八代亜紀全曲集 純情カプチーノ

八代亜紀 八代亜紀全曲集 純情カプチーノ歌詞
1.純情カプチーノ

作詞:岡田冨美子
作曲:徳久広司

待たせてごめんと手をあわせ
あなたはいつでもカプチーノ
あの日のまんまのテーブルに
夢が残ってる

※恋に堕ちていると気づいた
雨にぬれた舗道歩きながら…
だけどなぜか結ばれなかった
純情すぎたあの青春に
ちょっと悔いあり※

右手を差しだし元気か?と
オーダーしたのはカプチーノ
窓辺の枯葉が歌うから
過去が踊りだす

逢わなくなり色々あった
迷いながら生きてきたんだけど…
急に笑顔みたくなったのよ
純情すぎたあの青春に
ちょっと悔いあり

(※くり返し)


2.昭和の歌など聴きながら

作詞:荒木とよひさ
作曲:徳久広司

他人を妬(ねた)まず 羨(うらや)まず
心を豊かに 朗らかに
そんな人生 送れよと
父さんあなたは 云っていた
熊蝉(くまぜみ)しぐれが 終ればまた秋が
今年の彼岸は 帰ります
会いたいね 飲みたいね
昭和の歌など 聴きながら

自分を奢(おご)らず 慎(つつ)ましく
涙は静かに 清らかに
そんな女で 暮せよと
酔うたびあなたは 云っていた
秋桜(コスモス)咲く頃 主人(あのひと)また連れて
ふたりで彼岸は 帰ります
会いたいね もう一度
昭和の歌など 聴きながら

熊蝉(くまぜみ)しぐれが 終ればまた秋が
今年の彼岸は 帰ります
会いたいね 飲みたいね
昭和の歌など 聴きながら


3.おとな同士


4.竜二

作詞:吉岡治
作曲:三木たかし

あいつと冬には 別れてみせる
お酒を飲んで 賭けてたと
竜二…冗談だよね 竜二
窓を氷雨がたたく
冷めたくしても かまわない
あなたがそばにいるだけで眠れるわ
好きだもんァァ好きだもん
好きだもん好きだもん竜二…竜二

捜せばみじめになるだけだから
淋しくたって 部屋にいる
竜二…指輪をくれた 竜二
ガラス玉でもいいの
飾りじゃないわ しあわせは
愛してくれたあの夜を信じてる
棄てないでァァ棄てないで
棄てないで棄てないで 竜二…竜二

きっとふらりと帰る
氷雨が雪に 変っても
ままごとみたい二人して暮らそうね
好きだもんァァ好きだもん
好きだもん好きだもん竜二…竜二


5.カラス

作詞:岡田冨美子
作曲:浜圭介

恋し恋しと羽を噛み
夜明けの晩に啼くカラス
わたしゃ素肌に赤襦袢(あかじゅばん)
ふとんをかぶって枕抱く

※逃げるあんたは夢ん中
両手を延ばしてまぼろし掴む
ここじゃ男は盆暮れに
御神酒飲みほし女を替える※

つらい想いに身を焼いて
あんたの空を飛ぶカラス
冷えた背中を丸めても
過ぎたぬくもり戻りゃせぬ

今夜あんたは誰の家
憎さがあまれば欲しさに変わる
あの日むつんでされっきり
女所帯にゃ酔う酒もない

(※くり返し)


6.雨の慕情

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

心が忘れたあのひとも
膝が重さを覚えてる
長い月日が膝まくら
煙草プカリとふかしてた
憎い 恋しい 憎い 恋しい
めぐりめぐって 今は恋しい
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い

一人で覚えた手料理を
なぜか味見がさせたくて
すきまだらけのテーブルを
皿でうずめている私
きらい 逢いたい きらい 逢いたい
くもり空なら いつも逢いたい
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い

雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い
雨々ふれふれ もっとふれ
私のいい人つれて来い


7.カモメが鳴いて港町


8.春・夏・秋・冬


9.花(ブーケ)束


10.愛を信じたい

作詞:秋元康
作曲:中崎英也

きっとあなたと いつの日か
めぐり逢う気がしてた
振り向いてしまうほど
近い足音

そんな奇跡を 待ちながら
歩いては来たけれど
悲しみにくれるたび
空を見上げていた

人生は捨てたものじゃない
今さら 教えられた
陽(ひ)は沈んでも 陽(ひ)はまた昇る
愛を信じたい

ずっと二人で どこまでも
あてもなく 旅したら
お互いのぬくもりが
いつも やすらぎ

生きてゆくのは 難しい
過ちもあるけれど
無器用な私にも
時はやさしかった

遠まわりも 悪いものじゃない
誰かに 教えましょう
雨の日もある 晴れの日もある
愛があればいい

人生は捨てたものじゃない
今さら 教えられた
陽(ひ)は沈んでも 陽(ひ)はまた昇る
愛を信じたい


11.女の予感

作詞:岡田冨美子
作曲:徳久広司

この世に生まれた不思議
あなたを愛した奇跡
傷ついても忘れてしまえば
生まれ変われる 何度でも…

※change my life
涙をすてて
私もっときれいになるね
change my days
知らない道を
歩いている私が好き※

誰にも言えないことを
沢山かかえ込むより
この世なんて夢うつつだから
桜吹雪になればいい

change my life
涙をすてて
恋の予感胸に秘める
change my days
星空を見る
夜明け前の私が好き

(※くり返し)


