1.Beginning
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
白いカーテン揺らしてみる
終わらない夜を見つめてる
宛名のない絵葉書
私は元気だよと
何度も書いて消して
眠れない夜から始まってゆく
私がここにいるStory
何度でも生まれ変わる心のために
声よ届け未来へ
知らないうちに始まってた
波立つ星の海を越えて
空はやっと夜明けの口笛を響かせて
見下ろす街は夢の大地
眠れない夜に語り始める
私一人だけのStory
君のいない日々をきっと歩いて行く
今始まる未来へ
哀しみの日々を灯火に変えて
いつか照らし出せる Glory
何度でも生まれ変わる自分のため
声よ届け未来へ
2.Moonlight Starlight
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
生まれたての恋の微熱
花のようねキスの香り
睫毛の距離で測る心のDistance
もっと近くで声が聞きたい
Moonlight青白い微笑みで胸を燃やして
Starlight幾千の輝きに願いをかける
溜息が寒い夜だから
ずっと側にいていいよね
昨日までどこにいたの
明日からどこへ行くの
躊躇いながら結んだ指のSecret
何を信じて恋を語ろう
Moonlight寂しさの中から生まれた二人
Starlight悲しい気持ちも分け合えるから
夜明けには消える光の中で
今は泣いてもいいよね
Moonlightいつまでも終わらない恋を下さい
Starlight届かない輝きを信じていたい
夜明けには消える光の中
胸は永遠を語る
Moonlight青白い微笑みで胸を燃やして
Starlight幾千の輝きに願いをかける
溜息が寒い夜だから
ずっと側にいていいよね
3.カステラ
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
甘いハチミツカステラ
とろり溶ろけるカステラ
甘いハチミツカステラ
指までしゃぶりたいね
茶色い皮をめくったら中は黄金色なの
もっと大切に触ってね 案外もろいから
シンプルなようで繊細な味は保証付き
微妙な甘さで栄養を 心に身体にも
隠し味には涙の塩味……
甘いハチミツカステラ
とろり溶ろけるカステラ
ステキハチミツカステラ
指までしゃぶりたいね
全部しゃぶりたいね
4.Carry me
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
変わらないね 君はちっとも
春がいくつ過ぎた後も
まるであの時のままだね
驚いちゃう
どこかしら 君が変わって
いること期待してたね
複雑に寂しい気分
carry me there あの日の二人に
ふと何処かで会えそうな気がする
take me there 終わらない気持ちで
いつまでも側にいるの
お互い新しい恋を
見つけた今になっても
こんな風に懐かしくなるね
time goes by and by
寒い夜本当に
ずっとずっとずっとずっと
……一緒にいたね……
夢のよう
carry me there あの日の二人に
君は何を見つめているのだろう
take me there 失くした気持ちが
綺麗に見えたりするね
carry me there あの日の二人に
ふと何処かで会えそうな気がする
take me there 終わらない気持ちで
いつまでも側にいるの
5.トキメキ
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
どっか連れて行ってよ ちょっと退屈なのよ
ずっと忙しいの分かるけど
なんかこの頃 同じ喧嘩 おんなじ会話ばっか
続けているね いつからかな
新しいお店チェックして驚かせたいと
プラン立ててくれた
あの頃はまだお互いに
カッコ付けすぎて疲れてたけど
恋した頃のトキメキを思い出そうよ
今日だけでもいいの
キスのタイミングを少し外して
もう一度やってみよう
電話しても 上の空で曖昧な相づち
いい加減に聞き飽きた
こんな風に 当たり前の二人になるのだって
悪くはないと思うけれど
大切な気持ち 本当は持ってくれてると
分かってるのよ
ただ少し気晴らしが欲しい
慣れて来た恋を新しくして
出会った頃のトキメキが遠くなっても
まだ二人は一緒
たまに泣かされもするけど
それでも貴方が好きだから
恋した頃のトキメキを思い出そうよ
今日だけでもいいの
照れた横顔をもう一度見せたい
貴方が好きだから
6.愛してる
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
初めて知る気持ちをひとつ
爪先でもてあそぶ昼下がり
貴方のころを想いすぎて
少し心が乱れてる
草の上に腰を下ろして
眠たさに二人身体委ねたら
遠回りで探し続けた
愛はいつもここにある
恋人に愛を語るなら
懐かしい素肌の匂いに包まれた
夏の日射しの中
愛してる
二人きり風のまにまに
二人だけ何処かに行こうかな
置いてきた優しさに会えるかな
貴方だけを 愛してる
夢のように花びらが降って
貴方の肩に淡い絵を描けば
この世界はまだ知らないでいた
うつくしさに満ちている
恋人と呼んで呼ばれて
もう一度愛をやりなおす
物憂げな夏の日差しの中
愛してる
唇が呼んでいるようで
切なさの蜜を飲み干して
ゆるやかな螺旋の心になる
愛してる
恋人に愛を語るなら
懐かしい素肌の匂いに包まれた
夏の日射しの中
愛してる
二人きり風をさまよえば
二人だけ何処へ行けるかな
置いてきた優しさに会えるまで
貴方だけを 愛してる
7.日曜日のクレー
