特選集/雨月伝説

小林幸子( こばやしさちこ ) 特選集/雨月伝説歌詞
1.雨月(つき)伝説


2.幸せ

作詞:中島みゆき
作曲:中島みゆき

夢なら醒める ああいつかは醒める
見なけりゃよかったのにと言われても
それでも夢が 醒めるまでのあいだ
見てたことを幸せと呼びたいわ
あなたの町が 窓の向こうで
星のように遠ざかる電車で思います
幸せになる 道には二つある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つある
もう一つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
どちらもぜいたくね
せんないね せんないね
これからどうしよう
幸せになりたいね

旅の途中の ああ雪降る駅で
なぜ降りてしまったのかわからない
あなたは来ない 追いかけては来ない
当たり前ねと小さく笑います
急ぎ足では 遠ざかれない
雪の粒より小さな夢をまだ見てるわ
幸せになる 道には二つある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つある
もう一つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
どちらもぜいたくね
せんないね せんないね
これからどうしよう
幸せになりたいね

幸せになる 道には二つある
一つめは願いごとうまく叶うこと
幸せになる 道には二つある
もう一つは願いなんか捨ててしまうこと
せんないね せんないね
せんないね せんないね
幸せになりたいね


3.越後情話

作詞:荒木とよひさ
作曲:弦哲也

数え七歳(ななつ)で 唄って泣いた
親にはぐれた 角兵獅子
酔えば泪の 泪の酒か
旅の夜風に 汽車の音が
越後 筒石 親不知

女ひとりの 浮草ぐらし
夢は都の 花舞台
恋も知らずの 知らずの千鳥
白い化粧の 悲しさよ
越後 深雪 柏崎

桴(ばち)を右手に 太棹(ふとざお)抱けば
芸が助ける 身の辛さ
春はいつ来る いつ来る春は
木綿絣に 雪が舞う
越後 荒海 佐渡ヶ島


4.母ひとり

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

苦労した 母の手のひら
我が子らの 為だけに生きて
倖せと聞けば 倖せだよと
小さく うなずく 微笑(ほほえみ)
いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり

髪を梳(す)く 指の細さよ
愛おしく こみあげる涙
長生きをしてね 杖をついても
想い出 訪ねて 歩こう
いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり

アルバムの 若き写真を
自慢する あどけない姿
人生はいいよ 楽しかったと
遠くを見つめる 横顔
いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり

いつまでも いつまでも 母ひとり
いつまでも いつまでも 母ひとり


5.雪椿

作詞:星野哲郎
作曲:遠藤実

やさしさと かいしょのなさが
裏と表に ついている
そんな男に 惚れたのだから
私がその分 がんばりますと
背(せな)をかがめて 微笑み返す
花は越後の 花は越後の
雪椿

夢にみた 乙女の頃の
玉の輿には 遠いけど
まるで苦労を 楽しむように
寝顔を誰にも 見せないあなた
雪の谷間に 紅さす母の
愛は越後の 愛は越後の
雪椿

つらくても がまんをすれば
きっと来ますよ 春の日が
命なげすて 育ててくれた
あなたの口癖 あなたの涙
子供ごころに 香りを残す
花は越後の 花は越後の
雪椿


6.別離(わかれ)


7.矢車日記

作詞:小谷夏
作曲:中村泰士

うしろ姿の女の背中に 細い径がある
径をたどれば女の胸には 涙の谷がある
忘れてくれなんて 言うから忘れない
矢車の矢車の 花を一輪
もういち度夢ひとつ 咲かせてみたい

恋をなくした女の頬には 白い河がある
河をくでれば女の瞳に 涙の海がある
愛しすぎたことに どんな罪があるの
矢車の矢車の 花は乱れて
実らない恋ひとつ しおれて消えた

思い出さがす女の心に 暗い坂がある
坂をのぼれば女の棲む町 涙の町がある
あなたが帰るまで 心に灯をともし
矢車の矢車の 花を一輪
あきらめたこの胸に 飾って待つわ


8.おもいで酒

作詞:高田直和
作曲:梅谷忠洋

無理して飲んじゃ いけないと
肩をやさしく 抱きよせた
あの人 どうしているかしら
噂をきけば あいたくて
おもいで酒に 酔うばかり

ボトルに別れた 日を書いて
そっと涙の 小指かむ
あの人 どうしているかしら
出船の汽笛 ききながら
おもいで酒に 酔うばかり

いつかは忘れる 人なのに
飲めば未練が またつのる
あの人 どうしているかしら
くらしも荒れた このごろは
おもいで酒に 酔うばかり


9.心のままに


10.冬のリヴィエラ


11.北の旅人

たどりついたら 岬のはずれ
赤い灯が点く ぽつりとひとつ いまでもあなたを 待ってると
いとしいおまえの呼ぶ声が 俺の背中で 潮風になる
夜の釧路(くしろ)は 雨になるだろう

ふるい酒場で 噂をきいた
窓のむこうは 木枯まじり 半年まえまで 居たという
泣きぐせ 酒ぐせ 泪ぐせ どこへ去(い)ったか 細い影
夜の函館(はこだて) 霧がつらすぎる

空でちぎれる あの汽笛さえ
泣いて別れる さい果て港 一度はこの手で 抱きしめて
泣かせてやりたい 思いきり 消えぬ面影 尋ね人
夜の小樽(おたる)は 雪が肩に舞う


12.石狩挽歌


13.氷雨


14.雪國


15.越冬つばめ


16.イチマディン~永遠に…

作詞:小林幸子
作曲:小林幸子

遙か続いている 地平線の果てに
いつか見た天使の ゆりかごを探しに
月の光よ 照らしておくれ
悲しみの無い 夢の国まで
人は愛を信じ 故郷(ふるさと)を離れて
人は夢を無くし 故郷に帰る

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー

君は自由という 羽をつけはばたき
思い出の宝石 ひとつずつ捨ててく
時の運命(さだめ)に 虹は消えても
まぶた閉じれば 泡沫(うたかた)の夢
人は愛を信じ 母の胸を離れ
人は夢を無くし 母の胸に帰る

アンマー ティ
アンマー ティ
アンマー ティクワ
ムデゥ ティ クゥ ワー

アンマー ティ
アンマー ティ
アンマー ティクワ
ムデゥ ティ クゥ ワー

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー

ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァー
ワァ ニン クァイ
ムデゥ ティ クゥ ワー