12.ほんね

作詞:たかたかし
作曲:杉本真人

遊びという字が服を着て
歩いているよな人だけど
おまえがいなけりゃだめなんて
ツンとくるよなことも言う
帰ろかな それとも別れてしまおうか
お酒のんでも酔えないし
愛想づかしも度重なれば
どこかばかばかしくて 涙もでやしない

尻切れとんぼを絵にかいた
あんたに泣かされつづけても
こどものまんまの無邪気さに
ほれて今日までついてきた
帰ろかな あんたが待ってるあの部屋に
外は秋雨しとしとと
こんな夜にはひとりがつらい
ドジで浮気者でも あんたのそばいい

帰ろかな お店もそろそろ終わりだし
男拾って遊ぶほど
そんな勇気もあたしはないし
ドジで浮気者でも あんたのそばいい
あんたのそばがいい


13.風のブルース

作詞:吉田旺
作曲:杉本眞人

風が吹きぬける ピアスの傷穴(きずあな)を
あなたは霧笛坂(むてきざか) シュルヒュル遠ざかる
すきよすきよすきよ すきよあなた
あゝもどってきてよ
だめよだめよだめよ あなたなしじゃ
……生きてゆけないわ
あなたに咲くため うまれたあたしを
あゝゝ… 忘れて行かないで

夢が散りいそぐ やつれた指先に
あなたは後も見ず シュルヒュル風になる
すきよすきよすきよ すきよあなた
あゝそれでもすきよ
せめてせめてせめて 涙みせて
……抱いてほしかった
あなたにすべてを ゆだねたあたしを
あゝゝ… しないで置き去りに

すきよすきよすきよ すきよあなた
あゝもどってきてよ
だめよだめよだめよ あなたなしじゃ
……生きてゆけないわ
あなたに咲くため うまれたあたしを
あゝゝ… 忘れて行かないで


14.故郷へ…

作詞:池田充男
作曲:野崎真一

流されて 流されて
ひとり傷ついて
浮きぐさのように
いつか馴染んだ 夜の川
帰りたいけど 帰れない
うぶなむかしは 遠すぎる
ああ故郷(ふるさと)へ今日も 汽車が出てゆく

恋をして 恋をして
そして捨てられて
どうにでもなれと
酒におぼれた 夜もある
よわい女に なったのか
過去をふりむく この私
ああ故郷は青い 海のある町

淋しくて 淋しくて
細く身も痩せて
それなのに今日も
うかれ化粧の 紅をひく
他人ばかりの 盛り場で
生きるささえは ただひとつ
ああ故郷へ帰る 夢があるから


15.雪のれん

作詞:松井由利夫
作曲:遠藤実

冷酒でいいのよ コップでいいの
おじさん一杯 飲ませてね
土地の男も 港を捨てる
こんな季節に 女がひとり
ふらり舞いこむ 雪のれん
北国しばれる 浜通り

指でこうして 温めていると
お酒が過去を 連れてくる
気障な台詞ね お笑い草ね
惚れた男の 後追いかけて
情一途の雪のれん
くぐって怪我して泣かされた

窓の硝子を 吹雪が鳴らす
汽笛がちぎれて 沖で泣く
背伸びしたって 見えない明日
濡れた小指は 涙じゃないわ
春をかくした 雪のれん
酔ったら見えそう 夢あかり


16.舟唄

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

お酒はぬるめの 燗がいい
肴はあぶった イカでいい
女は無口な ひとがいい
灯りはぼんやり 灯りゃいい
しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がポロリと こぼれたら
歌いだすのさ 舟唄を

沖の鴎に深酒させてヨ
いとしのあの娘とヨ 朝寝する
ダンチョネ

店には飾りが ないがいい
窓から港が 見えりゃいい
はやりの歌など なくていい
時々霧笛が 鳴ればいい
ほろほろ飲めば ほろほろと
心がすすり 泣いている
あの頃あの娘を 思ったら
歌いだすのさ 舟唄を

ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと
未練が胸に 舞い戻る
夜ふけてさびしく なったなら
歌いだすのさ 舟唄を
ルルル……