花湯の契り

大樹ゆたか 花湯の契り歌詞
1.花湯の契り

作詞:山田孝雄
作曲:四方章人

抱いて下さい 朧(おぼ)ろな月が
渓流(たに)の流れに 添うように
そして私の ときめく胸に
さくら色した 言(こと)の葉(は)を
離さない 離れない
こころのままです 花湯(はなゆ)の契(ちぎ)り

お為(ため)ごかしの 浮世に泣いて
知ったあなたの おもいやり
窓に飾った 都会の菫(すみれ)
いいえ私は 野のすみれ
笑い咲き 黄紫(きむらさき)
こころのままです 花湯の契り

いのちあげます 絡める指に
守り通した 赤い糸
結び合う日の しあわせ信じ
一夜(ひとよ)もみじの 綾(あや)を織る
格子窓 遠花火
こころのままです 花湯の契り


2.うす紅桜

作詞:井上源太
作曲:四方章人

惚れて尽くして 愛されるたび
色がうすれる 春の夢
教えてください ここに来て
涙あふれる その訳を
指をからめて 身を寄せながら
今宵も咲きたい うす紅桜

罪な香りで 花びら染めて
どんな苦労も 惜しまない
冷たい世間の 風が吹き
噂話が 胸をさす
ひと夜だけでも 帰したくない
影で咲いてる うす紅桜

川の流れに この身を浮かべ
付いて行きたい どこまでも
信じてみたいの この人を
同じ運命(さだめ)が 欲しいから
あなたの愛に 命をあずけ
静かに舞い散る うす紅桜