暫存

三波春夫 暫存歌詞
1.ジャン・ナイト・じゃん

作詞:三波春夫
作曲:CHOKKAKU

急ぐな騒ぐなあわてるなパイをつかめば
戦国ロマンの夢が湧く
運賦 天賦 とリーチを賭ける
止めてくれるな正面さん
ズガーンと行かねばならぬのだ
下チャ上チャも 雀仲間 勝負懸けたら
情け無用の狙いうち
君はあげ満素敵じゃないか僕と満願ツモろうよ
ズガーンと幸せ掴もうぞ
闇で役満 待つ心翔んで花見が咲くものか
いつもツカンボ口惜し泣き男 泪を かくして勝負の道を行く
読みの深さはメンタンピンどこでツモるか 三 色を
ズガーンとテンパイ見せようかここが三面待ちどころ行くぜカンチャン
ツモニモ負けずにやり抜いて勝って飲み干すビールがうまい
ズガーンと男は命がけ
闇で役満 待つ心翔んで花見が咲くものか
急ぐな騒ぐなあわてるなパイをつかめば
戦国ロマンの夢が湧く
運賦 天賦 とリーチを賭ける
止めてくれるな正面さんズガーンと行かねばならぬのだ
闇で役満 待つ心翔んで花見が咲くものか
ズガーンと ズガーンと行かねばならぬのだ


2.日本を頼みます

作詞:秋元康
作曲:鈴木キサブロー

(セリフ)「皆さま、日本を頼みます」

春は桜の花が咲き
夏は海辺でひと泳ぎ
秋は枯れ葉を踏みしめて
冬は静かに雪が降る
喜びも悲しみも
いろいろ あったけど
しあわせは また巡る
この国に生まれてよかった
ああ〜
日本を頼みます

春に誰かと知り合って
夏に2人は愛し合い
秋にサヨナラ告げられて
冬に1人で思い出す
出逢いとか別れとか
いろいろ あるけれど
しあわせは また巡る
この国に生まれてよかった
ああ〜
日本を頼みます
ああ〜
日本を頼みます


3.しんちゃん音頭 ~オラといっしょにおどろうよ!~

作詞:加藤茂一
作曲:おづたいりく・星野やすひこ

さぁー みんなでおどりまくるぞー
パァ〜ッとおどりましょ ドドンが DON! DON!
パァ〜ッとさわぎましょ ほほいのホイ!

夢を咲かせる お子様は
(あ、オラのこと?)
いつも大きく 生きている
(いやぁ それほどでも…)

えらくなりな 強くなりなよ (なれば?)
あんたにまかせた (ア〜?) ニホンの未来 はぁ〜

パァ〜ッとうたいましょ ドドンが DON! DON!
パァ〜ッとわらいましょ ほほいのホイ!
(しゅっぱつしんこう!ナスのおしんこ)
(ア ソレ! ア ソレ! ア ソレソレソレ!)
(ア ソレ! ア ソレ! ア ソレソレソレ!)
パァ〜ッとうたいましょ ドドンが DON! DON!
パァ〜ッとわらいましょ ほほいのホイ!

いきでいなせな お子様の
(ア〜!エヘ〜)
笑うかどには 福きたる
(ア〜そうともいう)

ここ掘れワンワン ネコにはニャンニャン (じゃ、ウサギは?)
ごほうびザグザク (ア〜?) お茶の子サイサイ はぁ〜

パァ〜ッとうたいましょ ドドンが DON! DON!
パァ〜ッとわらいましょ ほほいのホイ!
(ウーアミーゴ!!イェーイ)
(よっしゃ もうひとおどりするゾー)
パァ〜ッとおどりましょ ドドンが DON! DON!
パァ〜ッとさわぎましょ ほほいのホイ!

めでためでたの お子様は
(ア〜!オ〜 イエ〜イ)
みんみんみんなの にんきもの
(いゃー 照れるなー)
心意気は 天下一だぜ
(オー イェー)
あんたの出番だ お子様音頭はぁ〜

パァ〜ッとおどりましょ ドドンが DON! DON!
パァ〜ッとさわぎましょ ほほいのホイ!
(オラもう 疲れた)


4.明日咲くつぼみに

作詞:永六輔
作曲:久米大作

想い出の ふるさと
想い出の 人々
明日咲くつぼみよ
今日散る花びらよ
想い出の 笑顔よ
想い出の 涙よ
昨日 今日 明日
過去 現在 未来
時は還らず 世は移りゆく
いつか別れの言葉 さようなら
想い出の あの町
想い出の あの人
明日咲くつぼみに
今日の生命を


