別れの港

桜井くみ子 別れの港歌詞
1.別れの港

作詞:三浦康照
作曲:岡千秋

涙でにじんだ あなたの連絡船(ふね)が
けむる小雨の 波間に消える
さよならと さよならと
声を殺して つぶやく胸に
風が痛いの 冷たいの
あとを追いたい 別れの港

岬のホテルで あなたの腕に
頬を埋めて 明かした夜よ
かりそめの かりそめの
恋と知りつつ 未練にすがる
女ごころの 悲しさを
捨てる小島の 思い出港

瞼をとじれば あなたの顔が
浮ぶ渚に たたずむ私
はまなすの はまなすの
花の香りは ふたりの愛の
夢の名残りか 潮騒も
泣いているよな 別れの港


2.薄化粧

作詞:三浦康照
作曲:岡千秋

木の葉の影が 夕暮れの
窓にゆれてる 山の宿
私の心も ゆれている
濡れた黒髪 湯上り姿
鏡の前で 紅をさす
あなたの好きな 薄化粧

ふたりの恋の 行く先は
辛い別れの 駅でしょう
それでもいいのよ 始めから
知って愛した あなたじゃないの
今夜もひとり 思い出の
鏡に映す 薄化粧

せせらぎ清い 山あいの
道にかくれた 恋の宿
溢れる想いに 耐えながら
女ごころの 未練が今日も
叶わぬ夢を 追いながら
あなたを待つの 薄化粧