Ballad for Woman~女性のためのバラード集~

やしきたかじん Ballad for Woman~女性のためのバラード集~歌詞
1.My memory

作詞:Ryu・日本語詞:及川眠子
作曲:Park Jeong-won

My memory 憶えている すべて
思い出にできないまま 不思議ね
You're for away 離れていても
瞳閉じれば
あなたはいつも そばにいた

また二人 めぐり逢う
奇跡だけを信じていたから

いま誰より あなたを愛している
I want I love you forever
遅くない 二人未来のために

どれだけ 時が過ぎても
私の胸で
あたたはずっと生きていた

背を向けたあのときは
待っていると言えずにいたけど

※いま誰より あなたを愛している
I want I love you forever
これからは 二人未来のために※

(※くり返し)


2.泣いたら負け

作詞:及川眠子
作曲:坂本洋

疲れ果てた気持ちを吐き出すように
つぶやくサヨナラ
女の口から言わせるなんて
あんたらしいやり方だね

人の波によろけながら
まっすぐその瞳を見てる

泣いたら負けと心が叫ぶから
きつくくちびる噛みしめる
ほかに好きな人が出来たことも見抜いていたよ

泣いてすがってあんたが戻るなら
プライドすべて捨てるけど
悲しみに仕返しするみたいに 微笑むだけ

肩肘はり生きてる強い私は 可愛げないから
誰かに心をうばわれたのも
仕方がないと責めるのね

淋しいよと口に出せば
よいけ淋しさがつのる

泣いたら負けとわかっているくせに
想い出がまたこみあげる
憎むほど愛したあんたに もう逢えなくなる

泣いて素直になればよかったよと
悔やんでみても遅いから
最後に優しさで この気持ちを揺らさないで
泣いてすがってあんたが戻るなら
プライドすべて捨てるけど
悲しみに仕返しするみたいに 微笑むだけ


3.もしも夢が叶うならば

作詞:伊藤薫
作曲:川上明彦

みんな笑ってると知っているけれど
焦がれても燃えても遠い人やと

そうよあなたには待つ人がいる
ゆれる灯りが静かに
ともるあの家がある

スミレやもん道の端に咲く
あたしは取り柄もないし
百合の花や赤いバラと
いっしょに暮らせやしないわ

手の平で口を押さえて
好きや好きや何度も告げる
もしも夢が叶うならば
たとえ何を捨ててもええお願い…

言うてかまへんか抱かれたあとは
部屋の片すみ時計の
針を見るのがこわい

酔って酔って無理を言えばまた
あなたを困らせながら
胸の奥で止めているの
ひ弱な涙よ流れるな

※強くなろどうか私よ
辛い恋に負けないような
どんなに長い夜もいつしか
明けて朝がきっと来るわ必ず…※

(※くり返し)

命に代えてもええよ…


4.愛することを学ぶのに

作詞:来生えつこ
作曲:来生たかお

たそがれが 僕を置いていく
あなたは もどかしげに ドアを閉めた
さっきまで寄り添った椅子が
さみしく 夕日だけに 染められてる
笑ったあとに 嘆いたり
ほんのいさかい くり返し

愛することを学ぶのに
どうして こんなに かかるのだろうね
愛することを学ぶのに
どうして いつでも つらいのだろうね

静けさと月あかりの夜
あなたの 長い髪も眠っていた
おだやかな そんな情景も
心に 刻まれてる はずの二人
なのにどこかで すきま風
割り込むなんて 悲しいね

上手に恋をしなくとも
夢だけ 重ねて 過ごしていたいね
器用に恋を語らずに
見つめて わかると 思っているのに

愛することを学ぶのに
どうして こんなに かかるのだろうね
愛することを学ぶのに
どうして こんなに つらいのだろうね


5.あんた '96


6.最後のネクタイ


7.泣いてもいいか

作詞:森雪之丞
作曲:都志見隆

馬鹿な男だから
女がいつも 泣いてくれた
気障に笑いながら
捨てられたのは 俺なのさ

もしもおまえが 今夜急に
別れましょうと 鍵を投げたら

足にすがりついて止めて 何度も詫びて
おまえがいなきゃ死にたいと 泣いてもいいか
だめな男だけどやっと 愛せた女
失うほど 愚かじゃない

馬鹿な男だから
厄介な夢 忘れきれず
街に傷ついては
お前の肌に甘えてる

洒落た店も 飾る嘘も
何も知らない 女だけれど

今日も強い酒に溺れ弱音を吐いて
やさしい膝でだらしなく泣いてもいいか
こんな無様な姿さえ 愛してくれる
女はただ おまえだけさ

足にすがりついて止めて 何度も詫びて
おまえがいなきゃ死にたいと 泣いてもいいか
だめな男だけどやっと 愛せた女
失うほど 愚かじゃない

今日も強い酒に溺れ弱音を吐いて
やさしい膝でだらしなく泣いてもいいか
こんな無様な姿さえ 愛してくれる
女はただ おまえだけさ


8.未練-STILL- '96

作詞:鹿紋太郎
作曲:鹿紋太郎

遅いテレビは 出会った頃に
二人見た映画 そういえば
最後の夜も こんなどしゃ降り
涙 雨が隠してた
ひとつ季節が 変わるたび
思い出色の風 しみるのよ
あなたと歩いた 毎日が
巡るの 心を 痛いほど

