シベリア鉄道

大城バネサ シベリア鉄道歌詞
1.シベリア鉄道

作詞:松井由利夫
作曲:浜圭介

涙のしずくが 凍りつく
窓の向こうは 涯てない曠野(こうや)
こころ細さも 明日になれば
あなただけに つないでた
夢をようやく 掴(つか)めるわたし
夜汽車は走る
…想いは遥(は)る遥(ば)る シベリア鉄道

気まずく別れた あの日から
悔みきれずに なんども泣いた
赤いレンガの モスクワ広場
それも今は 風になり
通りすぎてく キーロフペルミ
夜汽車は走る
…大地をひたすら シベリア鉄道

汽笛が哭(な)くたび 近くなる
蘭(らん)の花咲く あなたの街が
逢えば言葉に ならないでしょう
胸をゆする バラライカ
涙ときめき おもかげ乗せて
夜汽車は走る
…ふたりの夜明けの シベリア鉄道


2.砂の人形

作詞:松井由利夫
作曲:浜圭介

あてもないまま 汽車に乗る
こんな淋しいことが ありますか
好きだから 別れるなんて
軽く言える 男のきもち
わからない わからないから 心のけじめ
つけたいための 北の旅

かぞえきれない 駅を過ぎ
涙いろした空が 白むころ
はじめての 海辺の町は
潮のけむり 群れとぶ鴎
やさしいの やさしすぎるの 睫毛にしみる
貝がらひとつ 夢ひとつ

いくらまごころ つくしても
恋ははかない 砂の人形ね
波と風 ひと吹きすれば
消えてしまう 跡かたもなく
つらいけど つらい思いを たちきらなけりゃ
見えない明日 ひとり旅