1.情熱のバラ
作詞:湯川れい子
作曲:水森英夫
この胸の 扉 開いたら
血の色の バラが見えるでしょ
じれったい 臆病な人ね
独りじゃ ダンスは踊れない
想い出すだけで
熱くなるのよ
許されない 秘密の
幸せ 幸せだから
会えないぶんだけ
抱きしめてね
目をつむり 耳をふさいでも
お喋りな 夜風が囁く
可哀想ね あんた待ち呆け
独りじゃ ダンスは踊れない
魅力的なほど
敵は多いわ
悔むよりも 大事な
恋人 恋人だから
この愛 誰にも
譲れないの
人生は そうよ 謝肉祭(カーニバル)
傷ついて 夢の花吹雪
思い切り 派手でいいですか
独りじゃ ダンスは踊れない
ベッドに 倒れ込み
むせび泣くけど
サヨナラより 触れたい
くちびる くちびるだから
こぼれる 涙に
キッスしてよね
2.約束
作詞:田久保真見
作曲:田尾将実
誰が見ていても すべて失くしても
胸にすがり 泣きたかった
こころ閉じ込めて そっと見つめあう
時がもどる 窓辺の席で
しあわせなのと たった一言
たずねるあなた…
何も言わないで
何も聞かないで
やっと逢えたの それだけでいい
街はたそがれて 人は急ぎ足
愛がひとつ ゆらめいてる
ふいに触れあった 指をひきよせて
ここで 抱いて欲しいと思う
ごめんねなんて 誰に言ったの
あやまらないで…
あの日の約束
守り続けたと
ずっと あなたに伝えたかった
あなたがいたから
ふたり逢えたから
今の 私になれたのだから
3.命火
作詞:吉岡治
作曲:水森英夫
見えぬチカラで 引きよせられた
あんたという名の 道しるべ
口はおもいが いい人で
胸にすがれば あたたかい
愛することは熱いこと
恋はおんなの 燃える命火
泣いてなんども 苦さを知った
出会いと別れの なみだ坂
うしろ向いたら 負けだよと
叱るあんたの 頼もしさ
炎が灰になろうとも
恋はおんなの 燃える命火
たすき掛けした 命とこころ
あんたと一生 恋まつり
一度かぎりの 人生を
あとを離れず ついてゆく
愛することは生きること
恋はおんなの 燃える命火
4.涙の鎖
作詞:田久保真見
作曲:浜圭介
恋はこわれる
愛は色褪せる
そして想い出は風になる
闇は深くて
朝は遠くて
ひとりの夜は 泣いてばかり
涙 涙つないで
鎖にできるなら
あなた あなたを
縛りたい
ねぇ… どこにも 行かないで
過去は傷あと
明日は蜃気楼
そして約束は夢のまま
腕をからめて
嘘をからめて
あなたの胸で 泣いてばかり
涙 涙つないで
鎖にできるなら
ふたり ふたりを
結びたい
ねぇ… 離れて 行かないで
涙 涙つないで
鎖にできるなら
あなた あなたを
縛りたい
ねぇ… どこにも 行かないで
ねぇ… どこにも 行かないで
5.暗夜航路
作詞:吉岡治
作曲:弦哲也
生きてゆくのが 下手だから
にがさ重ねて 千鳥足
いいのいいのよ あんた……
風がヒュルヒュル 沁みる夜は
錨おろして この胸に
淋しがりやで 惚れたがり
なおらないわね 死ぬまでは
いいのいいのよ あんた……
一夜泊りの 船だって
ともす灯りは 夢灯り
苦労ひろって 港町
やせたおんなの 縄のれん
いいのいいのよ あんた……
つれていってと 云えないで
すがる背中に 霧が降る
6.北の雪虫
作詞:池田充男
作曲:徳久広司
夜が凍(しば)れて 雪にかわれば
しゅるしゅると 胸が哭(な)く
どうせのめない きついお酒が
たまらなく ほしくなる
北へ北へと あの人を追いかけて
いつか はぐれた 煉瓦(れんが)の都
わたし雪虫 ひとりぼっちよ
探して あなた
鞄ひとつで 降りたあの駅
アカシヤが 咲いていた
恋のうす着に 季節ながれて
札幌は 冬模様