5.富士山

作詞:新井満
作曲:新井満

桜の花が 咲いている
旅立ちのとき 胸あつく
遥かな空に 虹かける
仰げばそこに 富士の山

逆巻く波が 打ち寄せる
真っ直ぐな道 曲り道
傷つくたびに 泣くたびに
「元気出せよ」と 富士の山

夕焼け雲が 燃えている
ふるさとの山 光る河
父、母、幼友達の
歌が聞こえる 富士の山

白雪しんと 降りしきる
さまざまなこと 思いだす
「よくやったね」と微笑んで
春を夢見る 富士の山

「よくやったね」と微笑んで
春を夢見る 富士の山


6.俵星玄蕃

作詞:北村桃児
作曲:長津義司

槍は錆びても 此の名は錆びぬ
男玄蕃の 心意気
赤穂浪士の かげとなり
尽す誠は 槍一筋に
香る誉れの 元禄桜

姿そば屋に やつしてまでも
忍ぶ杉野よ せつなかろ
今宵名残に 見ておけよ
俵崩の 極意の一と手
これが餞け 男の心

涙をためて振り返る
そば屋の姿を呼びとめて
せめて名前を聞かせろよと
口まで出たがそうじゃない
云わぬが花よ人生は
逢うて別れる運命とか
思い直して俵星
独りしみじみ呑みながら
時を過ごした真夜中に
心隅田の川風を
流れてひびく勇ましさ
一打ち二打ち三流れ
あれは確かに確かにあれは
山鹿流儀の陣太鼓

「時に元禄十五年十二月十四日、
江戸の夜風をふるわせて、響くは山鹿流儀の陣太鼓、
しかも一打ち二打ち三流れ、思わずハッと立ち上がり、
耳を澄ませて太鼓を数え「おう、正しく赤穂浪士の討ち入りじゃ」
助太刀するは此の時ぞ、もしやその中にひるま別れたあのそば屋が
居りあわせぬか、名前はなんと今一度、
逢うて別れが告げたいものと、
けいこ襦袢に身を固めて、段小倉の袴、股立ち高く取り上げし、
白綾たたんで後ろ鉢巻眼のつる如く、なげしにかかるは先祖伝来、
俵弾正鍛えたる九尺の手槍を右の手に、
切戸を開けて一足表に出せば、
天は幽暗地は凱々たる白雪を蹴立てて行手は松阪町…」
「吉良の屋敷に来てみれば、今、討ち入りは真最中、
総大将の内蔵之助。
見つけて駆け寄る俵星が、天下無双のこの槍で、
お助太刀をば致そうぞ、
云われた時に大石は深き御恩はこの通り、厚く御礼を申します。
されども此処は此のままに、
槍を納めて御引上げ下さるならば有り難し、
かかる折りも一人の浪士が雪をけたてて
サク、サク、サク、サク、サク、サクー、
「先生」「おうッ、そば屋か」
いや、いや、いや、いや、襟に書かれた名前こそ、
まことは杉野の十兵次殿、わしが教えたあの極意、
命惜しむな名おこそ惜しめ、立派な働き祈りますぞよ、
さらばさらばと右左。赤穂浪士に邪魔する奴は何人たりとも
通さんぞ、橋のたもとで石突き突いて、槍の玄蕃は仁王立ち…」

打てや響けや 山鹿の太鼓
月も夜空に 冴え渡る
夢と聞きつつ 両国の
橋のたもとで 雪ふみしめた
槍に玄蕃の 涙が光る


7.忠太郎月夜

作詞:門井八郎
作曲:春川一夫

辛い浮世の しがらみ格子
義理が情を 通せんぼ
姿やくざに 姿やくざに やつれていても
瞼はなれぬ 母の顔

「おかみさん- 二十年前番場の宿に置いていかれた、
あんたの伜、忠太郎でござんす。
よっく顔をみてやっておくんなさいまし。え、
それじゃ、覚えがねえとおっしゃるんでござんすかい、
覚えがねえと- - - - - -」

来るじゃなかった 水熊横丁
筑波おろしが 身にしみる
責めちゃなるまい 責めちゃなるまい
おふくろさんを
これが親子の さだめなら

「そうだ今更ら恨んでみたって、どうにもならねえ、
こうやって上と下の瞼を合せりゃ
逢わねえ昔のやさしいおっ母さんの面影が浮かんでくるんだ。
それでいい、逢いたくなったら、逢いたくなったら、
俺ァ瞼を つぶるんだ」

