1.寒がり
作詞:石原信一
作曲:新田晃也
風邪引くなんて 久しぶり
おふくろ死んだ 朝以来
大事な人を なくすたび
寒さがつのる この頃さ
もしもおまえが 幸せに
今もはぐれて いるのなら
もどっておいで 寒がり同士
冬の薄陽(うすび)も 射すだろう
マフラー首に 巻きながら
小さな咳を していたね
離れてやっと 気がついた
淋しいおもい させたこと
あの日ぽつんと 置き手紙
今もこの胸 熱くする
もどっておいで 寒がり同士
ボタンひとつの 掛けちがい
この齢(とし)だから 頑固者
やりなおせるか どうだろか
寒かったのは 躰(からだ)より
心の奥の すきま風
雪の舞い散る かなしみに
今も震えて いるようで
もどっておいで 寒がり同士
言葉なんかは なくていい
2.夢のつぼみ
作詞:石原信一
作曲:新田晃也
泣くだけ泣いて 眠ればいいさ
夜空に涙 撒(ま)き散らせ
恋に破れた 悔しい傷が
おまえを綺麗に させるから
夢のつぼみは 三分咲き
寄せては返す 世間の波に
流され呑まれ 俺もまた
人のさだめと あきらめないで
おまえの幸せ 見せてくれ
夢のつぼみを 離すなよ
かじかむ躰(からだ) こっちにおいで
風よけぐらい なれるから
誰も悲しい 足跡つけて
それでも明日に 歩き出す
夢のつぼみを 抱きしめて
抱きしめて
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