北へ北へと たずねびと迷いびと
いくつ数えた なみだの月日
噂ひろって 愛をつないで
泣いてる わたし
肌になじんだ 黒いドレスは
あのひとが 好きな服
窓に行き交う 出船・入船
さいはての ベイホテル
北へ北へと この先はどこへゆく
旅の終りね 淋しさしみる
わたし雪虫 こゝにいるのよ
逢いたい あなた
7.熱い河
作詞:田久保真見
作曲:浜圭介
何故 生まれて来たの
何故 ここにいるの
ああ 答えはひとつ
ただ あなたに 逢うために
熱い熱い河が 流れる
胸の奥の傷あとから
熱い熱い河が 流れる
愛した分だけ
哀しくても
心 凍りついても
それは 赤い河
そう 生まれる前も
そう 死んだあとも
ああ 全てを越えて
もう あなたと 離れない
熱い熱い河が 燃えてる
体中を駆け巡って
熱い熱い河が 燃えてる
あなたに抱かれて
溺れてゆく
心 流されてゆく
それは 深い河
ああ 生まれる前も
ああ 死んだあとも
ああ ふたりを結ぶ
それは 熱い河
8.再会
作詞:田久保真見
作曲:田尾将実
もしも命の 砂時計が
残りわずかと 言われたなら
私もあなたに 逢いたいと
きっと 電話したでしょう
突然の れんらくに
すべり落とした コーヒーカップ
ああ 一時間だけ 逢いたいと言う
あなたの声 静かすぎて悲しくなった
ああ 別れてからも 愛していたと
あなたはそう あなたはずっと知らないで
夢は叶うと 信じられる
何も知らない 青春(こども)だった
あの日のふたりを 想うたび
今も 泣きたくなるわ
いつの日か 再会を
ねがい続けて 暮らしていたの
ああ 一時間だけ 逢いたいと言う
あなたの声 優しすぎて苦しくなった
ああ 別れてからも 愛されてたと
私もそう 私もずっと知らないで
ああ 一時間だけ 逢いたいと言う
あなたの声 優しすぎて苦しくなった
ああ 別れてからも 愛されてたと
私もそう 私もずっと知らないで
9.陽は昇る
作詞:吉岡治
作曲:水森英夫
なんの苦労もないままに
生きてゆけたら いいでしょに
恨んじゃいけない 人の世を
心の憂さを 雨風を
あんた陽は昇る あんた陽は昇る
愛する人がいるから 陽は昇る
春は桜の花の下
冬は小雪の軒の下
季節がどんなに 移ろうと
心の振子は 変わらない
あんた陽は昇る あんた陽は昇る
愛する人がいるから 陽は昇る
この身をまかせて ひとすじに
心の熱さを そのままに
あんた陽は昇る あんた陽は昇る
愛する人がいるから 陽は昇る
10.北の秋桜
作詞:池田充男
作曲:徳久広司
愛を失くした 旅のおんなは 花が咲く駅がすき
迷い子みたいに 遠いめをして 海沿いの町を往く
革の服着た あのひとの影が恋しい
風の中ひとり震えてるわたし
北の秋桜 噂だけでも おしえておくれ
恋がこわれて ひとりぼっちで 淋しさに気がついた
ばかなわたしね ごめんなさいと 泣きながらすがりたい
ここは知床 あのひとの胸が恋しい
最果ての空に名前呼ぶばかり
北の秋桜 おんなごころに どこかが似てる
秋が冬へと 季節かわれば 流氷がくるという
花にじゃれてる 猫よさよなら ゆうぐれのオホーツク
夜のざわめき 札幌の街が恋しい
夢だけをつなぎこの汽車に乗るわ
北の秋桜 枯れてくれるな わたしの花よ
11.人生海峡
作詞:吉岡治
作曲:水森英夫
涙じゃないのよ 雪が舞う
ショールで隠す 泣き笑い
心の駅を 乗り継ぐたびに
やるせないほど 哭く汽笛
人生海峡 おんなの旅は
今日も迷って ZAMBRAKO
さよならばかりに 馴れたよな
鴎がとまる 港町
明日の風は 東か西か
風見鶏なら わかるのに
人生海峡 おんなが一人
どこへ着くやら ZAMBRAKO
男の背中に 耳を当て
