい場面が
とりとめもなくよみがえって来て
幸福にもう少しで手が届きそうになるといつも
「続きはまた明日!」
想い出は夕陽色
路面電車が走る街
私が生まれた晩 靴をはくのも忘れて
あわてて電報を打ちにゆく父が後ろ姿が
ほら 見えるようです

女の名前は考えもせず
男を産めと母に言ってた
けれども私の産声聞くと
父は涙をためたと言うわ
そして今 私の隣りに
すやすやと小さな命が…
そして私の愛する人が
あの日の父のような目をして
のぞきこんでる

お前は大きなこうのとりが
運んで来たと母は話した
大きなひざへとあまえた頃が
まるで昨日の事のようだわ
そして今 私の隣りに
すやすやと小さな命が…
そして二人のこうのとりは
顔を見合わせ微笑みあって
のぞきこんでいる


15.グレイの背広

作詞:松本隆
作曲:大野克夫

あなたからさよならなんて
言えないと想っていたの
いつだって仕事が先ね
私は二の次だったの

ハンガーのグレイの背広
陽かげりの壁に揺れてる
それを着る人もないのに
今日もまたアイロンかけた
グレイの背広ぬいでしまえば
男の人は自由になるの
何が私をしばっているの
引き返せない人生なのに

あの頃は優しかったわ
映画にも誘ってくれた
休日にはよく旅したわ
野の花の両手に抱いて

人はみな過ぎ去ってから
幸福な時に気付くの
電灯もつけない部屋で
泣いてたら切ないですね
お酒に酔ってごまかすだけで
男の人は自由になるの
何が私をしばっているの
引き返せない人生なのに

指を折りひき算したの
あなたとウェディング・ベルから
2年前悩みもなしに
微笑ってた私かえして
グレイの背広ぬいでしまえば
男の人は自由になるの
何が私をしばっているの
引き返せない人生なのに


16.待宵草


17.愛の歴史

作詞:岩谷時子
作曲:大野雄二

誰でも 傷ついた日がある
私たちは とこしえまで
時をこえて 愛しあおう
たとえば 別れても
私は ただあなたと暮らしてきた
愛の歓びを 歌うの

春はすぎ 夏は燃えつきて
やがて秋の風 落葉の冬
いつの世も 青春の夢が
のこすのは 愛の歴史よ

二人の この愛があせても
私たちは 信じあって
人の幸せを 生きよう

春はすぎ 夏は燃えつきて
やがて秋の風 落葉の冬
いつの世も 青春の夢が
のこすのは 愛の歴史よ


18.急がないで下さい

作詞:藤公之介
作曲:森山良子

私と同じくらいの 幸せでよかったら
一緒に歩いてくれませんか
持っているものといえば
ひと握りの愛だけ
それでよければ いかがですか
青春は見送るものですね
だけど人生は 今日も私を迎えにくる
私の足どりに あわせて下さい
ひとりで そんなに急がないで下さい

私と同じくらいの 辛さなど平気ならば
一緒に歩いてくれませんか
言葉はほんの少し
あとは見つめあうだけ
そんな道づれは いかがですか
青春は見送るものですね
だけど人生は 今日も私を迎えにくる
うしろをふり返る 時間を下さい
あなたは しばらく休んでいて下さい


19.どこへも行かないで


20.恋人よおやすみ