泣いて 泣いて シーツ握りしめて
忘れられる恋なら いいけれど
酔って 酔って 酔いつぶれても
あなたの名前 呼んでいる

男は星の数ほどいると
みんな 慰めてくれたけど
一枚きりの 一緒の写真
破る勇気さえなくて
誰かとお酒 飲むときも
知らないうちに 較べているわ
グラスを持つ その仕草さえ
あなたと 違うと 許せない

抱いて 抱いて お願いもう一度
あなた以外の 誰も愛せない
言って 言って 戻って来いと
飛んでゆきたい 今すぐに

泣いて 泣いて シーツ握りしめて
忘れられる恋なら いいけれど
酔って 酔って 酔いつぶれても
あなたの名前 呼んでいる


9.待っているから


10.エゴイズム

作詞:及川眠子
作曲:坂本洋

おまえの背中
抱きしめている同じ腕で
ほかの誰かのことを
抱く日もあるだろう

あの空のように
気持ちは迷い 流れてゆく
幸せにするなんて
約束できない

いつだって男は気まぐれで
新しい花に惹かれるけど
心ごと 疲れ果てた夜は
ここに戻りたい

おまえのそばが Woo…
いちばんあたたかいから

優しいだけの
男がいいと思うのなら
俺を選ぶことさえ間違っているよ

永遠を誓ったくちびるは
また下手な嘘をかさねてゆく
裏切りは いつも体だけと
限らないけれど

弱いところを Woo…
見せるのはおまえひとり

傷つかないですむ
愛なんてどこにもない
たとえそれが
男のエゴと知っていても

いつだって女は意地悪で
気付かないふりをしてくれるよ
だからそう 疲れ果てた夜は
ここに戻りたい

おまえのそばが Woo…
いちばんあたたかいから


11.この椅子で


12.やっぱ好きやねん '96


13.夢見る男のために


14.大阪恋物語 '96


15.心はいつも

作詞:及川眠子
作曲:やしきたかじん

傷つけあうために
人は出逢うわけじゃない
運命に選ばれ
ひとつの時を 分けあういま

歩いてきた人生(みち)は
ふたり違っているけど
幸せになりたいと
願う気持ちは 同じだから

数えきれない星の光が
静かに生まれ そして消えてゆく

心はいつも 見えないけど
心はいつも もどかしいけど
伝えあうその瞬間(とき)から
すべてが始まる

何かを変えること
それが愛だと思うよ
意味のない命は
きっとどこにもないのだから

胸の水面をそっと揺らして
優しさがいま 模様をえがく

心はいつも 儚いけど
心はいつも あやふやだけど
微笑みと出逢えた奇跡を
信じてみたくて

心はいつも 見えないけど
心はいつも もどかしいけど
伝えあうその瞬間(とき)から
すべてが始まる


16.さよならが言えるまで

作詞:及川眠子
作曲:坂本洋

ふたりの影を 映す映画に
黄昏のささやきが 降りてくるよ
叶わなかった 未来(ゆめ)をはこんで
この恋も 思い出という海へ
流れてゆくのね

幸せだったことを伝えたいけれど
くちびるがふるえる
もう少しだけ そばにいてほしい
あなたの瞳のなかで

せめて微笑(わら)いながら
さよならが言えるまで

帰りを急ぐ 子供の声が
背中越し 通り過ぎるたびに
陽射しが傾く

風の向こうに見えるあの街もすぐに
灯りがともるでしょう
悔やんでないよ ふたり永遠を
誓ったあの日のように

あなた好きなままで
さよならができるから

幸せだった私 もう二度と恋が
できなくなるくらい
ねぇ少しだけ そばにいてほしい
最後のわがまま聞いて

せめて微笑いながら
さよならが言えるまで

あふれるこの涙を
闇がつつむまで


17.東京

作詞:及川眠子
作曲:川上明彦

あんたとなら
いつ死んでもかまわへん
忘れないで
そんな女いたことを

見上げた空さえも
冷たい色やけど
あたしが本気で惚れたひと
そう生まれた街やから

いとしさも 憎しみも
すべてすべて ぎゅっと抱きしめ
祈るように 今日も灯が
ともる東京

夢だけ見て
生きてるようなあんたやった
いつかあたし
待つことにも慣れてたよ

くすんだ風のなか
肩よせ暮らしたね
誰にも似てへんひとやけど
本物の愛をくれた

悲しくて 悔しくて
泣いて泣いてばかりいたけど
かけがえのないひとに
逢えた東京

痛いほど好きなのに
なんでなんで 別れたんやろ
いまもまだ 胸の奥
揺れる東京

悲しくて 悔しくて
泣いて泣いてばかりいたけど
かけがえのないひとに
逢えた東京


18.待ってあげて

作詞:及川眠子
作曲:来生たかお

待ってあげて あの人が愛するのは
いつだってあなただけ ひとりだけよ
だからすぐに帰ってくるわ
何んでもない そんな顔して

たまには心に魔がさすこともあるの
