暫存

井上陽水 暫存歌詞
1.悲しき恋人

作詞:井上陽水
作曲:パインジュースの缶

はかない はかない 恋をして
ライトビールかなんかを ふりまいていた
つめたい 夜風が それを見て
ああだ こうだ そうだと ただほえている
あなたに あなたに 会う夜は
プールサイドのそばの もっと横にいる
こわれた 気持ちに にあうのは
パインジュースの缶と 水銀の香り

青い海の 光がひかるのに
輝きは風上へ Far Away Far Away
誰も恋人なんかを愛してない

あなたに あなたに サヨナラを言わないで
かなたへ かなたへ 消えてゆく
ただ それだけ

悲しい 悲しい 恋をして
白いラベルのテープを 聞きつづけてた
とめども ない程 目を閉じて
ダンスホールのまわりを かけまわるだけ
あなたに あなたに 会う夜は
ロマンティックな時代の 終りかけた頃
こわれた 気持に にあうのは
赤いレースのドレスと 黒い髪飾り

青い夜の とばりがとんだのに
想い出と想い出は Far Away Far Away
誰も恋人なんかを愛してない

あなたに あなたに サヨナラを言わないで
かなたへ かなたへ 消えてゆく
ただ それだけ


2.恋は自分勝手に

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

君に 騙されてもいい
胸が ひび割れてもいい
HANDY TALKYは警官用
WALKY TALKYは犯人用
恋の危険がそこらいっぱい

恋に 縛られてもいい
強く 愛されたらいい
HANDY TALKYは警官用
WALKY TALKYは犯人用
恋の叫びは自分勝手に

※HANDY TALKYは警官用、
WALKY TALKYは犯人用
HANDY TALKYは警官用、
WALKY TALKYは犯人用※

何を 盗まれてもいい
どこへ 攫われてもいい
HANDY TALKYは警官用
WALKY TALKYは犯人用
恋の叫びは自分勝手に

(※くり返し)


3.甘い予感

作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実

Wow Wow Wow
あなたの耳のむこう
夕陽がきれいね
息をかけたら 消えそう
いまから 私達のハートは
すべりはじめるの 甘い世界

夏がゆく頃に 恋もおわるって
だれがきめた 悲しいこと
私 信じない

あなたの肩に 顔を埋めた
色あせる空が せつなかったの

Wow Wow Wow
ふとつけたの カーラジオ
流れてくるのは ビーチボーイズ
潮がひくように 愛も消えるって
誰が 最初 いいだしたの
私 信じない

いまから 私たちのハートは
すべりはじめるのは 甘い世界へ
私たちのハートは
すべりはじめるの 甘い世界へ


4.胸の振り子

作詞:サトウハチロー
作曲:服部良一

柳につばめは あなたに私
胸の振り子が なるなる
朝から今日も なにも言わずに
二人きりで 空を眺めりゃ
なにかもえて
柳につばめは あなたに私
胸の振り子が なるなる
朝から今日も

煙草のけむりも もつれる思い
胸の振り子が つぶやく
やさしきその名
君のあかるい 笑顔を浮かべ
暗いこの世の つらさ忘れ
煙草のけむりも もつれる思い
胸の振り子が つぶやく
やさしきその名


5.俺の事務所はCAMP

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

俺はテレビでも唄をうたい
たまのクラス会でもうたう
レコーディングでうたう時は
誰も居なくても踊る

俺はプラスティックなのどを使い
胸に冷却器を忍ばせて
夜明けの唄を夜にうたい
幸せでも声をふるわせる

俺の仕事は Sing & Song
俺の事務所は CAMP
電話ひとつさ 400-1920

俺のエレキギターに張るこの弦は
全部、太さを変えてある
特に切れるのが一番目で
切って切れないのが六番目

俺は南でも汗をかかず
北の国では雪にもぐり込み
何か伝えてと望まれても
俺のやりたい事は伝えぬ事

俺の仕事は Sing & Song
俺の事務所は CAMP
電話ひとつさ 400-1920

俺はロマンスでも部屋に運び
手を加えて唄にする
誰も知らないはずのこのロマンスが
いつかヨッパライも口にする

俺の耳が俺に告白をした
音を聞くのはつらい事ですと
俺は驚いて耳に言った
それじゃ耳とは言えないじゃないかと

俺の仕事は Sing & Song
俺の事務所は CAMP
電話ひとつさ 400-1920

俺はマイクでもスタジオでも
ドラムスでもエレキピアノでも
みんな親しくはつきあうけど
いつも一緒に寝る訳じゃない

ずっとこのままが続くけれど
だから求めているものは
たとえ違っても 違わなくても
君とめぐり逢える 夜のその時


6.OVER TIME

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

風切って ハリキって
飛び散って 風邪ひいて
ぬけきったその頃
あとはオーバータイム

佐野京子 宇野洋子
小野良子 矢野優子
ハチが飛ぶ頃
あとはオーバータイム

Mmmm... Mmmm... それオーバータイム

恥じらって 輪になって
戸惑って 重なって
見つかったその頃
あとはオーバータイム

火のように 矢のように
そびえ立つ木のように
傾いたその頃
あとは オーバータイム

Mmmm... Mmmm... それオーバータイム

あのひどい霧の霧だ礼子さん
あのひとりきりのきりだ礼子さん
ただひとつきりのあとは オーバータイム

読み返し 書き返し
振り向いて オミナエシ
たそがれたその頃
あとはオーバータイム

いつまでも楽しゅうて
どこまでも嬉しゅうて
夕暮れたその頃
あとはオーバータイム

Mmmm... Mmmm... それオーバータイム

あのひどい霧の霧だ礼子さん
あのひとりきりのきりだ礼子さん
ただひとつきりのあとは オーバータイム
風切って ハリキって
飛び散って 風邪ひいて
ぬけきったその頃
あとはオーバータイム
佐野京子 宇野洋子
小野良子 矢野優子
ハチが飛ぶ頃
あとはオーバータイム


7.子供への唄

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

生まれたばかりの 目で何を見ているの?
この子はいくつで 幸せになるのだろう?

