青春のポケット

南一誠 青春のポケット歌詞
1.青春のポケット

作詞:いではく
作曲:大谷明裕

この頃すっかり 弱くなったと
軽いボヤキで 飲んでいる
女房子供たち 守り守られ
小さなしあわせに 酔っている
ふるさとの 風吹く中で
好きな時に 好きなように
生きてみれば これもありだと
涙落とした 青春のポケットを抱いている

昔に流行った 歌を肴(さかな)に
飲んで静かに ふり返る
仲間も少しずつ 欠けてゆくけど
まだまだ元気だと 笑いあう
友よもう 帰って来いや
時が移り 時が変えた
街でみんな 待っているから
涙落とした 青春のポケットがあるうちに

がんばること そろそろやめて
人を愛し 人に愛され
笑顔の花 そっと咲かせる
涙落とした 青春のポケットのまん中に


2.慕情の街

作詞:仁井谷俊也
作曲:大谷明裕

別れたおまえに逢えそうな
鯉城通りの 日昏れ刻
あなたが最後の恋なのと
泣いてたおまえは 今何処に
想い出拾う ひろしまで
もう一度逢えたら…

初めてふたりが結ばれた
宇品みなとに灯がともる
両手で囲ったライターの
焔に愛しい あの笑顔
幸せだった あの頃に
戻ってゆけたら…

噂も跡絶えた 流川(ながれかわ)
酒がこの俺 また責める
この世の運命に裂かれても
離しちゃいけない女だった
面影ゆれる ひろしまで
もう一度逢えたら…