1.夢うぐいす
作詞:建石一
作曲:徳久広司
酔ったあなたに 背中を貸した
それが二人の 始まりでした
夢だけ見ている 男に惚れて
まわり道した 幸せさがし
今日の苦労は 明日の励み
夫婦うぐいす あぁ泣き笑い
負けず嫌いは おたがい様と
意地を張るよな 喧嘩もしたわ
昔のことなど 言いっこなしね
今があるのは あなたのおかげ
頼みましたよ これから先も
夫婦うぐいす あぁ泣き笑い
雨の上がった 夕焼け空に
そっと寄りそう 浮き雲ふたつ
本当に良かった あなたと生きて
花と涙の 人生芝居
幕を引くまで 一緒と決めた
夫婦うぐいす あぁ泣き笑い
2.女の花が咲く
作詞:麻こよみ
作曲:桧原さとし
小雨がこの胸に そぼ降る夜は
ひとりが哀しくて お酒がしみる
この世の坂道 つまずきながら
命のかぎりに 歩いて来たわ…
一度の幸せを 夢見て生きる
明日は花が咲く 女の花が咲く
あなたの面影を お酒に浮かべ
静かに揺らすたび せつなくつらい
恋して別れて 傷つきながら
涙を隠して 歩いて来たわ…
一度の幸せを さがして生きる
明日は花が咲く 女の花が咲く
喜び悲しみは この世の運命(さだめ)
こぼれるため息を 飲み干すお酒
遥かな人生 海山千里
力のかぎりに 歩いて行くわ…
一度の幸せを 信じて生きる
明日は花が咲く 女の花が咲く
3.あんたの花道
作詞:木下龍太郎
作曲:安藤実親
鳶(とび)が天まで 舞い上がるには
送り風より 向かい風
夢を捨てずに 明日(あした)に生きりゃ
人生芝居の 筋書きに
いつかやって来る きっとやって来る
目指すあんたの 花道は
ひとにゃ見えない 男の値打ち
惚れた私にゃ よく見える
酔っていいのよ 心の憂(う)さは
お酒が洗って くれるから
いつかやって来る きっとやって来る
遅いしあわせ 二人にも
傘も差せない 土砂降(どしゃぶ)り雨も
やがて上がって 陽が昇る
女房なりゃこそ 掛け声ひとつ
人生舞台の 大向(む)こう
いつかやって来る きっとやって来る
晴れのあんたの 花道は
4.春が来た(シングル・バージョン)
作詞:健石 一
作曲:徳久広司
あきらめかけてた 女の夢ひとつ
初めて咲きました あなたの優しさで
守って下さい 嵐が来た時は
折れて散りそな 花だから
胸につつんで 抱いててね
あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
待ってて良かった あなたに逢えました
忘れていいですね 心の傷あとは
うしろは見ません 明日(あした)が逃げるから
まわり道でも いいんです
そこにしあわせ あるのなら
あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
笑顔も仕草も 私に似てるのね
信じてみたいのよ 一途な人だもの
迷わず生きてく 最後と決めたから
ふれたその手の ぬくもりを
永遠(あい)と読んでも いいですか
あゝ春が来た あなたと言う名の 春が来た
5.道頓堀(とんぼり)人情
6.郷愁~われ立ちて~
作詞:坂口照幸
作曲:杉本眞人
ふるさとの
山の緑よ 海の青
昨日につづく 今日もあろ
あゝあの想い出を 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん
あのひとは
風の噂じゃ 独りとか
もう歳月が 遠くする
あゝあの初恋を 超えるものなし
しあわせ祈らん 誰よりも
男の酒には 涙あり
こころざし
いつか果たして 帰ろうか
あらたな旅路 始まらん
あゝあのふるさとを 超えるものなし
父なる強さで 世に立ちて
母なるこころで 世に返さん
7.旅まくら
作詞:石本美由起
作曲:水森英夫
誰を探して ここまで来たと
私を呼ぶよな 三陸かもめ
宮古 八戸 夏から秋へ
あなた尋ねる 旅まくら
波の こころ 冷たや
ああ ああ ああ 素肌が寒い
津軽海峡 海から暮れて
噂も聞けない 潮鳴りばかり
逢いたかろうと イカ釣り船の
