詩色の季節

小泉今日子 詩色の季節歌詞
1.ひとり街角

作詞:三浦徳子
作曲:馬飼野康二

白い貝がらブローチ 落とした私
あなたに そうよはじめて贈られた愛

ふざけてブラウスの
端っこにつけていた
額に汗 昼下り…

※今夜の電話でごめんねを言うのは
たやすいことと たやすいことと 知っているけど
これきりこの恋 午後の陽ざしの向こうに
消えちゃいそうで こわい
揺れる 揺れる 揺れる街角※

遠い潮騒 聴けてわ 白いブローチ
テーブルはさみ ジョークに耳を近づけ

レースの花模様
あの日の砂浜よ
カップの船 走らせた…

明日もあなたと さりげない気持で
ほほえみあうと ほほえみあうと 知っているけど
これきりこの恋 午後の陽ざしの向こうに
消えちゃいそうで こわい
揺れる 揺れる 揺れる街角

(※くり返し)


2.白い秋桜

作詞:荒木とよひさ
作曲:穂口雄右

アー 白いコスモスが
あなたの色に 染まってしまうわ
アー 白いコスモスに
あなたの愛で ふれてほしいの

落葉の季節の恋は 夏より危ないみたい
昼下がりの木陰の 出来事は秘密よ
背伸びする年頃の せいじゃないわ
このときめく恋ごころ 愛になるのが恐い

アー 白いコスモスが
あなたの色に 染まってしまうわ
アー 白いコスモスは
あなたのために 咲いてみたの

たそがれ ゆれてる恋は 夢から覚めないのです
めぐり逢いはいつでも ロマンスの始まり
その指にふれるため 生まれて来たの
この季節に散ってゆく 愛になるのが恐い

アー 白いコスモスが
あなたの色に 染まってしまうわ
アー 白いコスモスは
あなたのために 咲いてみたの


3.林檎のきもち

作詞:鈴木隆子
作曲:穂口雄右

似合わないって 知ってたけれど
鏡に向って 口紅つけたの
テキスト・ブック 言訳にして
あなたのお部屋を 尋ねてゆくわ

甘くすっぱい 私の想い
そっと包んで くちづけてくれますか

青い林檎に北風吹いて
あなたへの気持ち 淡く
恋の色に 恋の色に 染めてゆくのよ
よそ見をしないで下さい 林檎のきもち

わからないこと 聞くふりしては
息かかるくらい 頬を寄せたの
なのにあなたは 憎らしいほど
静かな眼差 くれただけなの

キラキラ光る 恋の入り口
見つからなくて ふるえてる私です

青い林檎に北風吹いて
あなたへの気持ち 淡く
恋の色に 恋の色に 染めてゆくのよ
も少し感じて下さい 林檎のきもち

甘くすっぱい 私の想い
そっと包んで くちづけてくれますか

青い季節に夕陽が落ちて
つれないあなたに とけて
恋の香り 恋の香り 漂わせるの
も少し感じて下さい 林檎のきもち


4.テレフォン・デート

作詞:荒木とよひさ
作曲:穂口雄右

Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring

約束したはずなのに おやすみテレフォン・デート
九時を過ぎたはずなのに リンリンリン ベルが鳴らない
なんだか不安な気持よ Woo Woo あなたのこと考えたら

髪を洗って 爪も磨いて
待ってるの わたしは
あなたきっと怒っているのね
大人になれない あのこと
今度逢えたら許せるわ
瞳を閉じ Love me 抱きしめて

Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring

人差し指痛いほど ダイヤル回してみても
長いお話中なのよ ツーツーツー ベルが鳴らない
わたしの知らない誰かと Woo Woo 話をしているのかしら

鏡の前のあなたの写真
笑っているけれど
あなたきっと退屈したのね
大人になれない わたしに
今度逢えたら許せるわ
瞳を閉じ Love me 抱きしめて

髪を洗って 爪も磨いて
待ってるの わたしは
あなたきっと怒っているのね
大人になれない あのこと
今度逢えたら許せるわ
瞳を閉じ Love me 抱きしめて
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring
Ring Ring Bell Riring Ring


5.オリーブの髪かざり

作詞:荒木とよひさ
作曲:鈴木キサブロー

水色のそよ風 長い髪 ゆらすから
陽に灼けた あなたの微笑が まぶしくて
私から 私から 打ち明けられないわ
好きだけど 好きだけど 何も言えない

オリーブの髪かざりを
編んで下さい 愛のしるしに そっと
オリーブの髪かざりを
つけて下さい あなたの その手で

亜麻色にキラめく 髪に指 ふれるから
目を閉じて このまま肩寄せてしまいたい
あなたから あなたから 私の耳元で
好きだよと 好きだよと 本当は聞きたい

オリーブの髪かざりを
投げて下さい 愛のしるしに そっと
オリーブの髪かざりを
つけて下さい あなたの その手で

オリーブの髪かざりを
編んで下さい 愛のしるしに そっと
オリーブの髪かざりを
つけて下さい あなたの その手で


6.詩色の季節の中

作詞:大山和栄
作曲:たきのえいじ

虹色のクレパス 散りばめたような
季節(とき)を知らせる 小さな花屋さん
窓ごしに 恋人のシルエット
赤いドアの喫茶店
角を曲がると 子供たちの声
そこが わたしの育った町

