1.加茂の流れに
作詞:南こうせつ
作曲:南こうせつ
やさしい雨の 祇園町
加茂の流れにうつる あなたの姿
あれは 初めての恋
見つめあう 見つめあう瞳 あなたとふたり
おぼろ月夜の 清水で
初めてふれたあなたの白い指
あれは はかない約束
涙に 涙にぬれてあなたとふたり
桜散る散る 嵐山
何も言わずに別れて あなたはどこへ
あれは去年の 今頃
想いは 想いはつのる あなたとふたり
2.四月
3.うちのお父さん
4.春に想えば
5.赤ちょうちん
6.妹
作詞:喜多条忠
作曲:南こうせつ
妹よ ふすま一枚へだてて今
小さな寝息をたててる妹よ
お前は夜が夜が明けると
雪のような花嫁衣裳を着るのか
妹よ お前は器量が悪いのだから
俺はずい分心配していたんだ
あいつは俺の友達だから
たまには三人で酒でも飲もうや
妹よ 父が死に母が死にお前ひとり
お前ひとりだけが心のきがかり
明朝お前が出ていく前に
あの味噌汁の作り方を書いてゆけ
妹よ あいつはとってもいい奴だから
どんなことがあっても我慢しなさい
そしてどうしてもどうしても
どうしてもだめだったら帰っておいで 妹よ……
7.雪が降る日に
作詞:伊勢正三
作曲:南こうせつ
雪が降るよ やまずに昨日から 昨日から
窓の外は何も見えない 見えない
約束を信じてた 約束を信じてた
昨日の夢は 終わるよ
雪の上に 足跡続くよ 続くよ
私を連れてゆこうと あなたは言ってたのに
足跡を追いかけて 足跡を追いかけて
昨日の夢は 終わるよ
昨日の夢は 終わるよ
8.岩を砕く花のように
南こうせつ&ジョン・デンバー
作詞:Joe Henry・訳詞:正司明弘
作曲:John Jarvis
The earth is our mother
Just turning around
With her trees in the forest
And roots underground
Our father above us
Whose sigh is the wind
Paint us a rainbow
Without any end
As the river runs freely
The mountain does rise
Let me touch with my fingers
And see with my eyes
In the hearts of the children
A pure love still grows
Like a bright star in heaven
That lights our way home
Like the flower that shattered the stone
すべてを抱く太陽の日は
限りない愛の美しさで
小鳥は自由に羽ばたいて
そして私は生きている
この河の流れ 山の色
今 心の中に溶けていく
子供達の心に芽生えている
その清らかな愛 星が照らす
Like the flower that shattered the stone
Like a bright star in heaven
That lights our way home
Like the flower that shattered the stone
9.国境の風
作詞:荒木とよひさ
作曲:南こうせつ
遥か海を越え 遠き母の大地(とち)
水鳥(とり)たちは この青空(そら)を 自由に飛び交うよ
せめてこの魂(こころ) せめてこの慕(おも)い
悲しみを伝えてよ 愛する人へと
時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に 国境の壁はないから
風よ 風よ 祖国(くに)の歌 聞かせて
風よ 風よ 母の歌 聞かせて
やがて陽が沈み 赤い地平線
水鳥たちも より添ってどこかで眠るなら
熱いこの涙 熱いこの慕(おも)い
夢の中で逢わせてよ 愛する人へと
星座(ほし)は何も知らずに おだやかに季節を変えるけど
この夜空(そら)を 奪うこと 誰も出来ない
風よ 風よ 祖国(くに)の歌 聞かせて
風よ 風よ 母の歌 聞かせて
時代(とき)は何も言わずに 悲しげな微笑み投げるけど
この大空(そら)に 国境の 壁はないから
風よ 風よ 祖国(くに)の歌 聞かせて
風よ 風よ 母の歌 聞かせて
10.恋のゆくえ
11.夢一夜
作詞:阿木燿子
作曲:南こうせつ
素肌に片袖 通しただけで
色とりどりに 脱ぎ散らかした
床に広がる 絹の海
着ていく服が まだ決まらない
苛立たしさに 口唇かんで
私ほんのり 涙ぐむ
あなたに逢う日のときめきは
あこがれよりも 苦しみめいて
ああ 夢一夜 一夜限りに
咲く花のよう 匂い立つ
恋するなんて 無駄なことだと
例えば人に 言ってはみても
あなたの誘い 拒めない
最後の仕上げに 手鏡みれば
灯の下で 笑ったはずが
影を集める 泣きぼくろ
あなたに逢う日のときめきは
歓びよりも せつなさばかり
ああ 夢一夜 一夜限りと
言いきかせては 紅をひく
あなたを愛した はかなさで
私はひとつ大人になった
ああ 夢一夜 一夜限りで
醒めてく夢に 身をまかす
12.あゝ旅の宿
13.夏の少女
作詞:南こうせつ
作曲:南こうせつ
目を覚ましてみると 白い砂は焼けて
まぶしい日ざしと いたずらな瞳が
僕をまどわす ほほえむ君の顔が
夏の空に溶けてゆく おまえは僕のために
生まれてきた様な なぜかそんな感じ
ラララ 夏の少女よ 強く抱きしめて
二人のすべてを ここにしるしておこう
暮れゆく浜辺には 君と二人だけ
心のゆくままに 波間に漂よえば
夏も終り 泣いてる君の顔が
季節を変えてゆき 冷たい潮風が
熱い胸をぬけて 思い出は涙にゆれる
ラララ 夏の少女よ 強く抱きしめて
二人のすべてを ここにしるしておこう
14.駅
15.神田川
作詞:喜多條忠
作曲:南こうせつ
貴方は もう忘れたかしら
赤いてぬぐい マフラーにして
二人で行った 横丁の風呂屋
一緒に出ようねって 言ったのに
いつも私が待たされた
洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸 カタカタ鳴った
貴方は私の からだを抱いて
冷たいねって 言ったのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 恐かった
貴方はもう捨てたのかしら
二十四色のクレパス買って
貴方が描いた 私の似顔絵
うまく描いてねって 言ったのに
いつもちっとも 似てないの
窓の下には神田川
三畳一間の小さな下宿
貴方は私の指先見つめ
悲しいかいって きいたのよ
若かったあの頃 何も恐くなかった
ただ貴方のやさしさが 恐かった
16.僕の胸でおやすみ(アンコール)
17.満天の星(アンコール)
18.おもかげ色の空 - カントリーロード(アンコール)
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