雨の大阪/大阪かたぎ

三門忠司 雨の大阪/大阪かたぎ歌詞
1.雨の大阪

作詞:もず唱平
作曲:市川昭介

どうせ人生 お芝居よ
あんたのことも そのうちの
一幕(ひとまく)やったと 思えばすむわ
北の新地の 女の蛇の目
今夜限りの 相合傘を
雨よどうして 涙に染める

本音いうたら 負けやから
黙って背中 向けたけど
辛抱出来(でき)へん 死ぬほど好きや
いまじゃ帰らぬ 想い出なのか
浜の芝居に 天神祭り
雨よどうして 涙に染める

昔人間 かたぶって
一緒になれる 仲じゃない
ケジメをつけると 悩んだお方
たった二タ月 隠れるように
夫婦(めおと)きどりで 暮らした日々を
雨よどうして 涙に染める


2.大阪かたぎ

作詞:吉田旺
作曲:岡千秋

髪の芯まで 惚れさせといて
あんたなぜなぜ かくれんぼ
時代おくれと 嗤(わら)われようと
一途願かけ 水かけ不動
どうぞ逢わせて あゝおくれやす

つめの先まで 演歌なおんな
それがあんたの 捨て台詞
見かけだおしの 東京の女(ひと)にゃ
負けん負けんわ つくしてみせる
そうやおんなは あゝ真心(こころ)やもん

骨の髄まで どあほな男(やつ)と
他人(ひと)に言われりゃ 腹たつわ
惚れたおひとの ほんとの味は
わかりゃしまへん 世間の人にゃ
あんた待ってる あゝいつまでも