何よりも小さな 手のひらをにぎりしめ
この子はどこで 幸せになるのだろう?

生まれたばかりの 胸は何を感じた?
この子は誰と 幸せになるのだろう?
この子は誰を 幸せに出来るだろう?


8.今夜、私に

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

学舎にうつむく子供に
あこがれを教えておくれよ
ちょっとだけ

気まぐれにならないくらいに
強がりを言わないくらいに
ちょっとだけ

世界をもっと教えて Ah-風の香る夜に
ひとりの夜に気づかぬように
夢をちょっとだけ

道草をつづける子供に
やすらぎを与えておくれよ
ちょっとだけ

想い出にならないくらいに
微笑がこぼれるくらいに
ちょっとだけ

世界をもっと教えて Ah-胸のさわぐ夜に
眠れるように ゆれあうように
夢をちょっとだけ

悲しみまで教えて Ah-月の沈む朝に
ひとりの夜に 気づかぬように
夢をちょっとだけ

眠れるように ゆれあうように
夢をちょっとだけ
夢をちょっとだけ
今夜、私に


9.ダンスのチャンス

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

ダンス ダンスのチャンスを探している時
踊れるクラブの前に居た

ダンス ダンスのムードを求めている時
ネオンのサインに誘われた

入口には人みしりの黒ひょうが居て
店の人はわざとらしくワインをこぼして

ダンス ダンスのチャンスを探していたので
イスにも座らずながめてた

ダンス ダンスの相手を探している時
水着の女性が前に居た

ダンス ダンスのセンスをちらつかせながら
ガムをかみながら踊ってた

床の上はすべりやすい氷のようで
熱を上げたお客達は互いにぶつかる

ダンス ダンスのチャンスを探していたので
ステキなバンドも現われた

ダンス ダンスのラストはおなじみの曲で
ラインドライブに始まった

ダンス ダンスの最後はあかりも落して
出口のサインをめだたせた

お別れかな また会うかな こういう夜に
サヨナラかな 始まりかな 二人の夜は

ダンス ダンスのチャンスを探していただけ
どうでもいいのさ そんなこと


10.東京ワシントンクラブ

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

東京ワシントンクラブ
ニューヨーク、北京、パリ、チリ
明日、約束だよ
二度とない事だよ

冒険王、少年クラブ
ぼくら、おもしろブック
何も聞いてないの?
いつも、笑ってばかり

月の夜にお願いしてる
気は心で贈り物して

環七、宝塚、羽田
大阪、松山のフェリーボート
何を喋りたいの?
早く出かける準備

バカな事にからまれている
夢の夢にからかわれている

18、20から24
みんなプリティーガール
だけど約束だよ
東京ワシントンクラブ


11.夏願望

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

ララララ ララララ ララララ ララララ ラララ ラララ…

冬の街では襟を立てても
どこからかしら冷たい風がしのんでくる

ぼくは何だか口が凍って
つまらぬ事も 正しい事も 言えないまま

あの夏の光の中で 緑色 芝生の上で
透き通る青空の下で
なつかしい顔ぶれに会える 部屋の外で

ララ ララララ ララ ララララ
ララララ ララララ ララララ ララララ ラララ ラララ…

冬のビルには雪の窓わく
そこから顔を出すのはみんな知らない人

あの夏の光の中で 緑色 芝生の上で
透き通る青空の下で
なつかしい顔ぶれに会える 部屋の外で

冬の間中ずっと聞いてる
またくる夏の始まる音を 耳を澄ませ

ララ ララララ ララ ララララ
ララララ ララララ ララララ ララララ ラララ ラララ…


12.夏星屑

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

夏星屑
輝いてゆれながら
夢つづくまで
空を飾る

今、二人で
潮風につれられて
魚のように
愛をうたう

君のスタイルは
銀色の水着に
甘いロマンスを
ちりばめたような

くちびるから
ささやきが届いたら
この愛を君に聞かせる

月影から
流れおちるメロディー
耳かたむけて
恋をしよう

君はステキだぜ
光とハモるから
どんな幸福に
とじ込めてあげよう

夏星屑
今、ふたりでSmiling
この恋は 夏星屑


13.BACK SIDE

作詞:井上陽水
作曲:井上陽水

悲しいから歌わせて 青空さん
さみしいから踊らせて 青空さん
恐ろしいから ただ夢中にして 青空さん

卑しいから触らせて たそがれさん
いじましいから気取らせて たそがれさん
恥ずかしいから ただ笑いかけて たそがれさん

Baby, 僕はなぜ見捨てられたの?
Baby, 僕はいつ忘れられたの?

恋しいから休ませて 星空さん
激しいから眠らせて 星空さん
狂おしいから ただ一人にして 星空さん

Baby, 僕はなぜ見捨てられたの?
Baby, 僕はいつ忘れられたの?


14.The STANDARD

作詞:奥田民生
作曲:奥田民生・ANDY STURMER

さらば 昨日の口づけよ
もうそれはそれとして 燃えあがる 胸

そばで 囁く恋人の
もうそれはそれとして 盛りあがる 胸

裸のあなたを もっともっと 知らないと

ならば 何をすればいいかと
もうそれはそれとして 湧きあがる 夢

あなたを想うと どれほど 苦しいと
言えるまでの 愛じゃないと ないと

あなたがいないと 死ぬほど 寂しいと
言えるまでの 愛じゃないと ないと ないと