一瞬の夏

吉田拓郎 一瞬の夏歌詞
1.あゝ青春

作詞:松本隆
作曲:吉田拓郎

ひとつひとりじゃ淋しすぎる
ふたりじゃ息さえもつまる部屋
みっつ見果てぬ夢に破れ
酔いつぶれ夜風と踊る街
哀しみばかりかぞえて 今日も暮れてゆく

あゝ青春は 燃える陽炎か
あゝ青春は 燃える陽炎か

いつつ生きてる後味悪さ
胸に噛みしめれば泣ける海
やっつやめるさ抱きあっても
こころは遠ざかる安い宿
眠れぬ夜をかぞえて 日々は過ぎてゆく

あゝ青春は 燃える陽炎か
あゝ青春は 燃える陽炎か…


2.マークII

作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎

さよならが 言えないで どこまでも歩いたね
街あかりさえ消えて 足音が淋しいよ
わかってくれる ただ一人の君を はなしたくないのに
冷たいこの世界

みつめたら 泣いていた いとおしい君だった
悲しみをこらえてる 傷ついた若い恋
また会うときは 大人になっているだろう 別れたくないのに
冷たいこの世界

年老いた男が 川面を見つめて
時の流れを 知る日が 来るだろうか


3.唇をかみしめて

作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎

ええかげんな奴じゃけ
ほっといてくれんさい
アンタと一緒に
泣きとうはありません

どこへ行くんネ
何かエエ事あったんネ
住む気になったら
手紙でも出しんさいや

季節もいくつか
訪ねて来たろうが
時が行くのもワカラン位に
目まぐるしかったんじゃ
人が好きやけネー 人が好きやけネー

さばくもさばかんも 空に任したんヨー

人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー

何かはワカラン
足りんものが あったけん
生きてみたんも
許される事じゃろう

自分の明日さえ
目に写りもせんけれど
おせっかいな奴やと
笑わんといてくれ

理屈で愛など
手にできるもんならば
この身をかけても すべてを捨てても
幸福になってやる
人が泣くんヨネー 人が泣くんヨネー

選ぶも選ばれんも 風に任したんヨー

人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー

心が寒すぎて
旅にも出れなんだ
アンタは行きんさい 遠くへ行きんさい
何もなかったんじゃけん
人が呼びよるネー 人が呼びよるネー

行くんもとどまるも それぞれの道なんヨ

人が生きとるネー 人がそこで生きとるネー

人がおるんヨネー 人がそこにおるんヨネー


4.恋唄


5.家へ帰ろう

作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎

この道は どこまで続いてるだろう
少しだけ 疲れてるような気分
風の中 心しみじみゆれて
雨にうたれ 胸は痛んでないか
やさしい心 今日も変わる事はなく
愛する気持 あふれるばかりあって
本当に 好きだったものがある
受けとめる 事のできないものもある

※家へ帰ろう 家へ帰ろう
この道をまっすぐ 家へ帰ろう
家へ帰ろう 家へ帰ろう※

大切なもの 見えなくなってしまいそう
いらないものも わからなくなってくる
あとどれ位 幸福(しあわせ)が必要なの
不幸な話 いくつかさねればいい
理由なく 涙出てきそうだから
知らぬ間に こぶし握っているから そう

(※くり返し)

逢いたい人の 笑顔が呼びかけてくる
思い出達が とまる事なく浮かぶ
今 僕は 何をがまんしてるんだろう
誰のため 心乱してるんだろう そう

(※くり返し)

この道をまっすぐ 家へ帰ろう


6.全部だきしめて

吉田拓郎とLOVE2ALLSTARS
作詞:康珍化
作曲:吉田拓郎

きみのすべてをぼくの自由にしたくて
ずっと大切にしてたわけじゃない
だからなにも信じられなくなっても
ぼくを試したりしなくていいんだよ

いいさ落ち込んでだれかを傷つけたいなら
迷うことなくぼくを選べばいい
さびしさの嵐のあとで
きみの笑顔をさがしてあげるよ

きみがいたから勇気を覚えて
知らない場所も目をつぶって走れた
きみのためにできることを あれからずっと探してる

全部だきしめて きみと歩いて行こう
きみが泣くのなら きみの涙まで
全部だきしめて きみと歩いて行こう
きみが笑うなら きみの笑顔まで

ひとりになるのは誰だって恐いから
つまづいた夢に罰をあたえるけど
間抜けなことも人生の一部だと
今日のおろかさを笑い飛ばしたい

なにかをひとつ失した時に
人は知らずになにかを手にする
きみのためにできることを あれからずっと探してる

全部だきしめて きみの近くにいよう
星になった歌も 過ぎた想い出も
全部だきしめて きみの近くにいよう
きみが黙るなら きみにささやいて

全部だきしめて きみと歩いていこう
きみが泣くのなら きみの涙まで
全部だきしめて きみと歩いていこう
きみが笑うなら きみの笑顔まで


7.夏休み(ボーナストラック)

作詞:吉田拓郎
作曲:吉田拓郎

麦わら帽子は もう消えた
たんぼの蛙は もう消えた
それでも待ってる 夏休み

姉さん先生 もういない
きれいな先生 もういない
それでも待ってる 夏休み

絵日記つけてた 夏休み
花火を買ってた 夏休み
指おり待ってた 夏休み

畑のとんぼは どこ行った
あの時逃がして あげたのに
ひとりで待ってた 夏休み

西瓜を食べてた 夏休み
水まきしたっけ 夏休み
ひまわり 夕立 せみの声