連絡船の音を聴く
性懲りもなく 信じて惚れて
夢の小島に 着きたがる
人生海峡 おんなの旅は
今日も荒海 ZAMBARAKO
12.涙のしずく
作詞:岡田冨美子
作曲:浜圭介
まるでこわれた人形みたい
瞳に時間が映らない
崩れた未来の散らかる部屋で
思い出だけが踊ってる
※女は抱かれて鳥になり
男はさよならで鳥になる
愛することが待つことならば
いつまでもまつけど……
窓辺に坐れば青空が
涙のしずくでいっぱいになる※
やさしさなんてあてにならない
眠っているまに消えてゆく
ベッドの中での約束ごとを
信じた私が子供なの
出逢いを飾った運命も
日暮れの街角で鳥になる
あの日のようにすべてが好きと
もういちど言わせて……
あなたの心は変わっても
死ぬまであなたの女でいたい
(※くり返し)
13.夜明け前
作詞:吉岡治
作曲:水森英夫
なんども挫けて あきらめた
苦労に見合った 倖せは
生きるちからを 失くしてた
涙のむこうに見えてきた
指差すあなた 微笑むあなた
あゝあなたが あなたが見える
人生二分咲き 三分咲き
遅れた春でも 花は咲く
夢のつづきが あるのなら
信じて答えをさがすだけ
見つめるあなた 励ますあなた
あゝあなたが あなたが見える
希望という名の 汽車に乗り
ふたりの山坂 越えてゆく
過去もいっしょに 連れてこい
ついでに背負ってやるという
指差すあなた 微笑むあなた
あゝあなたと あなたと生きる
14.北のアカシヤ
作詞:池田充男
作曲:徳久広司
しあわせでしたと あのひとに
伝える間もなく 出てきたの
みぞれ降る朝 カモメ町から
海岸バスで…
ここは アカシヤ香る 北の都よ
ネオンの海よ
馴染んで今年も 春が来る
お酒ものめるし にぎやかに
みんなで居るのが 好きだから
白い服より 夜のドレスが
似合うのかしら…
ここは 南の四条(よじょう) 西の五番よ
私のお城
きれいに女を 咲かせたい
こころも いのちも アカシヤの
せつない女に なりきって
生きてみせます 泣いてはしゃいで
つよがり言って…
ここは 情けが積る 雪の都よ
負けたらだめよ
私を見ている 時計台
15.花のワルツ
作詞:湯川れい子
作曲:チャイコフスキー
風の中で
微笑みながら
ワルツ 踊る
花のいじらしさ
どんな 辛い
試練の 時も
天の恵み
信じて 生きている
ヒラヒラヒラ
蝶々のように
花から 花
夢を 運びたい
私という
蕾 育てた
父よ 母よ
どうぞ 見ていてね
種を抱いた
土のぬくもり
そそぐ 雨と
陽差しを ありがとう
クルクルクル
めぐる 季節
凍る 涙
春は きっと来る
ヒラヒラヒラ
蝶々のように
花から 花
愛を 運びたい
16.朝の国から
作詞:吉岡治
作曲:吉屋潤
風が風で あるように
人間が人間であるように
熱い想い 結び合って
おおソウル コリア アアア
愛は街に 満ちあふれ
風は川に きらめいて
夢はたかく 花開く
おおソウル コリア ウウウ…
世界はひとつ 願いをこめて ウウウ
五輪の旗の下 みな集う
友よあつまれ 朝の国から
モイジャ モイジャ さあ駈けてゆこう
国と国は 隣り同志
痛みわける 家族同志
心開く この街で
おおソウル コリア アアア
燃える太陽 燦々と
いつの日にも 美しく
山よ川よ 君の瞳
おおソウル コリア ウウウ…
世界はひとつ 願いをこめて ウウウ
五輪の旗の下 みな集う
友よあつまれ 朝の国から
モイジャ モイジャ さあ駈けてゆこう
友よあつまれ 朝の国から
モイジャ モイジャ さあ駈けてゆこう
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