1.しほり
作詞:吉田旺
作曲:三木たかし
ひらがなみたいに やさしくて
素直な娘に育てよと
しほりと名付けてくれた父
あなたの温もり忘れない
父さんわたしが見えますか
そちらも風花舞いますか
あなたを奪った日本海
みつめて十五歳になりました
鰊を焼くたび父さんに
たべさせたいねと目を濡らす
母さんみてるとわかります
ひらがなみたいなやさしさが
そろそろこちらも冬支度
そこから津軽が見えますか
春来りゃわたしも父さんに
似ている誰かに会えそうな
父さん寒くはないですか
手編みのマフラー流します
あなたの声して海鳥が
しほりとわたしを呼んだよな
2.恋予報
3.夢色めまい
4.たずね人
5.港雨情
作詞:たかたかし
作曲:船村徹
雨がふる日は さみしくて
磯の鵜の鳥 鳴きやまぬ
あれは下田のかよい船
通うつばさもないわたし
涙が走りだす 波浮の港
袖をぬらして 雨がふる
暮れて岬に 灯がともる
だれに咲くのか 白い花
雨にうたれて 背のびして
便りも 遅れがち 波浮の港
あれは三崎の 灯りやら
見えてかくれる 夜釣船
利休鼠の雨降る夜は
あなた恋しと鶴をおり
波間にとばします 波浮の港
6.島だより
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