路傍の花

大泉逸郎 路傍の花歌詞
1.路傍の花

作詞:坂口照幸
作曲:大泉逸郎

誰にも人生 波はある
のり越えられたよ 瀬戸際も
人目にゃ頑固な 男でいても
そのくせおまえに 頼りきり
姿もりりしい 路傍の花よ

何より地道が 一番と
派手ごと嫌って 尽くすやつ
そんなにあなたに 持ち上げられて
引っ込みつかぬと 酒を注ぐ
どこまで健気(けなげ)な 路傍の花よ

人生晩年 今わかる
めおと以上の 縁はない
うしろをふりむきゃ うす紅色の
香りを残して ついてくる
命のともし灯 路傍の花よ


2.新庄恋しや

作詞:坂口照幸
作曲:大泉逸郎

ハァ
あの山高くて 新庄が見えぬ

新庄恋しや ふるさと恋し
老いたおふくろ 気にかかる
あんな小さな 我が家でさえも
広く見えたよ あの頃は
雪に埋もれて
雪に埋もれて 人もない

厚い人望 おやじの器
真似もできない 俺なんか
高くそびえる 鳥海山と
何処か姿も 似ていると
酒にしみじみ
酒にしみじみ しのぶ夜

新庄恋しや ふるさと恋し
身体一つの 旅だもの
夢の間に間に 枕木踏んで
せめて帰ろか あの頃へ
いずれ故郷の
いずれ故郷の 土になる