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
雨の日曜日は大好き
今日はお日様もお休みで
お天気顔した貴方は憂鬱で
だから今日こそは貴方が
どんな文句言ってもいいから
私の大好きなクレーを見に行く
悪戯で書いた似顔絵で貴方をとても怒らせた
不名誉な口げんか挽回したいから
いっそ24色の色鉛筆買って綺麗に塗りつぶす
私の大好きなクレーを気取って
山吹の公園彷徨う
船乗りのオペラを聴いて
右手に貴方を
左手にひなぎくを抱いて
私はとってもゴキゲンです
嘘のフランス語で囁くクスクス笑いの恋言葉
雨の日はこんな風にぽかぽかしてたいね
だからリッチな画集綺麗に切って貴方の横に並べて
私の大好きな贅沢なミュージアム
8.ほし
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
ちょっと迷ったつもりがなんか長くなったね
垣根の花が咲いた頃電話してみるから
傷ついた時の事だけ覚えているのは
本当はかなり不公平なやり方と知っていた
我が儘勝手な事ばかり願ってた
でも黙って聞いてくれた
ほしは今も空にある
夏の形に透き通る胸そのままをどうしたら
君に伝える事が出来るのかな
いつも空にだけ素直にステキに歌ってた
ほしはみんな知っていた
でも知らない振りしてた
笑うのが好きじゃないなら俯いていいから
しかめっ面な気持ちを喋ってみようかな
悲しいと口に出しても誰も君を責めないと
そろそろ分かって欲しくて ただキスに頼ってた
我が儘勝手をいつでも聞いてくれた
でも黙って笑うだけの
ほしより君は近くいた
ふいに明るく透き通る胸の形をそのままに
伝えたいけど照れくさくて黙ってた
いつも空にだけ素直にステキに歌ってた
君は全部知っていた
そんな振りばかりしてた
夏の形に透き通る胸そのままどうしたら
君に伝える事が出来るのかな
いつも空にだけ素直にステキに歌ってた
ほしはみんな知っていた
でも知らない振りしてた
9.ひかり
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
涙隠した瞳で貴方は何処へ行く
遠ざかる夢の答え探す旅人
抱きしめて届かなくてだけどその胸に
ぬくもりを少しだけ分けてあげたい
ここにわたしはいるから ずっと
振り返らない旅路を貴方が行くのなら
わたしはいつも貴方を追いかける風
どこまでも
冬枯れた街の中に貴方の微笑みが
いつも確かなひかりを届けてくれる
強すぎて分けあえない寂しさにいつか
慰めのひとしづくが届くようにと
ここにわたしはいるから ずっと
振り返らないふたりは彷徨いの果てに
光と風の世界を創り始める
手を取って
10.世界の果て
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
校庭の下からバス停までの
短い坂道だった
夕闇が二人を隠した時に
初めて近付いた頬の
白い冷たさに哀しくなる
恋の痛みも喜びも全て受け止めて
僕等は遠くまで行けると思う
きっと世界は思ってたよりも
遥か広くまで僕等の為に
その明るさで続いてるから
ガラスの向こうに広がっていた
緑の芝生の上
そんなに眩しい日溜まりの中
君が招くから
いつか扉開く勇気が出せたら
ひとりぼっちのこの場所を捨てて
旅立とう
二人で遠くまで行けると思う
君と出会って初めて思った
世界の果てはきっと僕等の為に
広く明るく輝いている
今も遠く
11.Melody
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
波の音が聞こえてるどこかで
夕暮れの街人混みの中から
あれは遠い夏のリズム
セピアの写真に残ったメロディ
言いたいことが言葉になる前に
時間が過ぎるもどかしさに疲れて
せめて好きな歌を一つ
誰かに届く深さで歌っていたい
赤い夕日に染まる燃え尽きた過去から
歌が溢れ出すから誰かに届けたい
私の声で
私だけのメロディ
焼けた肌に白いシャツ羽織って
翼のようにはためいた頃から
愛をどこで失くしたのかと
ふいに訊いてみたい自分に
いつか還れるかな
赤い夕日に染まる胸に溢れてる
止まらない歌がある だからここにいる
遠い貴方へ
メロディ届けたい
私の声で
私だけのメロディ
12.いつもここに
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
二人で見上げた星屑
欠け落ちた空から
ゆらゆら漂う街角
少し寒いから
コートの中で繋いだ指が
汗ばむほどに胸は高鳴る
知ってるくせに知らない振りの
子供じみた恋なのかしら
まだほんとじゃないの?
おやすみこのまま
優しく恋に迷って
同じ想い同じ季節
過ごした筈と信じてるけど
貴方の中に私の知らない
私がいるの
不思議ね
いつもここに
ふたり……
13.恋の奇跡
作詞:梶浦由記
作曲:梶浦由記
夕方のチャイム みんな一人の時間
溜息まじりの足どりで何を見てる
昨日道端で拾った 小さな鍵
誰の胸の扉を開くの……知りたい
恋の奇跡を信じていいよ
ひとつ向こうの知らない街で
僕はきっと君を待っている
振り向いて見付けて
見分けの付かないカレンダーのページに
一人で答えを探し続けていたの
寂しいと思う心が愛をくれる
花火のように音楽が今 始まる
恋の奇跡を信じなくても
見慣れた日々を歩き続けて
僕はきっときみの側にいる
目を閉じて見付けて
恋の奇跡を信じていいよ
空の色から目をそらさずに
僕はきっと君の側にいる
僕がずっと君を見つめてるから
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