いつの日か きっと
めぐり逢えるでしょう
赤い糸で 結ばれた人
あなたに いつか
わたしの町の話を聞かせてあげたい

彩(いろ)とりどりの夢 編みこんだような
小物が並んでる 手芸屋さん
アスファルトのとぎれた路地には
背い高のっぽ キリン草
角を曲がると 仔犬がじゃれて
そこが わたしの育った町

いつの日か きっと
めぐり逢えるでしょう
赤い糸で 結ばれた人
あなたに いつか
わたしの町の話を聞かせてあげたい

いま わたしは詩色(うたいろ)の季節(とき)の中
いま わたしは詩色の季節の中


7.独り遊戯

作詞:大山和栄
作曲:萩田光雄

あなたかしら 捜してた人
こぼれる笑み 白いセーターまぶしい
追いかけて 追いかけて
かげぼうし かげぼうし
そっと 腕を曲げてみたら
ほらネ ほらネ
腕組み合った 恋人同士に
見えないかしら

風が揺れる距離
胸がきゅんとなったわ
影だけが 悲しい独り遊戯(あそび)
追いかけて 追いかけて
ほしいのは わたし

あなたなのね 捜してた人
恋の予感 夕焼けが目に痛いわ
追いかけて 追いかけて
かげぼうし かげぼうし
そっと 横をむいてみたら
ほらネ ほらネ
キスをしている 恋人同士に
見えるかしら

風が揺れる距離
胸がきゅんとなったわ
影だけが 悲しい独り遊戯(あそび)
追いかけて 追いかけて
ほしいのは わたし

追いかけて 追いかけて
ほしいのは わたし


8.涙のびんづめ

作詞:大山和栄
作曲:鈴木キサブロー

やさしく 笑わないで
そんなに みつめないで
初めてなのよ 胸が痛いわ

あの空の色さえも
風の色さえも
なにもかも 違うのは
あなたを知ったせいよ

だけど…
隠し撮りのあなたの写真(スナップ)
いつも 同じ微笑み
いま少しセンチメンタル

(そねう)
恋を知ったら泣きたくなるの
不思議ね 思いはいつも
涙のびんづめ
空に投げたら 星くずになって
わたしの心を キラメキにのせて
届けてほしい

あなたを 思いながら
手紙を 書いてみたの
初めてなのよ 胸が熱いわ

あの雨は銀の糸
微風(そよかぜ)はメロディ
なにもかも ステキなのは
あなたを知ったせいよ

だけど…
出せないまま カバンの片隅
いつも同じ繰り返し
いま少しハートブレイク

(そうね)
恋を知ったら泣きたくなるの
不思議ね 思いはいつも
涙のびんづめ
空に投げたら 愛の真珠になって
あなたの心へ 虹色の橋を
かけてほしい


9.愛色めっせーじ

作詞:大山和栄・補作詞:森雪之丞
作曲:萩田光雄

Lu lu li…… Lu lu lu……
You don't know my lonely heart
(My heart's crying in)
In the misty night
(My boy, please)
Please give me your love

言ってもいいですか
「あなたが好きです」って…
ノートの隅に初めて書いたの
L・O・V・E……ラブ……
他の人じゃ ダメ
あなただけに 伝えたいの

Lu lu li…… Lu lu lu……
You don't know my lonely heart
(My heart's crying in)
In the misty night
(My boy, please)
Please give me your love
でも…
あなたには もう
特別な女の子がいるって
噂を聞いたの
咲きかけの 小さな花が
心の中で ドライフラワーになっちゃった
あなたにしか
この花を咲かせられなのに

Lu lu li…… Lu lu lu……
You don't know my lonely heart
(My heart's crying in)
In the misty night
(My boy, please)
Please give me your love


10.Please Love Me

作詞:大山和栄
作曲:三木たかし

落葉に Love(スキ)と書いてみた
黄昏色に染まった公園
届かないと思っていた
叶わないと思っていた
それは春の嵐よりも
夏の光よりも衝撃 ショーゲキ

涙があふれたのは
夢ではないかと思ったからよ
あなたからの一言
I love you, please love me
I love you

そっと まわしたあなたの腕
幸福色に染まった二人
届かないと思っていた
叶わないと思っていた
それは秋の金色より
冬の白銀色(ぎんいろ)より衝撃 ショーゲキ

涙がこぼれたのは
言葉にならない わたしの思い
あなたからの くちづけ
I love you, please love me
I love you

物語の主人公(ヒロイン)みたいに
ハッピーエンドに・なれるといいわ
瞳 Kira Kira
心 Doki Doki
ほほが熱いわ
瞳 Kira Kira
心 Doki Doki
いま愛を知ったの

瞳 Kira Kira
心 Doki Doki
ほほが熱いわ
瞳 Kira Kira
心 Doki Doki
いま愛を知ったの