何処へ飛ぼうと 番場のからす
西も東も 風まかせ
浮世旅笠 浮世旅笠
幾山越えて
今日も瞼の 母と行く

「おっ母さん おっ母さん」


8.元禄男の友情 立花左近

作詞:北村桃児
作曲:佐藤川太

忍ぶ姿の 哀れさに
真、武士なら 泣かずに居よか
時は元禄 ゆく春に
咲くも華なら 散るも華
男立花 名は左近

松の並木の 灯がゆれて
今宵泊りは 鳴海の宿か
夢は遥かな 江戸の空
めぐり合わせの 糸車
誰が解くやら つなぐやら

(左近)
「何とこの宿に、立花左近が泊っている? 黙れ!!
吾こそは、まこと九條関白の名代として
江戸は、東叡山寛永寺に献上の品々を宰領して東へ下る、
立花左近じゃ。えゝッ、その曲者(くせもの)のもとへ案内を致せ」

音に名高き東海道
鳴海の宿の日暮れ時
本陣宿の玄関を

足音荒く踏み鳴らし
奥の座敷へ進みゆき
ガラリと開けた大襖(ふすま)
ハッと思わず立花が
目を見張すも無理じゃない
去年三月十四日
松の廊下の刃傷(にんじょう)で
家は断絶身は切腹
無念の涙のみながら
散った浅野の定紋が
荷物の上に掛けてあり
左近と名乗る曲者(くせもの)の
羽織の紋はありゃ確か二つ巴(どもえ)じゃ
おう、この人が内蔵之助
仇を討つ日が近いのか
東下りの行列は
夜討ち道具を運ぶのか
じっと見つめる立花左近
見返す大石内蔵之助
物は言わねど両の目に
滲む涙が万感の
想いとなってほとばしる
武士の辛さも哀れさも
知っていますぞ
男、同志の胸の裡(うち)

(左近)
「あゝ恐れ入りましてござりまする、
お名前をかたりましたる罪はお許し下され。
さて、此の目録はすでに拙者に要のない品、
関白殿下直筆のこの御書状をお持ちになれば、関所、
宿場も無事にお通りなさるゝでござりましょう。
江戸へ下った暁は目指す仇を討ち晴し、
あ、いや、いや、目出度く務を果たされまするよう
お祈り致しておりますぞ」

罪を被(かぶ)って 爽やかな
笑顔残して 去りゆく左近
哭(な)いて見送る 内蔵之助
庭の紅葉の 霜白く
月は明かるく 冴え渡る

時は来にけり十二月
十と四日の雪のよる
勇む四十七人が
目指すは本所吉良屋敷
山道だんだら火事羽織
白き木綿の柚じるし
山と川との合言葉
表門から二十と三人
裏門よりも二十と三人
総大将は内蔵之助
殿の無念と武士の
意地と天下の政道を
正さんものと火と燃えて
打った山鹿の陣太鼓
今は本所の侘住居(わびずまい)
貧乏ぐらしはしていても
心は錦の立花は
遠く聞ゆる太鼓の音に
布団をけって立上り
耳を澄ませて指を折り
あれは確かに山鹿流
広い日本で打つ者は
松浦肥前の御隠居か
千坂兵部か後一人
幡州赤穂の大石じゃ
今宵はたしか十四日
さてこそ殿の命日に
討入りしたか内蔵之助
よくぞやったぞ 嬉しいぞ
膝を叩いてほめながら
哭いた左近の横顔に
雪が降ります ハラハラと
雪が降ります ハラハラと


9.旅笠道中

作詞:藤田まさと
作曲:春川一夫

春は世に出る 草木もあるに
阿呆鴉の 泣き別れ
連れに逸(はぐ)れた 一本刀(がたな)
旅はいつまで つづくやら

人のいのちと 空ゆく雲は
どこで散るやら 果てるやら
まして俺らは お天陽様(てんとさま)を
晴れて拝めぬ 罰(ばち)あたり

泣いて別れて 旅人さんの
足は重かろ さびしかろ
伊那の伊那ぶし 聞きたい時は
捨ててお出でよ 三度笠


10.三波のハンヤ節「西郷隆盛」

作詞:三波春夫
作曲:佐藤川太

ハンヤ エー ハンヤ一節(ひとふし)
借りうけましてよ ヨイヤサ ヨイヤサ
薩摩名物読み上げまする
花は霧島 タバコは国分
燃えて上がるは桜島
波が煌(きら)めく 錦江湾
月も 月も 涙の城山に
忘れちゃならないその人は
姓は西郷 名は隆盛よ
ヨイヤサ ヨイヤサ

