1.まだ赤い
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
イニシャル人差し指でなぞる 嫌いな your name
甦る きしむ祈り 時々蠢いていた
モノグラムの傷が季節を迎えない
生きてる私は 何の模様に見えられようか
How could you take me back the empty time we killed?
Oh! I'm ashamed of myself, I adored you, I loved you
謝らないで 余裕を隠しながら
いらないいらない まだ赤い記憶
吐き出されるうすっぺらなあなたの罪悪感は
心にハサミをいれるような鋭い風 INTOXCICATED
ずるい朝が来る 窓辺を気にしながら
見えないあなたは何の模様に 見えられようか
How could you take me back the empty time we killed?
Oh! I'm ashamed of myself, I adored you, I loved you
羨ましかった 幸せなあなた
新しい場所へ 乗り継いで行った
白い歯 見せるな 笑顔など 見たくない
繕った 悲しげな 顔はもっと 見たくない
How could you take me back the empty time we killed?
Oh! I'm ashamed of myself, I adored you, I loved you
羨ましかった 幸せなあなた
新しい場所へ 乗り継いで行った
大好きだった 大嫌いだった
許したかった 苦しかった
羨ましかった 幸せなあなた
いらないいらない もう何も 何も
2.照れるような光
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
Dear 昔の人 あれからどんなことを思いながら
面影朽ちる君のあの路 歩いていましたか
私は過去を 残さず食べて 今を確かに生きています
答えをずっと求めていた私の冬が
何度も溶けて忘れられて ただの冬になった
あの恋に 別れに試されながら 今日へと登れました
悲しみを 蔑みを うらぎりを ありがとう
私を うたわせて 生かしてくれて ありがとう
あんなに きれいで憎かった夢も 君の姿も
いつの間にかTVを観るように人ごとになっていた
敵、見方と壁を作ることなどもう 必要なくなったんだね
時は優しいね
Dear 傍にいてくれる人 あなたの前で
女の子らしいスカートに 足がすくんでしまうような
慣れていない幸せの形に 私は戸惑っています
照れるような光を 愛しい気持ちをありがとう
あなたが救ってくれた 私の過去にありがとう
私には 幸せが似合わないけれど
あなたには 幸せがとても似合うけれど
そんな二人がまだ 一緒にいても良いよね
陽のあたる場所にいてもいいよね
もし添いとげる ゆっくり奏でる時を過ごせたら
私は決して あなたよりも先には死なない
3.雨音呟く
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
嫌われたくない
自分のせいにされたくない
言いたいこと言えず
人任せにして哀しい
素直な曇り空 上手に泣いている
何から探そうか 雨音呟く
スポーツ観戦だけが 楽しみなこの頃の僕
贔屓にしているチームに勝利をたくして
自分に勝てないストレスをまやかしている
素直な曇り空 上手にぼやいている
何から始めようか 雨音呟く
今日も学校や会社で負けてきたよ
でも明日も行って来るよ
負けた選手に野次を飛ばしながら
本当は自分に野次を飛ばしていた
素直な曇り空 上手にぼやいている
何から話そうか 雨音呟く
4.割れる笑顔
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
あなたが好きよ 笑えずに震えて
息をするのも 忘れるくらい
あなたが好きよ 殺したいのに
殺さないくらい あなたが好きよ
引きつって割れそうな私の笑顔を抱いて
強く強く どこまでも深く
いつもより大袈裟に言いたいだけなの
本当はごく普通にあなたが好きよ
死に場を探す猫のような状態でも
どんなに複雑な心境でも
気持はひとつよ
引きつって割れそうな私の笑顔を抱いて
強く強く どこまでも深く
透き通った寒い夜に私を想って
強く強く どこまでも遠く
凍りついた窓ガラスを貫く程想って
強く強く どこまでも遠く
猜疑心で固まったこの胸の壁を破って
早く早く どこまでも新しく
今の私に与える余裕などない
欲するままに
引きつって割れそうな私の笑顔を抱いて
強く強く どこまでも遠く
5.アイシテイルノニ
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
好きでいてくれるだけでよかったのに
傍で生きてくれるだけでよかったのに
私はそれ以上を求めて
君の唇から滑り落ちた
そして今更私は 黙って喚く
こんなに愛してるのに
誰が その唇に赤い傷をつけた
こんなに愛してるのに
テレビの中から漂ってきた
戦争の匂いに我を取り戻した
疎開先から戻ってきた子供たちが
燃え尽きた家族になだれ落ちる
失恋の悲しみに泣きわめくだけの 私などまだ頑張れる
人は皆 どんな悲しみからも立ち直ることができる
けれど今はお願いよ
私から感情を奪って欲しい
もう悲しまなくてすむように
枯葉になりたい 乾いた秋に砕け落ちたい
そして今更私は 黙って喚く
こんなに愛してるのに
私の愛が君のより 大きくなるのが怖くて
君から逃げた
こんなに愛してるのに
6.春遅し
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
冷たい風やウロウロするなよ
私を冬に連れ戻すなよ
今ならまだ引き返せるとか言うなよ
片足は冬に もう片方は春に
溢るる愛に まだぎこちない桜
其処に春が 無かったら
私は夜空に落ちて行く
君がいなくなったら
私は寒空に舞い上がる
だからいつ一人になっても
生きて行けるようにと
心を少し冷そうと
浅い春が 寒戻る
まだ春になり切れなくて
浅い春が 凍返る
まだ君に乗り切れなくて
片足は私に もう片方は君に
溢るる愛に まだぎこちなく春遅し
瞼閉じれば 春めいた明日に
君の優しい眼差しが 浮かんで消えた
ここに春は 無かったね
何処にもないのに探してた
君がいない春でも
私はただ君を唄ってる
7.儚い紫陽花
作詞:小谷美紗子
作曲:小谷美紗子
I don't know, 成す術もなく I don't know, 時が走る
ハンドルを握るあなたの手に 雨混じりの風が吹く
サイドミラーに映る 泣いている街の片隅で
私の恋が咲いていた それは儚い紫陽花
何も知らないあなたの笑顔は 青い花弁
溺れる私から遠く 浮かんでは消える希望
けして掴めない But I like you. No, I love you
笑って見送るだけ
I don't know, そんな事訊かないで I don't know, そんなの分からない
あなたが何て彼女に プロポーズすれば良いかなんて
何所にでも咲いているのに 気付いてもらえない花
何時かの祭りの後 独りで枯れる
何も知らないあなたの笑顔は 青い花弁
私の心に積もる 雪は幻 儚い希望
車を降りたら 心を傘で隠して
笑って見送るだけ
私の恋が咲いていた それは儚い紫陽花
何も知らないあなたの笑顔は 青い花弁
溺れる私から遠く浮かんでは消える希望
けして掴めないBut I like you. No, I love you
笑って見送るだけ
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