許してあげてね 裏切りと呼ばず

楽しかった だけど最初から
わかってたの 私なんてただの遊び
どんなときも男の人は
安らぐ場所 捨てられない
そう思う

憎まないで 悪いのは私だから
あの人は本当に優しい人
雨に濡られ泣いてた女
見捨てられず つきあっただけ

あなたを苦しめてるのも気付いてたの
それでも想いは止められなかった

嬉しかった こんな私でも
まだ本気で愛することできるなんて
ごめんなさい ほんの少しだけ
柄にもなく夢見ただけ
あなたの代わりにはなれない


19.ICHIZU '96


20.順子

作詞:鹿紋太郎
作曲:鹿紋太郎

不思議だね 今こうして 君を抱き締めてるなんて
いくつもの偶然が 二人引き合わせた
初めから感じてたよ 遊びですむ恋じゃないと
言葉さえもどかしいほどに わかり合えた

遠く離れていても心 堅く結ばれていたよね
逢えない夜も 夢の中を 訪れて ひとつになれる

もう順子 離さないよずっと
一緒ならどんな道でも きっと歩いてゆける
だから順子 いつもそばにいて
海のような 瞳で 僕を見つめてておくれ

何ひとつ欲しくはない 君とめぐり逢えただけで
とこしえの安らぎに 僕は包まれてる
ありふれた 科白(セリフ)などで 言い尽くせはしないけれど
確かだね運命は 誰も逆らえない

信じ合えたら たとえ明日が見えなくても 怖くないさ
闇の中でさえ 魂 が 僕らをつないでいるから

さあ順子 小さな船いま
二人漕ぎ出してゆくのさ 星の地図を頼りに
そうさ順子 長い旅だけど
君を守ってみせる 一番大事な君を

もう順子 離さないよずっと
一緒ならどんな道でも きっと歩いてゆける
だから順子 いつもそばにいて
海のような 瞳で 僕を見つめてておくれ


21.天国はまだ待ってくれる


22.最初から今まで

作詞:Ryu・日本語詞:及川眠子
作曲:Seok Jun・Hae Jun You

優しかった日々に 戻れないのなら
私の愛を返して
あなたにまた逢える 信じる気持ちも
思い出にもう変えるから

いとしさだけ残して 遠く旅立ったあなたは
微笑もうとする私 いつも泣かせるだけ
忘れようとするほど あなたは忘れさせないのね
悲しみよりも強く 私 抱いたまま

あの日そっとふれた ぬくもりさえも
心まであたたかい

思いどおりにならない愛は 運命と呼ばれて
いたずらに今わたしの 何をためしてるの
忘れようとするほど あなたに逢いたくなっている
たとえ時がすぎても想いつのるだけ

ただ一人 愛しぬくことが
こんなにもつらいなんて

いとしさだけ残して 遠く旅立ったあなたは
微笑もうとする私 いつも泣かせるだけ
忘れようとするほど あなたは忘れさせないのね
悲しみよりも強く 私 抱いたまま


23.思い出よりこの瞬間


24.Too far away


25.黄昏のベンチ


26.なめとんか '96


27.生まれる前から好きやった

作詞:河島英五
作曲:河島英五

生まれる前から好きやったと
アンタに云うたね
そしたらアンタは 抱き寄せて
「わかってる」とうなづいた
その場かぎりの夢ばかり
見続けて来たから
幸せ過ぎるほどに
明日がこわかった
生まれる前から好きやった
気付くのが遅かっただけ

情ない女になったんや
回り道してる間に
愛される値打ちも もうないよ
悲しいけど出てゆくわ
もっと早くアンタに
逢えたら 良かったのに
もいちどきつく 抱きしめて
背中ちぎれるほど
けれどなんで女にだけ
回り道許されないの

生まれる前から分かってた
みんな終りになるんや

幸せ過ぎて哀しくて
涙が止まらないよ
生まれる前から好きやった
それはアンタだけ
生まれる前から好きやった
それはアンタだけ


28.たった独りのアンコール

作詞:伊藤薫
作曲:伊藤薫

暗い 客席の隅で
壁際にもたれたまま
舞台の上のあんたを見てる
一人こうしてライトをいくつも浴びて
スーツがよく似合ってる
今日のあんたとっても綺麗
逢えて良かった

ああ おかしいね
ああ 人生は
ああ あの日の哀しみに感謝しなきゃ

そろそろ行かなけりゃ
あの人が心配するから
たった独りのアンコールを
胸に抱いたまま…

ひとつ傘に寄り添って
互いに肩を濡らして
それでも二人良く笑ったね
遠いあの頃 日増しに荒れるあんたを
もしも救えるものなら 本気で死ねる
そう信じてたそんな若い日

もう やめましょう
もう 消えましょう
ああ レコードの時代が終わるように
ああ おかしいね
ああ 人生は
ああ あの日の哀しみに感謝しなきゃ

そろそろ行かなけりゃ
あの人が心配するから
たった独りのアンコールを
胸に抱いたまま…