帰り花

弦哲也 帰り花歌詞
1.帰り花

作詞:喜多條忠
作曲:弦哲也

季節はずれて淋しげに
そっと一輪 咲く花を
「帰り花」って言うのよと
お前がいつか教えてくれた

あれからいくつも春がゆき
どうしてる? 何してる?
隣でいい人 微笑(わら)っているか?
今でも俺の心の隅で
泣いているよな 帰り花

つかみそこねた夢だって
追えばいつかは かなうのを
「帰り夢」って言うのよと
くじけた俺を支えてくれた

ふたりで流れた北の街
粉雪よ しばれるね
若さの炎で 薪(たきぎ)を焚(た)いて
体を寄せて心を寄せて
明日を待ってた ふたり花

あれからいくつも春がゆき
どうしてる? 何してる?
笑顔でいい人 包(つつ)んでいるか?
今でも俺の心の隅で
咲いているよな 帰り花


2.折り鶴の宿

作詞:喜多條忠
作曲:弦哲也

ついてゆきます
あなたが 夢を
いつかかなえる その日まで
紅白(あかしろ)夫婦(めおと)の 折り鶴ふたつ
窓にならべて 肩抱き合えば
星が流れる 折り鶴の宿

行ってみようか
想い出 たずね
遠い昔の あの宿に
ふたりで歩いた 人生峠
息もつけない 胸突き坂も
やっと越えたね 折り鶴の宿

どんな苦労も
嵐も 雨も
お前の笑顔が 屋根がわり
子供みたいな わがまま亭主
どうか変わらず よろしく頼む
灯りやさしい 折り鶴の宿