遠い灯りも 涙ぐむ
北の 汽笛 淋しや
ああ ああ ああ 酔えないお酒
頬に吹雪が 冷たい夜は
側に寄り添う あなたが欲しい
いこか釧路へ 戻ろか襟裳
春はどこやら 旅まくら
夢の 絆 ひとすじ
ああ ああ ああ 女のさだめ
8.あばれ玄海
作詞:野村耕三
作曲:桜田誠一
時化がさらった 男船
妻という名も 波間に消えた
あばれ玄海 荒れるじゃないよ
形見の絣を 肩にかけ
酒を あんたと あゝ呑んでいる
うわさ世間の 流れ川
決めた覚悟の うす紅化粧
あばれ玄海 騒ぐじゃないよ
はたりと揺れてる 縄のれん
意地と涙で あゝ支えてる
雪の海面に 跳る風
忘れられない あの日が憎い
あばれ玄海 唸るじゃないよ
小指のほてりを 噛む夜は
夢であんたが あゝ逢いにくる
9.珍島(チンド)物語
10.夜明け(シングル・バージョン)
作詞:池田充男
作曲:西條キロク
恋がひとつ冷(さ)めて
暗い夜が明ける
ながれない掘割に
光る朝がきたわ
出て行った あいつには
一から十まで だまされた
世話をして 夢を見て
ひとりにさせられた
たかが別れじゃないの
泣いてることはない ことはない
せまい部屋のすみに
使い捨てのライター
窓あけて投げようか
空にむけて遠く
この胸の なぐさめに
あてない旅など してみよう
お金なら 五、六枚
財布にのこってる
たかが別れじゃないの
泣いてることはない ことはない
出て行った あいつには
一から十まで だまされた
世話をして 夢を見て
ひとりにさせられた
たかが別れじゃないの
泣いてることはない ことはない
11.人生しみじみ…
作詞:仁井谷俊也
作曲:曽根幸明
世間という字が 読みきれなくて
つまずき転んだ うきよ坂
生きてりゃきっと いい日も来ると
涙ぬぐった 裏通り
人生しみじみ… 人生しみじみ…
夢のにがさを 噛みしめる ウー噛みしめる
この世の試練に 笑顔で耐えて
倖せ花咲く のぞみ坂
果てなく遠い 道程(みちのり)だけど
明日という日が 道しるべ
人生しみじみ… 人生しみじみ…
酒に人恋う 夜もある ウー夜もある
結んだ絆(きずな)の やさしさ強さ
重ねた情(なさけ)の ふたり坂
ひとりじゃ誰も 生きられないと
いつか教えて くれたひと
人生しみじみ… 人生しみじみ…
こころ寄せあい ついてゆく ウーついてゆく
12.酒きずな
作詞:石本美由起
作曲:水森英夫
一度 結んだ 命のきずな
結び 通して どこまでも
これが 二人の 生甲斐ですと
決めた心に…
エエエ… 嘘はない
晴れて 添えない この世の運命
怨む気持ちは ないものを
私 独りを 残して逝った
あなた あの世は…
エエエ… 遠すぎる
古い女と 笑われようと
肌は 誰にも 許さない
月に 淋しさ 打ち明けながら
なみだ杯…
エエエ… 酒きずな
13.満天星~どうだん~
作詞:ちあき哲也
作曲:浜圭介
ボタおろし 夜っぴて荒れた せいかしら
燃え残る星が 燦いて やけにきれいだね…
昔、あの煙突から 煙が出ていた
煤焼けした 炭鉱の男達で 店は賑わった…
ごめんね 男衆ぁ よか衆
色気は懲りたの 嫌いじゃなかった
自慢の小節も 聴けなくなって
今はどこへやら――
秋は行き 冬は行き また春がめぐり
あたしは 今日も 暖簾をしまう
「客足も 戻らぬ町さ やり直せ
まだ若い身空」 義兄さんは 酔うと諭すけど…
昔、骨埋める気で 東京すてたの
つましくても 好きな人の形見 ここを守らせて…
ありがと 女衆ぁ よか衆
やりくり不馴れな あたしを見かねて
亭主を遊びに 遣してくれた
両掌合わせます――
春は行き 夏が来て もう誰もいない
鉄橋 じきに 始発が走る
昔、あの煙突から 煙が出ていた
気の短い 炭鉱の男達で 店は賑わった…
ごらんよ 麗ちゃん 咲ちゃん
星がきれいだよ…
14.淋代(さびしろ)挽歌
15.人間劇場
16.あい・らぶ・ゆうを聞かせて
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