青いこいのぼりと白いカーネーション

うつみ宮土理 青いこいのぼりと白いカーネーション歌詞
1.青いこいのぼりと白いカーネーション

作詞:加藤登紀子
作曲:加藤登紀子

五月の空は輝いてる
その空の下 僕は走ってる
未来へと 時は動いてる
何も考えず ここにいるだけで

海のむこうに 消えたあの時
おやじの残した古い時計は
僕の腕で 時を刻んでる
今もまだ 生きてるように

二人分 三人分 僕は生きてる
だって みんな 僕の胸の中に生きているから

大空を走れ 大空を泳げ
青い青いこいのぼり

夕暮れの空はなんて美しい
雲のむこうから声が聞こえる
おかえりなさい 元気だったの
あの日のままの母さんの声が

あなたは私の夢のすべてなの
だからほかには何もいらないの
しあわせそうに 言ったあなたの
花のような笑顔が見える

二人分 三人分 僕は生きてる
だって みんな 僕の胸の中に生きているから

大空に咲いて 大空に輝け
白い白いカーネーション

「僕のお父さんはもうここにはいない。
お母さんも もうここにはいない。
でも お父さんの時計は 僕の腕で今も動いている。
お母さんは 僕の胸の中で今も笑っている。
だから 僕はもう振り向かない。
僕はもう泣くのをやめたんだ。
僕が泣けば、胸の中のお母さんも泣いてしまうから。
僕が立ち止まれば、お父さんがきっと悲しむから。」

二人分 三人分 僕は生きてる
だって みんな 僕の胸の中に生きているから

大空を走れ 大空を泳げ
青い青いこいのぼり

大空に咲いて 大空に輝け
白い 白い カーネーション

大空に咲いて 大空に輝け
どこまでも 続く 明日へ