ハンヤ エー 生まれながらの
よか青年(にせ)どんじゃて ヨイヤサ ヨイヤサ
人に好かれる 心の広さ
薩摩西郷どんは 世界の偉人
国の為なら 死ぬと言うた
明治維新の 先頭に
立って 立って進んだ 雄々しさよ
錦の御旗は 伊達じゃない
旧(ふる)い日本は 変えなきゃならぬ
ヨイヤサ ヨイヤサ

ハンヤ エー ハンヤぶし聴きゃァ
薩摩が恋しョ ヨイヤサ ヨイヤサ
夢は破れた 征韓論に
還(かえ)るふるさと 唯なつかしや
慕い集まる 四千人
遂に西南戦争は
明治 明治十年秋九月
散らした命は かえらねど
永久(とわ)に生きてる 大南州よ
ヨイヤサ ヨイヤサ


11.鞍馬天狗の歌

作詞:門井八郎
作曲:渡辺岳夫

嵐うずまく 勤王佐幕
理想も夢も 誰のため
無駄に刃を 抜くじゃない
どれほど刀が 切れようとも
切るに切られぬ 人ごころ
ああー 鞍馬天狗の 声がする

菊が栄えて 葵は枯れる
時代の波が 呼んでいる
泣くな杉作 男なら
打て打て夜明けの 獅子太鼓
打てやひびけや 空高く
ああー 鞍馬天狗の つるぎ風

風をつかんで 砂塵をまいて
駆けゆく駒は まっしぐら
あれは疾風か まぼろしか
京洛の空は あかね雲
花の維新の 朝が来る
ああー 鞍馬天狗の 夢がとぶ


12.丼音頭

作詞:丼盛太郎
作曲:小町昭

日本全国 お昼時
(ハイ ラッシャイ)
のれんくぐれば 嬉しいね
ハイ天丼 サァかつ丼
チョイトうな丼 コリャ牛丼
人情カランデ 親子丼
「ハイ イラッシャイ えー一寸おつめを願います。」

フタをあければ 湯気が立つ
(ハイ ラッシャイ)
箸の香りも 嬉しいね
ハイ天丼 サァかつ丼
チョイトうな丼 コリャ牛丼
人情カランデ 親子丼
「えーお待たせしております。
おーい急いでおくれ…!ハイ お待ち遠さま。」

今日は豪華に大盛で
(ハイ ラッシャイ)
御飯ほかほか 嬉しいね
ハイ天丼 サァかつ丼
チョイトうな丼 コリャ牛丼
人情カランデ 親子丼
「三番さん オシンコ大盛だよ。」

勘定払って ごちそうさん
(ハイ まいど)
おなか一杯 嬉しいね
ハイ天丼 サァかつ丼
チョイトうな丼 コリャ牛丼
人情カランデ 親子丼
「毎度ありがとう存じます。」


13.筑波の鴉

作詞:藤間哲郎
作曲:清水ひでお

たかがひとりの 身軽な旅も
故郷(くに)の近くじゃ 気が重い
はぐれついでの 筑波の鴉
寄ろか寄ろか過ぎよか 諸川宿は
生まれ在所へ ひとっ飛び

一宿一飯軒下三尺借りうけましてと、あれから三年経った。
手前勝手と、わかっちゃいるが一目逢いてえ、
逢いてえなア、お袋さんにヨー

なまじやくざに 惚れさせまいと
心ならずも 袖にした
あの娘恋しい 境の渡し
利根の利根の河原に 風立つ頃は
夢にまで見た 夜がある

おちょぼ口のやさしい娘だったお千世坊、
今頃はお歯黒染めて堅気のいいおかみさんになっているかもしれねえ、
フン、俺らァ阿呆鴉だぜ

逢えば逢(お)うたで 不孝がつのる
どうせ俺らは 親泣かせ
莫迦が莫迦なり 思案を決めりゃ
月の月のお山の 男体女体
片手拝みの 眼に痛い


14.赤とんぼ

三波春夫+コーネリアス
作詞:三木露風
作曲:山田耕筰

夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

十五で姐やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿の先